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MATOI'sCAFE〜あなたの成功体験教えてください〜

MATOI'sCAFEとは、2023年3月からはじめた無料のオンラインルームです。
毎月1回、zoomでひとつのテーマについて、現在はインタビュー形式でお一人おひとりのお話をうかがいながら行っている少人数制の座談会です。
会によりますが、内容を一部抜粋しご紹介致しております。
3月のテーマは
『あなたの成功体験教えてください』
でした。
ただこんな成功しました!というお話ではなく、成功に行きつくまでのプロセスには困難であったり収穫であったりさまざまあると思います。
成功体験を通して感じたことや得たものを共有したくインタビューを行いました。
内容の一部を抜粋してご紹介します。

*ー の後は主催者からのコメントです


ー Aさんの成功体験とは?

Aさん:会社勤めをしていた時のことです。
全国展開をしている会社でサービスレベルを図る覆面調査が行われたことがあって、なんと全国でビリだったんですね。
とても屈辱的な結果に奮起し、トップを目指してチームが結成され
プロジェクトが始まりました。
最初は非協力的なところもあったり、うまくまとめられず
1年目はなかなか思う結果が出なかったんですね。
でも3年目にして条件付きではありますが
見事トップの座を勝ち取ることができたんです。
結果発表の時に1位と聞いて、自分でもびっくりするほど
涙が溢れてきました。
そのとき、どれだけ自分も仲間もがんばってきたのかを感じて、
この体験が今でも自分の励みになっています。
当時は仲間同士もめたりいろいろありましたが
喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、それも思い出のひとつです。

ー 最初は非協力的なところもあったとありましたが、変わる瞬間って何だったと思いますか

Aさん:最初は「どうせ無理だから」「やったってすぐ結果なんて出ない」など否定的な話ばかりだったのですが、ある時から「じゃあこれから会社がどういう風になりたいか」と、理想を語るようになったんです。
できるかどうかは別にして、理想で「こうなったらいいな」「こういう状態にしたい」という風に話す内容が変わったあたりから、表現や表情にも変化が生まれたのを覚えています。
未来の先取りというか、それに伴い仲間の意識も段々と変わっていったように思います。

ー その成功体験を通して自分が成長したなあと思ったのは何でしょう。

周りをみるようになりましたね。横のつながりの大切さ、横のつながりがないと全体は整わないんですよね。
仲間の協力の大切さを改めて感じた経験だったなとつくづく思います。

Cさん:私にとってチームビルディングは課題で、組織に入ったことがなく実体験がないので力不足を感じています。
今日のお話はとても興味深かったです。

Aさん:自分自身も経験した会社は1社ですし、多くの組織を語るには限界はあります。
ただ、他の人の経験も自分の経験になり得るのですよね。
他の組織で起こっている問題や解決に向けて取り組んだことは自分の中で大きな経験でもあり、今にとても生かされていると思っています。

ー 結果以上の収穫はプロセスが生んだ仲間との時間だったのですね。
貴重なお話、ありがとうございました。

ー Yさんの成功体験とは?

Yさん:実は今、成功の前の苦難に直面していまして、、、
自分が組織から独立して起業していますが、お客さん離れがあり原因は自分以外のところにもあってどうしたものかと悩んでいます。

Cさん:その気持ち、よくわかります。
新しいところはどんどんできるし、安いところも増える。
ニーズがあれば、競合はどんどん生まれますよね。
安い、近い、というところに引かれていく人もいれば、この人にお願いしたいと人につく場合もある。
自分もちょっとお客さんが減った時に、自分のエネルギーが落ちているのを感じました。
気持ちは焦るし、いろいろ新しいもの取り入れたりして補おうとしました。
それってつまり視線が外向きになっていたんですよね。
なぜかというと
自分に自信がなかったり、自分を信じてなかったからなんですね。
自信がないから外側をなんとかしようと思っていたんです。
でも、それに気づき人と比べて人から奪うのではなく自分は人に与えていたのかと内省するようになったら気が楽になったんですよ。
そうしたら不思議とお客さんが増えはじめましたよ。

Yさん:ご自身の内側を変えたらお客さんが増えたというのは何か行動もあったのでしょうか

Cさん:何かしたというより、意識を変えると本当に変わるんです。
何かを取り入れるのではなく、今来てくださっている方に今一度丁寧に心から接するというのを一番にしたんですね。
あとは喜んでいただけることを考えました。その人がどうしたら喜んでくれるか。小さなことでいいんです、意識を持つようになりましたね。

Yさん:自分一人でやっているとなかなか人に話す場がなくて、今日のこの場がとても安心できる場で参加できて良かったです。

ー 理想は潰し合いではなく、高めあいですよね。互いに同じ業種で地域を活性化できたら何よりだと思います。
何かいわれてやめていく人よりも、大切なのは選んでくださっているお客さまですね。
残ってくださっているお客さまに丁寧なサービスを続けていれば、もしかしたら離れていった方も戻ってくるかもしれないですし、目線をどこに向けるかですね。
自分との向き合い方が変わるとお客様への響き方も変わると思います

Yさん:自分との向き合い方を変えてくれるきっかけづくりの場なので、こういうことって誰にでもしゃべれるかってやっぱり喋りづらいことであったりするから、今こうしてここで喋れることで心が軽やかになりました
明日から気持ちを軽やかにしてがんばろうって思える。
こういう場って本当に大切で、みなさん志が高いので聴いているだけで自分のエネルギーになります。

ー そういっていただけるのが一番嬉しいです。まさにそういう場を作りたかったので!ありがとうございました。

ー Cさんの成功体験とは?

Cさん:元々は今の仕事をしたくてしたわけではなく、家庭の事情から自宅でできるという理由で選んだ仕事だったんですね。
それから大きなチャンスが巡ってきて、できるかできないかは考えず「やります!」と答えたんですよ。
今だったらその勇気があるかどうかわかりませんが、その時の決断のおかげで今があるんですよね。
成功体験というか、その決断をした私を褒めてあげたいと思っています。

同時に、あの頃の情熱と必死さが今の自分にあるのかと感じています。
必死だったらテレビもみないでとにかくどうしたらうまくいくか考えていると思うんですよね。
今の自分はあの頃の情熱や必死さを忘れていると感じるんです。
それは過去の栄光にこだわっているからで、今をみていないんですよね。
過去に引きずられている自分に最近気がつきました。
数々の失敗が自分ダメと思い込ませていました。
なのでここからまた自分に自信をつけていくために、人も自分もみんなハッピーになるようにがんばっていこうと思います。

ー すごいですね。自分の内省から次の決断までのスピードと行動力に驚きます。
情熱と必死さって、現代において不要の長物のように扱われている感じがします。でも無気力は熱量のなさからくると思うんですよね。やる前からあきらめている。
情熱ってどこから生まれるんでしょうね。ちょっとそのテーマで話したくなりました。ありがとうございました。

ー 座談会を終えて

成功とは何であるのか。
捉え方は人によって異なり何が正解かは重要ではなく、自分の中で成功体験するいう事実が自分を強くしてくれるものだと思っています。
また成功に辿り着くプロセスも、苦労して苦労してたどり着いたのか、思ったより簡単にたどり着いたのかさまざまで、どちらが正解でもないと思います。
ただ、困難の上でたどり着いた成功には強い熱量が加わっているのは確かでしょう。
だとしたらその熱量はさらに別のものを生みだす力にもなるのではないか。
燃え尽き症候群というのもありますが、、、
いずれにせよ、熱のないところには無が存在する。

人の成功体験を聴くとき、誰かの成功を自分の成功に置き換えることはできない。
そうではなく、プロセスを通して何を得たのか、気づきを共有するとき自分にとって価値が生まれる。
成功は次の挑戦のはじまりでもある。


いかがでしたでしょうか?
座談会は1時間でありながらとても有益なお話を伺えていると感じています。
このまとめ記事は抜粋ではありますが、誰かの何かの気づきになれば主催者として光栄です。


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