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映画備忘録vol.10『自分になかった視点を見る』

ドキュメンタリー映画は割と好きでちょこちょこ観てますが、
最近観た中で印象に残ったもの。
そもそもドキュメンタリーは考えさせられるものだけど、同じことでもちょっと角度を変えてみると、すごく身近に思えたりする。
この映画はそんなちょっとした発見がたくさんあることで、終わってみるとすごく視点に変化が生まれているのを実感したもの。

『マイケルムーアの世界侵略のススメ』
監督・主演:マイケル・ムーア
友人に勧められたけど、そんなに観たいと思わなくてずっと放置していた。
けど、ふと先日どんな感じなんだろ、と観てみたら、食べず嫌い、ならず、観ず嫌い、だったと気付く。
この映画の感想、よいうよりは、観て感じたこと。
世界は広い。
豊かさ、について、改めて考えさせられる。
ストレスフリーであることは、心も体も健全であり、それは無駄を生まない。
周りを労る心があれば、悲しみを生まない。
誇りを持って生きることは、強い心を育む。
強い心は他に向けられるものではなく、自分自身に向けられるもの。
なんでも簡単ではないし、変わらなかったものはそう簡単には変わらない。
でも、世の中を変えられなくても、自分を変えることはできる。
つまり、行動するかいなか。
勉強したり、世界を観る、ということは、自分が何を知らないかを知ることだ。
勉強はそのためにする。
その中で自分にできることや、向いていることは、さらに研究していけばよい。
勉強はいくつになっても始められる。それは本当に幸せなことだな。
この映画を観てもそうだけど、私はまだまだ知らないことだらけ。
多くを知ることで自分の世界を広げて、何ができるのか、自分と自分を支えてくれている世の中のために、まだまだできることはたくさんある。
映画の終わり方、やはりアメリカ映画だなー、と思ったし、偏った見方でもあるとは思うけど、観て良かった、とても興味深い映画だと思いました!

『ウォーレン・バフェット氏になる』
監督: Peter Kunhardt
主演:Warren Buffett, Susie Buffett Jr., Howard Buffett
前半は正直、才能も環境も恵まれていて、共感するという感覚はなかった。
あまりにも凄いものを目の当たりにすると、距離を感じるというか。
それが観続けていくうちに、一人の人間像というものを感じるようになった。
そしてとてつもなく遠い世界の人であったとしても、一人の人間であり、
ただ、自分ができることを、コツコツ続けてきた、その積み重ねが結果になっていた、そんな実は単純なことなのかも知れないな、と思えた。
人と人とのつながりや日々の暮らし、豊かさ、そして
今のこの時代、これからの時代に、生きていく強さを教えられたようにも思います。
とにかく名言が多く、ストップして書き留めることしばしば。
何より、欲のためではなく、仕事も日々もワクワクしながら生きていること、
パワーと光が自分にも人にも力を与えている。
仮にこれが一方的な見方だったとしても、それ以上のモノをくれた映画だった。
最後まで観てよかった。

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