各選考の流れについて
こちらでは、少し文学賞の選考について説明をします。
もし興味があれば、ぜひ参加を検討してみてください!
選考の対象となる作品
対象となる作品の条件は2つ
その年に「発表・翻訳された」作品であること
単体で楽しめる作品であること
です。
前者については、発表自体が昨年の海外であっても翻訳が今年、というパターンがあるので海外作品の場合もふくめてこのような条件にしています。
後者については、シリーズ物の途中巻などの場合、初めてシリーズに触れる人には評価が難しいです。そうした意味で、上記のように条件を設定しています。
一次選考
こちらはネットで対象の作品の推薦を募集します。
主にX(旧・Twitter)やHP宛に推薦をいただいています。
過去にいただいた対象作品の推薦内容はすべて掲載しているので、ぜひ一度見てみてください!
二次選考
こちらは選考委員がそれぞれの担当を指名し、選考の上で最終選考に推薦する1冊を決めます。
ある程度までは自分で読みたい作品を選べることと、自分の意思だけで選べる、というのが選考の特徴です。
一方で、読者の推薦をダイレクトに受け取るので、合う合わないのギャップが大きいこともあります。
最終選考
こちらは最終選考に推薦された作品を読み、選考委員同士で議論の上、受賞作品を決定します。
二度の選考を経た分、珠玉の作品ばかりで、読んでいてとても楽しいですが、その反面、選ぶことが大変ですし、さらには自分で選んだ上で他の人と意見を交わすという特徴があります。
それぞれに特徴があり、人によって良し悪しがあると思います。
選考委員の募集の際には、どのフェーズを希望するのか伺うので、もし仮に自分が選考委員をするとしたら、どちらが自分向きかな~なんて、ぜひ一度考えてみてください。
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