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高校サッカーから学ぶ仕事術


今日紹介する本は、私が大好きな高校サッカーについての本です。タイトルの通り、高校サッカーの育成術から、普段の仕事に活かせるポイントを紹介するので、是非高校サッカーに興味がない方にも最後まで読んでいただけるととても嬉しいです!


【興國高校Jリーガー育成メゾット 著:内野智章】

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今日から始まった全国高校サッカー選手権大会で初出場を決めた、大阪府代表の興國高校サッカー部監督の著書です。激戦区大阪を勝ち抜け、史上最強の初出場校とも呼ばれていますね!大阪府予選の決勝も見ましたが、非常にハイレベルなサッカーできっと全国大会でも大いに活躍してくれるでしょう!

と、趣味の高校サッカーについてはこの辺で止めておいて、私がこの本で学んだ2つのエピソードを紹介したいと思います。

ちなみに興國高校サッカー部の創部は2006年。当時の部員は12名。ですが現在の部員が確か200名ほどいたはず。そして今年初めて全国大会に出場するのですが、これまでにプロ選手を何名も輩出。創部からわずか13年でどのようにして強豪校にのし上がったのか...2つ目のエピソードで紹介します。


学び① 飽くなききハングリー精神

興國高校のボクシング部OBにプロボクサーの井岡一翔さんがいます。井岡選手は高校時代、毎朝始業前に学校の周りを走っていたそうです。

高校2年生のインターハイで井岡選手は優勝した次の日の朝、学校の周りを走っていたため、内野監督が「優勝おめでとう。今日も走るの?」と聞くと「当たり前じゃないですか。インターハイ優勝なんてただの通過点ですよ。僕は世界チャンピオンになるんで」と言って走り出したそうです。

高校生にして素晴らしいプロ意識ですよね。やはり一流の選手は早い段階から明確な目標があって、現状に満足したらそこで終わりという気持ちが強く持っているなと感じました。まさに世界で活躍するには〝飽くなきハングリー精神〟が必要だと感じました。


学び②  内野監督流!他校との差別化

内野監督も教師の前は愛媛FCというプロチームの選手でした。その頃はパート社員として「愛媛トヨタ自動車」の工事で働いていたそうですが、ここでの就業で興國高校サッカー部の繁栄に大きなヒントを得たそうです。

それが〝どうやって差別化をするか〟ということです。

トヨタでは他の車メーカーとの競争に勝つため、他社との差別化を意識した社内教育が徹底されており、この考えを興國サッカー部にも活かしました。

例えば、当時では珍しかった練習用の統一ウエアを導入し、プロ選手の様に全員が同じものを着て練習したり、エナメルバックからバックパックに変更、ユニホームも完全別注のデザインなど徹底的に他校との差別化を図り、見た目のかっこよさを求めました。(特に大きな差別化にサッカー戦術に関してもありますが、ここでは深く触れないことにします。)

こうした新しい取り組みが、興國高校サッカー部としてのブランドを立ち上げ、創部から13年でも強豪校にのし上がった秘訣になるのだと気づきました。

例えば、キックの蹴り方にしても、僕が30年前に習ったサッカーの教本に載っていたものの中には、実は正しくないものもあります。日本人とヨーロッパの選手の蹴り方の違いはありますし、日本の常識が海外では非常識だったり、その逆もあります。だから〝貧欲に学び続け、常識を捨ててアップデートしなければいけない〟これは声を大にして言いたいです。p.123


この2つが興國高校サッカー部の内野監督の取り組みから学んだ、私たちが日常の仕事でも活かせるポイントでした。

◯ 仕事の目的や目標に向けて、飽くなきハングリー精神を持つ!

◯ 自分と他人との差別化を図り、唯一無二の自己ブランドをつくりあげる!価値を上げ続ける努力と学び続ける向上心!


全国高校サッカー選手権大会は本日開幕しました。少しでも興味がある方は1試合でも見てみてください!高校生の気持ちのこもった熱いプレーに感動しますよ!もちろん興國高校サッカー部初出場初優勝の期待も込めて応援しています!

またこの記事を最後まで読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。皆様に少しでも新しい気づきや学びが提供できていれば幸いです☺️


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