見出し画像

どうする非営利団体の活動資金? 助成金の申請について

2024年3月9日にFRJ2024に参加しました。非営利団体の活動を継続していくために資金調達とそれに付随する様々な知見を新たに得ました。勉強になりました。オンデマンドでの限定チケットは3月19日まで購入可能です。

今ほどクラウドファンディングがメジャーでなかった2016年。私はリハビリテーション養成校の学生支援の一環としてクラウドファンディングを行ったことがあります。当時はノウハウがなかったので、苦労をしましたが無事に目標を達成することができました。

単発のエベントでも、継続的に活動していく上でも、非営利団体の活動はお金の問題を避けて通れません。私たちが実現したいことをするために、お金の課題はどうすればよいのか。そんな思いがファンドレイジングを学ぶきっかけでした。今回はファンドレイジングでできること、准認定ファンドレイザーとして、これから行っていきたいことについてお話していきたいと思います。


ファンドレイジングとは?

ファンドレイジングは、NPOなど非営利団体が活動資金を個人、法人、政府などから調達することを指します。勉強していくうちに気づくのですが、ファンドレイジングは、単にお金を集めるだけでなく、社会的な課題を知らせ、理解し、その解決への参加者を増やすことを通じて社会を改善する手段なのです。そういった意味では、「ファン度レイジング」であるとも言えますね。

准認定ファンドレイザーになる

ファンドレイジングを一から学ぶために、私は日本ファンドレイジング協会の研修を受けて、基礎から学びました。

狭義のファンドレイジングというと、寄付集めになりますが、戦略的なファンドレイジングにおいては、財源だけでなく、事業や組織の在り方も考えていかなければならないというのが大きな学びでした。

そして2018年に、ファンドレイジングの基礎知識と倫理観を身につけたファンドレイザーを認定資格である准認定ファンドレイザーとなりました。

助成金という仕組み

非営利団体の活動資金を得る方法として、最近ではクラウドファンディングがメジャーな手法となってきました。クラウドファンディング以外にも活動資金を得る方法があります。それが助成金です。

助成金には、対象とする地域、解決課題などによってさまざまな種類があります。どのような助成金を申請するかは重要ですね。

助成金を申請する際に良くあるのが、申請者と助成者の認識のずれです。申請する側は「活動をするための資金が欲しい」のですが、助成する側は「事業のための資金を提供したい」のです。このずれをどのように埋めていくかが重要になります。非営利団体の事業や組織から具体的な提案が行えるのが、ファンドレイザーの強みであると思います。

ちなみに私が活動している団体では2019年度に、ファイザーによるファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援より助成を頂きました。

今後の予定

私はコミュニティマネジメントインストラクターとして、コミュニティのマネジメントについて支援する機会が多くありました。伴走支援においても、組織や事業についてのアドバイスを行うのみで、財務に関する提案はあまり行ってきませんでした。

2024年3月9日に開催されたFRJ2024に参加して、コミュニティ活動に財務的な提案が行えたら、非営利団体の活動の幅が広がるのではないかと、強く感じました。

今後の活動計画としては

①私の関心領域である、地域、医療、福祉領域における助成金の一覧が分かりやすいような助成金カレンダーを作成して公開する
②地域、医療、福祉領域における助成金申請のコンサルテーションを行っていく

を進めていこうと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?