定着率が高い会社の共通点〜求人広告ディレクターと心理学独学生の目線より〜

こんばんは、
オンライン会議がある時は、
いつもより化粧が濃い心理学独学生のばらみです。

間も無く社会人歴10年を迎えますが、
約7年間は、求人広告の制作ディレクター・ライターをしております。
これまで取材をした企業は約500社。
件数で言うと1000件以上の求人広告を作っています。
つまり、けっこう色んな企業を見てきたわけです。

求人広告と聞くと、タウンワークやハローワークの求人を
イメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際は、企業HPもつくれるんじゃないかというくらい
がっつり入り込んだ取材をしてつくっています。

本日は、たくさんの企業を取材してきた中で、
「定着率が高い会社にある共通点」を、
心理学独学生の目線も交えながら語っていきたいと思います。

<目次>
■転職理由は本当に「給与が不満」だから?
■定着率が高い会社は、○○が○○する。
■人間は、わからないことがとっても怖い生き物。

【転職理由は本当に「給与が不満」だから?】
転職理由の上位にくるのが給与への不満。これはどの職種にも当てはまります。そりゃぁそうですよね。同じ仕事をするなら少しでも高いところに行きたいですもん。が、これまで何百人の方に転職理由をお聞きしてきた私からすると、これは正確な真実ではないと思っています。実は転職理由をさらに突っ込んで聞いていくと、その多くが「人間関係」に行き着くのです。

給与が低かったから転職した。

(本当は…)
頑張って働いていたのに評価されていないと感じた。
学歴で判断されていて悔しかった。
上司と仲がいい人の方が評価されていて納得できなかった。

となるわけです。

【定着率が高い会社は、○○が○○する。】
給与が高い求人の方が、制作ディレクターとしては正直やりやすいです。なぜなら応募が集まるからです。しかし給与で勝負ができなかったとしても、他の魅力で勝負し、採用成功できるお客さまはいます。その秘訣の一つが、「職場の雰囲気」です。実際に給与が高くなくても、働いている人がめちゃめちゃ楽しそうにしている姿をこの目で見てきました。私の経験上ですが、定着率が高い会社にはこんな特徴があります。

◎部下が先輩(上司)をいじる or ツッこむ。
◎社員が上司(社長)の前で会社の不満をいう。


共通しているのは、お互いをよく知っていて、信頼関係があるということ。「もうちょっとお給料あげてくれたら嬉しいです〜笑」みたいなことを普通に上司の前で言っちゃうのです。これって、「給与に不満」を感じて転職した方が、言いたくても言えなかったことですよね。

【人間は、わからないことがとっても怖い生き物】
人間は、分からないことが、とても怖い生き物です。なぜなら、歴史を遡ってみれば、分からないことは「死」に繋がっていたからです。見たことのない巨大生物に出会えば、襲われて死に到るかもしれない。常に恐怖と隣り合わせだったわけです。現在は、科学の力でさまざまなことが分かったので、そこまで恐れは感じません。しかし、分からないことが本能的に怖いという遺伝子は受け継がれているのです。それは人に対しても同じです。何を考えているかよく分からない人は、なんだか怖いのです。ぎゃくに相手を知れば知るほど、不思議と愛着が湧いてきます。「私はあなたにとって危険じゃないよ」という意思表示が、安心感に繋がっていくわけです。

◎部下が先輩(上司)をいじる or ツッこむ。
◎社員が上司(社長)の前で会社の不満をいう。


これって、おそらく上司や社長が、積極的に自己開示しているからこそ生まれる状況だと思います。

信頼関係を築く第一歩は、「伝えること」です。
会社なんだから、馴れ合いみたいなのちょっと…という方もいるかも知れません。それも一つだと思います。

でもせっかく長く一緒に過ごすなら、もう少し自分を知ってもらった方が、lきっと自分自身も楽になるはず。その個性を魅力的だと思ってくれる人は必ずいます。

自分の居場所を見つけて、働くことを楽しめる人が少しでも増えますように。そんな思いを持って、今日も仕事してます。

以上。


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