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切迫流産

前回の人工授精について投稿してから1ヵ月。ブログを書く事は久しぶりだと思ったが、不妊治療をしていると1ヵ月はとても長く感じる。

期待せずに過ごそう思っていても、生理予定日が近づくと、いてもたってもいられない。トイレに行く度に出血していないか、心配をする自分。

何かふと思い出したように、2年前くらいに姉から貰った妊娠検査薬のことを思い出した。中国製のもので、ネットで調べると生理予定日から使えるらしい。余りものなので2個だけ.....。生理予定日の翌朝、今日も生理が来ていないことを確認し、仕事へ行く前に尿検査。2~3分かけて陽性反応がでた。

ここで喜ぶはずだが、これまで1年半の不妊治療の中だと、何だか信じられない。何の高揚感も得ることなく、普通に仕事へ向かった。夫へもLINEで報告。

やはり、生理予定日から1週間たってから再度、日本製のもので測ろうと、時が過ぎることを待った。7日待ちきれず、6日後に再度、市販薬で検査をすると、またも陽性。それでも喜びはなく、ようやく次のステップに進めたのではないか...という安堵が大きかった。

生理日から6週間後、生理が来なかったらこの日に診察に来てと言われていたので、11月1日の夜に病院へ。

病院でも尿検査をして、一端「おめでとうございます」と診察室で言われてから、次はエコーで診ますと部屋を移動。

エコーで確認したところ、子宮内の妊娠ではあったが、出血の跡が複数みられ、流産しかかっていると、カーテン越しに言われた。

気が動転しつつ、再度、診察室で話を聞くと「切迫流産」とのこと。その後の話はあまり耳に入っていなかったので、翌日電話で聞き直したが...。

とにかく、自宅安静。

・仕事はデスクワークだが休むこと

・家事掃除はすべて旦那さんに任せること

・スーパーへの買い物も旦那さんへ

・湯船につかる事も負担になるのでなるべくシャワーで済ませること

・1日の立っている時間はせいぜい1時間くらい

・自宅で横になっておいてください.....

これくらい言われたのかな。今まで普通に生活をしていたのに、急に休めと.....。

病院へ行った日は、妊娠の喜びなど一切なく、急な展開にただただ驚き、また涙して自宅に帰った。

とにかく母親に電話し、状況を説明。「旦那さんの負担にもなるし、実家やったら、ご飯も準備しなくて良いし帰っておいで」と言ってくれた。

でも、まずは仕事のこと。

22時を回っていたので、さすがに上司に報告はしなかったが、何をどう伝えたらいいのか分からず、眠るまで夫と相談して、伝える内容を決めた。急なので、まずは会社へ行って報告しようと思っていたが、夫からは、「その1日の行動で後悔するかもしれない」と言われ、妙に納得し、翌日朝、電話で報告。今後のことを上司と相談し、その日1日で、テレワークできるよう、PCを手配してくれた配慮には感謝するしかない。

仕事は、PC一台あれば割と完結する内容なので、コロナ禍でテレワークにしてほしいと思っていたくらいだった。その為、割とすんなり馴染むことができた。

幸い、2日後が祝日だったので、夫に運転をしてもらい実家へ帰れた。

そこからは、トイレとご飯とシャワー以外寝たきりの状態。

何が悪い結果を生むか分からないので、とにかく安静。

寝ながら作業ができるよう、早々にネットでPCスタンドを購入し、今もブログを書いている。意外と便利で助かっている。

診断書には11月末までの自宅安静と記載されているが、妊娠8週の診察で状態が回復していれば、3週間の療養で済むとのこと。

里帰り出産をする病院も決まっているので、次回の診断は地元の総合病院へ行くことにいた。紹介状も準備し、次の診察日は明日の15日。


切迫流産と診断をされて2週間後に次の診察。たった2週間が長い...。

心拍も確認できていないし、自分の行動が流産につながるのではと不安ばかり。そもそも今、お腹に在るものが、生きているのか死んでいるのかも分からない。分からないけど、安静にしていないといけない。

安静にしていれば、流産の確率は1/4に下がるというデータも、ネットでみた。それでも1/4は流産の可能性もある。12週以内の流産原因は染色体異常によるもので、母体の影響ではないと書かれていることが多いが、それでも自分の行動が後の後悔につながるのではないかと不安に思う。

まだ心拍も確認出来ていないが、妊娠後用のアプリを見ながら、こんな風に成長が進んでいてほしいと願っている。でも期待をしすぎるのもよくはない。アプリでは数週が同じ方のコメントが見られるようになっているが、喜びの声が多く、切迫流産と書いてあるものは見受けられない。あまり見ないようにしている。

健康状態で、じっと寝たきりはなかなかにつらい。自由の中の不自由である。でも安静にしていることしか出来ないなら、それを全力で全うするしかない。

妊娠、出産と不安はこれからもたくさんあると思うが、それでも不安は少ないほうが良い。


明日の結果で、せめて生きていることがわかればいいな。






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