ボルダリングに挑戦した

山で知り合った方と
初めてのナイトハイクをした
到底一人では無理だし
きっとやることはないだろう
と思っていたナイトハイクを
初めましての方とする
山では嘘は通用しないから
きっと
わかるんだと思う
写真はそのときに撮ったもの
曇り予報だったのに
みることができた日の出は
格別だった

三ツ峠山からの日の出

岩がなぜか好きで
いや
岩のなんたるかはよくわかっていないけれど
崖だったりでっかい岩だったり
山でみかけるとかなり気持ち悪いくらい
笑っている私がいる
そして
のぼりたくなる

クライミングに挑戦してみたい
その前に
ボルダリングに挑戦しようか
でも
何かちょっと自信がなかったり
まずはいろんな山にのぼってからとか
後回しにしていた

イチローさんが子どもに先生になってアドバイスしている番組？動画？
それをたまたまみつけて
そこでイチローさんのことばに完全に心を持っていかれた
全部響いたけれど特に
ピッチャーでずっと越えられなかった135kmの壁を
50歳を過ぎてやぶったことについて
「年齢とともに衰えるという定説は、僕にとっては当てはまらない」
とおっしゃっていた

年齢なんて関係ないっていいながら
自分だって
年齢を理由にやる前からあきらめてたって
実感した

そしてすぐにネットで検索
これまでにも幾度か検索していたけれど
初めてヒットしたボルダリングの教室があって
その翌日門を叩いた

90度からなのね、基本は

正直、のぼれる気がしなかった
でも
のぼれた
もちろん初心者向けからのスタートだけれど
予想を超えるくらい
のぼれた
いくつかのコースをのぼり
ついにのぼれないコースにぶちあたった
何度も落ちる
落ちるたびに
次はこのルートで
時間をかけずに
って頭を使う
スタッフの方や
そこでトレーニングしている方が
アドバイスしてくれる
そして
5回くらい落ちてついに
ゴールした！

そのときそこにいたみなさんが
拍手をしてくれた

嬉しかった

気がつくと
私も他の人がのぼるのを応援していた
ゴールしたら一緒になって
喜んでた

あ〜、山でもそうだ
心がそこに存在している

ボルダリングが愉しくて
これは通うと心に決め
クライミングもすると決めた
そして
夢でしかなかったものが
目標に変わった

『穂高のジャンダルム』

いや、無理でしょ

無理でいい
でも
挑戦したい
そこに何があるかではなく
挑戦したいという気持ちだけがある

運動経験はほとんどないし
体力にも筋力にも自信はない

しかも50代

でも
大嫌いだった筋トレは３年毎朝続けている
膝痛を克服して（時々あるけど）
10年前にあきらめた山のぼりを
月２ペースでのぼっている
そして
ボルダリングをはじめた

できるかできないかではなくて
挑戦するかどうか

山では無謀な挑戦は排除されるから
日々の積み重ねが答えをつくる

きっかけは多分たくさん転がっている
それを力にできるのは自分だけ

「人は年齢とともに進化する」