ADHDについて

この投稿は こみゅー Advent Calendar 2019 - Adventar19日目の記事です。

こみゅーはフリーランスが主体のオンラインサロンです。

今日はエンジニア界隈でも悩んでいる人が多いADHD -大人の発達障害- について話したいと思います。

ADHD(注意欠陥多動性障害)は不注意、多動性、衝動性の3つの症状がみられる発達障害のひとつで、正式には注意欠如・多動性障害(注意欠陥多動性障害)と言われています。

症状や特徴としては
注意欠陥・多動性障害は不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう・キレやすい)などの3つの代表的な症状を認める発達障害のことで仕事や勉強、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。

なぜ集中できないのか

その原因はノルアドレナリンやドーパミンが不足しているせいだと言われています。ドーパミンというのは正しい受容体にハマらないと集中できません。
ADHDの人は正しい受容体にドーパミンが行き渡らず、どっかにふらーっと行ってしまうんです。だから集中出来ないんです。

大人と子供の違いは?

子供の頃は周りの大人がカバーしていたり不注意によるミスや遅刻は大目に見られても、成人し社会人になったら大目には見てはもらえません。
書類のちょっとした数字が一桁間違っているだけでも大変なことです。
社会人になってからは当然強く注意されることになります。
たるんでるんじゃない?、やる気あるの?など。

ADHDの人達はやる気がないわけではありません。
社会参加へのモチベーションは高いのに空回りしたり、逆効果になってしまった結果、自尊心が傷ついている、つけられている場合が多いです。

普通はね…などと注意され続けると何が普通かわからなくなってしまい、一生懸命やっているのにできない自分に腹が立ち悲しくなって落ち込んでしまいます。

また、一度にたくさんの事を言われると優先順位を上手くつけたりすることが苦手なので混乱しパンクしてしまいます。

話の途中でわかったつもりになって先走ってしまって失敗したりするうちに
二次障害と呼ばれる不安障害や鬱状態などの併存疾患が生じることがあり、自分でもどうしていいのかわからず混乱してネットなどで調べて、ADHDじゃないか?と思い病院に行く人も増えてきています。

このような状態なので、ほとんどの人が病院に行くまでに
自尊心を傷つけられ、自己評価が非常に低くなっているように思います。

自分がADHDじゃないか?と思って相談してくる人はまだいい方です。
そういう知識もなく気分がどんどん落ち込み、うつ状態になったり、
常に緊張して注意していないといけないので、不安が強くなったりして、
憂うつ感や不安感などを訴えて病院に来る場合、本人の訴えは当然気分が落ち込むや不安が強いということばかりにフォーカスされて話をするので、ADHDを見落とされてしまったりします。

ADHDの多動部分があまり目立たなかったり、衝動性が目立つ場合などはちょっとしたことですぐにカッとなったりするので躁うつ病と診断され、躁うつ病の治療を受けている場合も結構あります。

今これを読まれている方で当てはまると思う方がいれば病院や家族、職場に相談してみて下さい。

ADHDは治療薬だけで治る病気ではありません。

周りのサポートが絶対に必要です。

会社が理解してくれず辞める事になったり辞めようと思った方で、これを機にエンジニアやデザイナーになり社会に縛られない働き方を模索しようと思われる方は一度僕にご相談ください。

一緒に模索しながらお手伝いさせて頂きます。





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