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がんばらないこと

こんにちは。ヤマトです。
海士町での日々を綴る、あまちょうだよりWeek7です。
自己紹介はこちら↓

福岡の小学校で3年間勤めた後、青年海外協力隊2024年2次隊候補生になる。派遣国はソロモン、職種は小学校教育。海外協力隊派遣を前に、島根県隠岐島の海士町にて、グローカルプログラムに参加中。人生の目標は「いいパパになること」。

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梅雨の時期に入りました。住んでいる家は障子で中と外を分けているので、天気が悪い時は雨戸を閉めなければなりません。でもそうすると、部屋の中が真っ暗。しかもジメジメ。なんとも過ごしにくい季節です。

車から自転車通勤に変わると、天気を意識するようになるなあ。

中間報告会が終了!

特に中間報告会前後で変化があるわけでもなくて、あと1ヶ月やれるところまでやりたいなっていう気持ちは変わりません。ただ、前回の記事でも書いたように、学びと課題についてがはっきりしたな、という感覚です。海士町に来て、ここで得ている経験は海外でも役に立つ。そう思うことばかりな毎日です。

2ヶ月しかない活動期間では、やっぱり大きなことを成し遂げるのはできないと、つくづく感じています。というか、成し遂げる必要はないんじゃないか?とさえ自問自答します。それよりも、これからも誰かが活動を続けていくきっかけを作る。何かの取り組みが継続するような仕組みを作る。その考え方の方が、現実的かつ正しいのでは、とさえ思うことも。どうだろうな、1ヶ月後には考えも変わってるかな?

経験の良し悪し

自己紹介で「小学校教師をやってました」と言うと、「話し方がやっぱり先生ぽいね」とよく言われます。3年間、30人の子ども達相手に喋り続けてき他ので、どうしても声の強弱や、話の間を意識しちゃう。その癖は抜けてない。

小学校で働いていた時、特に慣れてきた3年目は「自分ひとりでなんとかしよう」思考が強かったなあと、海士町に来て振り返るようになりました。学校内に人手が足りない、ひとりで30人を相手にする状況では、自分が頑張らなきゃいけない。そんなふうに思っていたのだと思います。頑張りすぎちゃう若手の先生あるあるかも。

でも、ひとりが頑張りすぎても続かない。それもわかってきました。忙しそうに見える管理職にヘルプを出す。近くの先生に相談に乗ってもらう。教室に入ってもらう。そうやって関わる人を増やすことで、子ども達もよりよく育つ一手を打てるようになる。思えば自分の1年目も、まさにそうやって日々を乗り越えていました。

毎日続く子ども達同士のトラブルに心が揺さぶられ続け、しかも自分でなんとかしようとしてしまう。人生の中でも、本当にきつかった時期の1つです。でも、周りの助けをもらえるようになってからは、なんとかやり切れました。教師としての力量をちょっとずつ身につけるようになってからは、「ひとりでできるかも」なんて思い始めてたのかな。

海士町に来て、教師として働き始めた時の初心を思い出す場面があります。誰かにヘルプを出す、力を借りる、相談に乗ってもらう。これって、今の活動でも大切なことだったんだなあと。

自分のあり方は大切だけど、「自分ひとりでなんとかしよう」なんて思える余裕はない。期間も体力も足りない中で、人からのパワーをもらわなければ何もできない。「早く行きたければひとりで行け。遠くへ行きたければ皆で行け。」海士町での活動は、そんなふうに考えるきっかけをくれました。

改めて、海士町に来て学んでいることが、海外でもきっと役に立つ。そう思ってます。

ここまで。お読みいただきありがとうございます。

◯おまけ

海を照らす満月。
隣の島の知夫村(ちぶむら)へ1日研修。
赤壁が圧巻・・。
この狭い1本道を、懐かしく思える日が来るだろうか。
家から徒歩3分の海。

◯イベント告知
教育委員会の皆さんとイベントを行います!是非。

イベント告知!

読んでいただきありがとうございました!