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マイクロソフトのホロレンズが実現する近未来の仕事術

おはようございます。ドドルあおけんです。

このnoteでは、月〜金日替りテーマでIT系のビジネストレンドなどをできるだけ噛み砕いてご紹介しています。

グローバル・未来の金曜日。今日はメガネのように装着することで拡張現実の世界にトリップできるマイクロソフトの「ホロレンズ」。これによって2002年に公開されたトム・クルーズの「マイノリティ・レポート」の近未来SFの世界が既に現実のものとなっていることがわかる回となっています。

「マイノリティ・リポート」は映画版とドラマの版両を観るべき。その理由とは!?

ホロレンズって何?

それでは早速Wikiから概要を見てみます。

Microsoft HoloLensとはマイクロソフトが開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータである。
近年、各社から発売が相次ぐコンピューターやスマートフォンとの連携を必要とするVRデバイスとは異なり、本体にはCPUやGPU、それにホログラフィック・プロセッサが内蔵されているので単体(スタンドアローン)で機能する。表示装置は透過型で実物の景色に画像を重ね合わせることによって複合現実をもたらす
操作に関してコントローラーなどは無く、音声認識及び使用者の手を利用したハンドジェスチャーによって行い、人差し指を立ててものを摘むような動作のAir Tapと、手をすぼめ蕾が花開くように手を広げるBloomのふたつの基本動作のみで操作ができる。

頭からかぶって音声と指で操作できる拡張現実マシーンです。「ホロレンズ2」というのが最新版で、価格はマイクロソフトのホームページでは42万円くらいで売られています。(在庫切れ中)オキュラスというVRのヘッドセットは6〜7万円くらいなので、5倍以上の価格。高い。

HoloLens_2__仕様と機能を詳しく見る_-_Microsoft_HoloLens_2

どんな使い方ができる?

マイクロソフトは個人向けよりも法人向けに強い会社なので、やっぱりこのホロレンズでもビジネスの現場でどう使うかという視点で活用例が紹介されています。

活用例のひとつは専門家のアドバイスを受けながら現場で作業ができるというもの。この事例では修理が必要な機械の複雑な配線を前にどうしたらよいものか、と困っている作業員が、このホロレンズをかけて、複数いる専門家の中から今対応が可能な人(右側の女性)にサポートを依頼します。
するとその専門家はホロレンズについたカメラを通して状況を把握し、必要な手順をホロレンズを通して現場の作業員に伝えます。

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参考となる基板の情報なども参照しながら、作業員はスムーズに修復作業ができるという流れです。

こうすることで例えばリタイアしたけど知識がある技術者などがパートタイムで収入を得る機会を得れると同時に作業員を雇っている会社もそこまでスキルの高くない従業員でもホロレンズ+専門家の活用で必要な仕事をこなすことができるわけです。

もうひとつの事例は、マニュアルのAR化です。
この事例では新しく雇われた従業員が、機械の組み立て作業を覚えるのにホロレンズを使ったマニュアルを活用します。
作業手順を簡単にホロレンズでマニュアル化できるソフトウェアが付属でついているので、現場のマネージャーでも簡単にARマニュアルが作れる(?)ようです。

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実際作業する現場にたってここに行ってまずはこの部品をとって、それをここに付けて、それから今度はここのネジを回して、というのを順番に教えてくれるので、マニュアルを読んだり、口頭で説明を聞くよりも、わかりやすく、効率的に、さらにトレーナーの人件費をかけずに必要な仕事を覚えることができます。

それ以外にも医療での研修や、劇場での美術・演出シミュレーションなどさまざまなビジネスの場面で活用するシナリオを作っています。

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医療研修用ホログラム

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劇場の演出用ホログラム

実際のデモ映像

昨年、2019年の2月に発売となったホロレンズ2。この最新版のデモの模様がYoutubeに上がっていますので貼っておきます。この女性の方のデモが冒頭6分くらいなので時間あれば実際に動いている感じを見ていただきたいと思います。

以下簡単にどんなデモがされているかを説明しておきます。

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ホログラムに触れようとするとその側面が光ります。この簡単なところからデモははじまります。

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その後、空中に浮いているこのオブジェクトをつかむ、回す、移動する、拡大、縮小するといった操作を手だけで行います。スマホで写真をピンチして大きくしたりするのに感覚は似てます。

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今度はジェスチャーではなく、音を使います。向こうに浮いている画面に、ついてきて(Follow me)、と音声で指示すると画面が寄ってくるデモです。彼女が動き回ると一緒に画面もついていきます。

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こちらは、個別のアプリを使うというシチュエーションのデモ。スタートメニューを手で呼び出して、アプリを起動すると風力発電のシミュレーターが立ち上がります。3つの浮いたツマミを左右に動かすとそのパラメーターの変更によってシミュレーションの動きが変化します。

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今度は浮いたピアノを演奏。

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そして魔法のように、羽ばたく鳥を出現させます。鳥は彼女の回りを飛び回りながらなついている感じに。

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最後に、鳥が見守る中、目線トラッキング機能のデモ。
誰かから来たメールをチェックしているようですが、ホロレンズ2が目線を検知しながらさらに下に読み進めようとすると自動的に画面下のテキストがスクロールされ、手でスクリーンを操作する必要がありません。
さらに音声で返信の内容を書き、送るところまで全く手を使わずに完了できます。

以上がデモの内容となっていましたが、マイノリティ・レポートの世界がホロレンズ上では既に実現されているのがわかりますね。

VRの世界はよりエンタメに近く、ARの世界はよりビジネスに近い、そんな感覚を受けました。このホロレンズ、これからどのように進化していくのか注目です。

ということで、本日のお話は以上です。

明日は、ライフハック・教養の土曜日。先週に引き続き、「13歳からのアート思考」という本から絵画の鑑賞の仕方を学んでみたいと思います。 

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それでは今日もよい一日を。


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