衆議院比例代表の各ブロックの選挙結果(過去5回)から、1議席獲得に必要な得票率をまとめる(①北海道ブロック編)

れいわ新選組からの衆議院選挙:立候補予定者をまとめる
https://note.com/matome_reiwa/n/nde770cac1fc9

では、9/5時点での、れいわ新選組:衆議院選挙立候補予定者についてまとめました。

衆議院における比例代表選挙では、47都道府県を11ブロックに分割していますが、ブロックによって定数が異なるため、当選(1議席獲得)に必要な得票率も異なります。

各ブロックごとの状況を、過去5回分算出しましたので紹介します。


1.比例区北海道ブロック

衆議院北海道

図は左から、以下のようになっています。
◆過去5回の衆院選の回次と開催年
 下に行くほど新しくなります。
◆割る数
 ドント方式では、得票数を自然数で割った値を使用します。
◆政党名と各党の得票数、獲得議席と得票率
 [1]の値が実際の得票数であり、[2]以降は、得票数をその数字で割った値になります。
 (補足1)
 全ての政党で5で割った値までを算出して、ここでは
 上位5番目までの数字・・・・・・・・赤
 上位6,7番目の数字・・・・・・・・・オレンジ
 上位8番目の数字(=ボーダー)・・・緑
 上位9番目の数字(=次点)・・・・・青
として色付けしています。
 (補足2)
 ・「民主党」として1まとめにしているものは、
  2014年までは"民主党"、2017年は"立憲民主党"です。
 ・「維新」として1まとめにしているものは、
  2012年は"日本維新の会"、2014年は"維新の党"、2017年以降は"日本維新の会"です。
◆ボーダー当選の値と前後の値
 ドント方式による計算によって、1議席獲得に必要となる「ボーダーライン当選の数値(つまり、最下位でもいいので当選するために必要な票数)」と、その前後(ブービー当選と次点)を示したものです。
◆有効票と1議席ボーダー
 ・「有効票」は、各政党が得た有効票の総数となります。
 ・「ボーダー当選の数値」を「有効票」で割ったものが、「1議席獲得に必要なボーダーライン」となります。

2.比例区北海道ブロックの傾向

衆議院北海道

改めて、投票結果です。
北海道ブロックの当選枠は、11ある比例ブロックでは四国ブロック(6議席)に次いで2番目に少ない、8議席です。
当選枠が少ない場合、1議席獲得に必要なボーダーラインは上がることになり、過去5回の結果では10%前後の得票率が必要であることがわかります。

前回の8議席は
自民党が3、立憲民主党が3、公明党が1、希望の党(現存しない)が1
という結果となりました。
共産党は8位のボーダー(立憲の約71万票を3で割った)23.8万票約8000票届かず、議席を獲得できませんでした。

少なくとも共産党でさえ1議席すら獲得できない(議席獲得は、過去5回で1度だけ)、ハードルの高いブロックです。

なお、れいわ新選組の2019年参議院選挙での北海道内における得票率は、3.85%でした。
上述の通り、最低10%の得票を求められる北海道ブロックにおいては、
れいわ新選組が議席を獲得するのは、2.5倍以上の高い上積みが必要であり、相当ハードが高いと考えるのが自然かと思います

8/16、お盆明けすぐに「もんべつ芳夫」氏の擁立を公表したれいわ新選組。
さて、北海道では、どのような結果となるでしょうか。

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