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映画備忘録vol.7 『疲れた頭をゆるくする』

これは映画のタイトルじゃなくて、備忘録のタイトルです!

どれも大好きな映画。日々に追われてる時、観たくなる。大切なことを教えてくれる。固まってる頭がほぐれてくる、そんな映画の話。
(少なくとも私にとっては)

『キツツキと雨』
何より好きなのは ”間” 
セリフの間、つなぎの間。
そしてだいぶん失礼なことの連続なのに受け入れていく。
むしろ、引き込まれていく。
だからこっちもついつい引き込まれていく。
仲間にちょっと自慢するところとか可愛くてたまらない。
ふと転がり込んできたちょっとした非日常に
生活も心もトキメキを思い出す。
どうでもいい、と投げやりになっていることに
真剣に耳を傾ける人。
すると、どうでもいい、と思っていた人も、
もしかしてどうでも良くない?とか思ったりして。
そんなちょっとしたことの積み重ねが、
実は人の人生観を変えたりする。
ほっこりした映画の中で
人が少しずつ成長していく。
気づくとこちらまで見守りたくなる。
一体化する。
いいものってきっとそうやって生まれていくんだろうな。
そう感じたとても好きな映画。

『short cut』
とにかく役者の力なんだろうな。
それに尽きるけど、どうしようもなくおもしろい。
シンプルであればあるほど、クオリティの高さが求められる。
人と人の相性というのは不思議なもの。
セリフのツッコミがセリフなのかアドリブなのか
わからないところが好き。
いつも当たり前にあるものが、ちょっと違う環境になった時
ふと新鮮さを感じる。
山が好きな私にはたまらない。
大切なものを教えてくれるとにかく面白くて心温まる映画。

『日日是好日』
これはやはりなんと言っても、お茶をたてる時の音。
お湯を注ぐ音、柄杓を釜に置く音、茶筅の音、飲み切る時の音。
どれも心地よい。
静寂の中にそんな音たちが響き渡る。
それにしても樹木希林さんの演技はどうしてこうも温かいのか。
すべてわかって守ってくれてるような懐の深さを感じる。
"重たいものは軽々と、軽いものは重々しく"
お茶の世界はひとつひとつが丁寧で、いかに毎日を雑に過ごしているかを感じさせられる。
"頭で考えない"
間。やはりこの映画も間が心地よい。
もらった間は考えるのではなく、感じる時間。
慌てることはない。
無理に何かを変えようとする必要もない。
変わる時は自然と変わってゆく。
そう教えられているような気がした。
今のこの時期にこそ観たい映画。
たくさんのことを教えてくれる映画。




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シンプルが好き。思いついて出かける旅と映画と絵を見るのが好き。また見ぬ世界を見に行くのが好き、な写真家です。記録だったり、つぶやきだったり、作品だったり、ここではいろいろ展開していきたいと思っています。

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  • 7本

ここでは映画の内容ではなくて、自分が観た映画を通し、そこで感じたことや心に残ったことなど、自分のための備忘録として書き留めていこうと思う。

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