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動じない意志

自宅での勤務も定着し、自宅でのリモートグッズも充実してきた。結構多くのビジネスマンが、そろそろこの状況を自分ゴト化して捉え、同時に「長期化する予感」を感じ始めていることでしょう。

弊社でも”明ける兆しのない夜”の状況下で、どれだけ多くのポジティブなアクションができるのか、布石を打てるのかを議論し続けている。着手できる足元の動きは早急に進めつつ、個人的には今まで何となく変えてこなかった「仕組み」、「制度」、「文化」を棚卸して、新しい価値を持った組織を形成すべきタイミングだと考えている。

着手すべき課題設定として、
・新人/中途の教育面(特にOJTまわり)
・営業活動全般(特に新規まわり)
・組織文化づくり
・社内コミュニケーション(タテ/ヨコ/ナナメ)
・勤怠関連(特に健康リスク)
・チームマネジメント
・自社、チームへの帰属意識(ロイヤリティ面)
・インフラ周り(全社への携帯電話やWi-Fiの支給、etc)

など、例をあげれば枚挙にいとまがない。

それぞれにアクションプランを立てて、PDCAを回していくしかないし、その動きをどれだけ回していけるのかは大切だと感じている。

ただ、それよりももっと大切な視点は、改めてこの状況下で、

「自分は何を成し遂げたいのか」

という、”自己との対話”だと考えている。

それはなぜか?

シンプルに、”言い訳がしやすいから”に他ならない。

営業するにしても、メディア運営するにしても、新規事業をするにしても、多く負が露呈した状況下では、言い訳がしやすい環境だし、ラクをしようと思えばいくらでもできる。

この状況化では、

1)死ぬほど厳しい状況に直面し、再起を果たせた人
2)死ぬほど厳しい状況に直面し、再起を果たせなかった人
3)苦しい状況下でできることに尽力し、市場価値を上げた人
4)苦しい状況下でできることを考え、行動できなかった人
5)苦しい状況を言い訳にして、何もしなかった人

に分かれるのではないでしょうか。

良く、昔の上司には「死んだら終わりだから、死なないように勝負するんだよ!」と教わったが、その通りだと思う一方、1と2を経験した人は、それ以外の人たちと雲泥の差が生まれる。

では、自分はどうあるべきなのか?

恐らく、意識が高く、ある程度の役職のあるビジネスマンは3と4に分類され、中間~下位レイヤービジネスマン(新人や転職したての人も含め)は3~5に分類されるであろう。

時間ができたせいか、ネットニュースやSNSに触れる機会が増えてきて、自ずと情報量も増えてくる。そうすると、活発に動いている人材や、この機会をビジネスチャンスとしてとらえて動いている人材がたくさん目につく。でも、1つだけ言いたいのは、彼ら彼女らは、この状況にならなくても、動いているのだ。たまたまこのタイミングだから、”目につきやすく”なっているだけのこと。だから、変に落ち込んだり、焦ったりする必要もないのである。

逆にそのような活動に翻弄されて、変に焦る方がもったいないと思う。地に足がついていないまま、1週間が終わり、不燃焼の毎日を繰り返してしまう。それだけは絶対に避けるべきである。

改めて、この機をポジティブに捉え、

・自身にとっての仕事の意義
・自分の理想の人生の在り方
・3年後、5年後、10年後のセルフイメージ

を、書き出し、言語化してみるのが良いと思う。

もちろん、このタイミングで人生を賭けて成し遂げたいことが見つかるのがベストだと感じている。でも、そんなにすぐに見つかるものでもない。

だから今は、地に足をつけること。

そして、今は自分の未来の解像度を上げて、自分ができることを、考えてみる。そして、少しでも、自分を前に進めてみる。それだけで十分なのである。少なくとも、何もしていないわけではなく、コロナを抑えている。これだけで十分、世界のために生きているのである。


さて、今日はオンライン打ち合わせが多かったので、つらつらと失礼しました。

今週も残り2日、がんばりましょう。

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