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法定相続情報一覧図を手に入れろ!【相続登記、自分でやってみた】

相続がぐっと楽になるパスポート的書類「法定相続情報一覧図」。
これをとっておくと、いろんな銀行に口座があったとしても、いろんな保険をかけていたとしても、毎回毎回戸籍謄本を集めては出し、集めては出しとしなくてよくなるらしいです。
なんとたった一枚の書類でフリーパス!
そんな夢の書類を取得するまでの途中経過です。

記事内の手続き等の内容は、記事投稿時点の情報です。
お試しになる際は、それぞれの提出先などに最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。


法定相続情報一覧図ってどうやってとるの?

まずは必要書類をそろえまして、
それから申請書をつくり、
亡くなった人の最後の戸籍があった法務局、または、申請する人(今回は私)が住んでる場所の法務局に申請します。

くわしくはこちらをどうぞ。
とってもわかりやすい、仙台法務局さまの動画です。


法定相続情報一覧図に必要な書類は?


必要な書類は、まずは戸籍類。

1 亡くなった人の、出生から亡くなるまでの戸籍謄本
2 亡くなった人の住民票の除票
3 相続する人(今回は私)の戸籍謄本
4 相続手続きをする人(今回は私)の免許のコピー

と、申請書類。

5 法定相続情報一覧図(ワードとかで自分で作る)
6 申出書(印刷して書き込む)

で、準備完了です。

こちらの、法務局のPDFがわかりやすいのでぜひどうぞ。

法務局トップページ 法定相続情報証明制度の具体的な手続について
STEP1 必要書類の収集
『必ず用意する書類/必要となる場合がある書類 (PDF形式 : 106KB)』
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001331404.pdf


くわしくはこちらの法務局のページに書いてあります。


私が市役所でもらったチラシはこちら。

松山地方法務局の法定相続情報証明制度のチラシ。とってもわかりやすい。


裏面はこちら。必要書類と書き方が書いてあります。
何度も開いたり握りしめたりしてたのでしわくちゃですいません。


とてもわかりやすいので掲載ページをのせたかったのですが、松山法務局のページのどこに置いてあるかわからなかったので、とりあえず写真でどうぞです。

時間がかかる書類は?


「1 亡くなった人の、出生から亡くなるまでの戸籍謄本」
これがもう、とにかく時間がかかりますので、ぜひ一番最初に取りかかるのがおすすめです。

最新の戸籍謄本なら、最後に戸籍があった場所のお役所でサクッととれるのですが、今回必要なのは「出生から亡くなるまでの戸籍謄本」です。

ところで、亡くなった方が、生まれたときにどちらにお住まいだったか、ご存知でしょうか?
それから、引っ越しや結婚や離婚や養子縁組やなんやかんやで、どんなふうに戸籍を移したり、出たり、入ったりしたか、すべてをご存知でしょうか…?

私はまったく知りませんでした。ひとりっ子なのに。
かろうじて、母に離婚歴があったことだけはうっすら知っていたので、そこは驚かなかったのですが。

まさか出生は△△市でそれから□□市に引っ越して、ひいばあちゃんの戸籍に入り、抜け、ばあちゃんの戸籍に入り、また引っ越して今度は〇〇市のじいちゃんの戸籍に入り…。

ここまでの転籍があったとは、知らなかったのです。

実家のある場所の市役所に行き、「法定相続情報一覧図を申請したいので母の戸籍を全部ください」とお願いして、10通ほど出してもらって五千円近くになり一瞬白目になったりしている場合じゃなかったのでした。

その市役所のおねえさんがとても親切で、「これだけでは全部じゃないですよ。戸籍のここを見たらわかるように、△△市と□□市の戸籍謄本も必要ですよ」と教えてくれました。ありがとうおねえさん。

しかし、△△市と□□市はとても遠い。
取りに行くならほぼ旅行。えっもういっそ何泊かしちゃう?近くに温泉あるかしら??と変なテンションになりかけていましたが、今そんな時間はない。

というわけで、急遽「戸籍の郵送取得」にチャレンジすることになりました。


戸籍の郵送取得~窓口のおじさんありがとう~


郵送取得は、それぞれの市役所のHPにある「戸籍の郵送取り寄せについて」のページの申請書に記入して、必要書類をそろえて送ります。
必要書類はこちら。

1 市役所のHPにある戸籍取り寄せの郵送申請書(印刷して書き込む)
2 母と私の関係がわかる戸籍謄本(私の戸籍謄本でよかった)
3 私の免許コピー
4 戸籍謄本の料金分の定額小為替(450円。郵便局で買う)
5 万が一不足だった場合の定額小為替(3000円くらい入れた)
6 切手を貼った返信用封筒(A4サイズにした)
7 万が一不足だった場合の切手を貼らずに同封(500円くらい入れた)

この、余分な小為替を入れたり切手を入れたりするプチテクニック?は、こちらの超・参考になる記事で知りました。
教えてくださりありがとうございます!!
おかげさまで大きな不備なく一発で受け取れました…。大感謝…。


ところで初めての郵送申請、私めちゃくちゃ焦っておりましたので、不備があってはならないと先に電話して聞いたんですね。
そしたら窓口のおじさんが「うん、450円でいいよ。書類もその書き方でだいじょぶよ」ととってもあったか&フランクな口調でしっかり教えてくれまして。
ああ人ってあったかい…と大変感謝した次第です。
窓口のおじさんありがとう!!

もうひとつ、郵送取り寄せしたほかの市役所からは、「亡くなった方が最後の苗字になった書類が必要です」と電話がかかってきて教えてくれました。
で、それは私の手もとにある、父と結婚したときの戸籍謄本でいいとのこと。

これまた郵送か…と白目になっていたところ、「FAXでいいですよー」と!!
「えっほんとですか!!」とスマホに食らいついてしまいました。
そして直後にコンビニに走りFAXを送り、二日後に郵送されてきた戸籍謄本を無事受け取れました。
窓口のおねえさんありがとう!!


で、今どの段階?


今は無事に郵送取得が終わりまして、これですべてのカードがそろったぜ!待ってろよ法務局!とそわそわしているところです。(不安)

市役所のHPでは、「戸籍の郵送取得には一週間から10日はかかる」と書いてあったので、しばらく時間かかっちゃうな…とぼんやりしてて、じつはまだ申請書を記入していなかったので、焦って書こうとしているところです。
郵送取り寄せの封筒をポストに入れてから手もとに届くまで、ぴったり一週間でした。
思ったより早かった!お役所の方々ありがとう!!


次は何する?


申請書の記入がすんだら、必要書類と返信用封筒を握りしめ、お近くの法務局に「相続情報一覧図をくださいな」と突撃します。

ところで、法務局って完全予約制なんですよ。
ご存じでしたか?私は知らなかったです…。

なのであさイチ(8時半)に電話して予約…!と鼻息を荒くしていたところ、「今日はもう空いてないです」と言われ、かっくり。
三日後に無事予約がとれたので、出しに行く予定です。

あとは、

・予約は一組20分と決まっているので、早めに着いておくこと。
・「法定相続情報一覧図の提出」だけなら予約はいらないが、書類のチェック(サラッと見るだけ。正式なチェックは提出後しかできない)をしてほしいなら予約が必要なこと。

このへんを教えてもらいました。

なので、郵送でも窓口提出でもスピード感はあんまり変わらないみたいなのですが、一応軽くでも事前に見てもらうことで、大きな不備は失くせるだろうとのことでした。
窓口のおにいさんありがとう…。

というわけで、いよいよ法務局へ。
一発でとれる人がほとんどいないという法定相続情報一覧図、42歳主婦は何回でとれるのか!?
待て!次回!!(古のオタクです)

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