そもそもAIって何?
こんにちは、あおけんです。
DX/AIについての研修コンテンツをnote版に編集して発信しているシリーズ第6回目。
今回はこの研修の大きなテーマである人工知能(AI)についての概要をお伝えしていきます。
このセッションではAIについての全体像をお伝えし、次回以降AIの歴史や現状について、さらに詳しく触れていきたいと思います。
(始めての方はまず無料の第一回のお話を読んでみてください)
今回のセッションを聞いてもらうことで、そもそもAIと何なのかがしっかりわかるようになっていますので、ぜひ最後まで聞いてみてください。
それでは早速はじめましょう。
プログラムと生成AIの違い
1980年代にヒットした「ブレードランナー」という映画で描かれたような人工知能は、その当時ただの空想の産物でしたが、わずか数十年で現実のものとなりつつあります。ちなみに、下の画像はChat GPTの画像生成で「ブレードランナー 女性レプリカント」と打ち込んで生成された画像です。10秒くらいでできました。
まず、AIとは何かをご説明するにあたって、Chat GPTなどの生成AIなどが、テレビゲームを作る時などに使われるこれまでのプログラムと何が違うのかという話からはじめてみたいと思います。
テレビゲームのようなこれまでのプログラムの仕組みでは、開発者が一つ一つの動きを決めて、指示を与えることでプログラムが動きます。
例えば、「上矢印キーを押すとキャラクターが上に動く」というように、具体的な指示がすべての動きに対してプログラムで書かれています。
言い方を変えると、従来のプログラムの仕組みは、決まったインプットに対して、決まったアウトプットが返ってきます。
例えば、クイズゲームでいうと1+1は?と聞くと、2という答えが必ず返ってくるようにプログラムされています。
一方で、生成AIは開発者が細かい指示を全部決めるのではなく、大量のデータを事前に学習することで、AI自体が自分で答えを導き出します。
例えば、「猫について教えて」と聞かれたときに、その質問に合った情報を自分で探して、答えることができる能力を持っています。
ここが生成AIの特徴として面白いところではありますが、その都度AIが考えるので、同じ質問をしても「猫はかわいいペットです」と回答されたり、「猫は肉食動物です」など回答されたり、必ずしも同じ答えが返ってくるわけではありません。
インプットに対してアウトプットに揺れがあるということですね。
そのため、一部の業務利用など厳密な処理については、この答えが揺れることで扱いが難しくなる可能性があることを覚えておいてください。
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