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イギリス演劇界のトップ、王立演劇学校RADA:ワークショップレポート①

タイトルでかなり仰々しい感じがしますが、、文字通りイギリストップクラスの演劇学校Royal Academy of Dramatic Artsの短期ワークショップを受けてきました。
RADAは1904年に設立され、現在5つの劇場と1つの映画館を所有しながら、BA(学位)あるいはMA(修士)などのコースを提供しています。(留学生の学費は鬼高いです)
私が受けたWS以外にも色々あるので気になる人はぜひ⇩

今回は、主に私がワークショップ全体のことについて書いてあります。
次回の記事ではWSの大まかな内容や学んだこと、感想などを書こうかと思っています。ここに書いていないことで質問があれば是非コメントしてください。答えられるものであれば答えます!
国内、国外関わらず、演じる若しくは演劇に興味のある全ての人の参考になればと思います。


どんなWS?

  • 5日間のオンラインワークショップ(1/10-1/14)

  • イギリス時間1pm-6:30pmの5時間半

  • 18歳以上なら誰でも参加可能(=オーディションなし)

  • 生徒:最高14人まで(早い者勝ち)

  • 費用:七万円弱(ヒョエーーーーーーーーーバイトしなきゃ¥

  • 英語が第二言語の人向け(英語ネイティブは一人もいなかったと思う)

  • 基本的にはイギリス英語を学びたい人向け(アメリカ英語との違いなども聞けば教えてくれる)

必要なものはパソコンのみ。
コースが始まる前に、時代的にも内容的にも対照的な(modern vs. classic, dramaturgically momentum vs. less momentum)台本2つが送られてきて一通り読むように言われました。また、Shakespeareのモノローグを選ぶようにも言われました。(私はシェイクスピアをやることを全然知りませんでした笑)知識も全然なかったので、先生にモノローグをピックアップしてもらいました。他の生徒も先生に選んでもらってる人が多かった。
ちなみに私はHelena(真夏の夜の夢)のAct3, Scene2のモノローグをやりました。

コースメイト達

私が参加した会がたまたまだったのか、参加者はほぼ全員演劇ではなく映像の方を目指している人たちでした。
プロで既に活躍されている方もいれば、私のような学生もいました。また、数ヶ月後に撮影があるのでそれに向けて英語を練習したい、などなど、目的は様々。また、RADAのコースのオーディションに何回か落ちたという人も結構いましたね。やはりトップの学校は狭き門です。
参加者達は国際色豊かで、みなさまとても素敵でした。出身も住んでる国も(それに付随して時間も)バラバラでした。(ドイツ、カナダ、オーストラリア、フランス、イタリア、などなど)また、私の他に、なんと1人日本人の方がいてWS後お話しました!!!
やはりこういう場のいいところは、新しい人と出会える事ですね!

英語のレベル

英語のレベルはかなりバラバラで、ネイティブレベルの人もいれば基本的な会話ができる程度の人もいましたが、ある程度話せないとかなりきついかと思います。正直私も、知識不足と英語スキル不足が相まってかなり理解できないところがありました。勿体無いし、悔しいな〜と思いましたがそんな私でもキャパを超えるぐらい学びを得たので参加する価値は大いにありました。また先生はもちろん質問すれば答えてくれますし、俳優達は皆受け入れてくれると思うので、飛び込む勇気があるのなら参加するべきです。
全員に共通して言えることは、母国語の訛りがあること。みんなそれをなおしにこのWSに来たわけなのです。

一応書いておきますが、もちろん話し方にアクセントはあって当然ですし、大抵の人はそれを無理になおす必要はないと思います。
私は友達の英語のアクセントなど、意思疎通できれば、別になんでもいいですし気にしません。
しかし、例えばニュースキャスター、俳優などの、言葉を届ける仕事の人や、アクセントや音の響き自体に興味がある人などは、綺麗なアクセントで話したいと思うわけです。

1日の流れ

先生は3人いらっしゃって、メインの先生(演技、言語全般)、発音の先生、身体的なアプローチを教えてくれる先生がいました。
授業の構成としては、

前半2時間半:メインの先生と演技、言語について
30分休憩
後半2時間半:発音練習 or 体のWS (隔日)

最初はこんなにずっと深い内容の英語を聞き続けるのが久しぶりだったので、ちょっとしんどかったですが、だんだん慣れてきます。
演技の基礎的な知識に加え、演劇の歴史、時代ごとの英語の発音、話し方、英語発音のテクニカルな側面やイディオムのニュアンス、又役作りの身体的アプローチなど、本当にさまざまな事を詰め込まれました笑
人生で一番濃い5日間でした。

5日間全体の流れ

クラスの中で学んだことやフィードバックを、自分のモノローグに当てはめて実践していくというのが基本です。
1、3、日目にモノローグを先生の前で発表し、最終日は全員の前で発表しました。また、最終日はモノローグの他に、ペアになってシーンワークにも取り組みました。
オンライン講座や大学の講義ではどうしても受け身になりがちですが、
ここでは学んだことをすぐに実践できるし、フィードバックもすぐにもらえるので理にかなっている授業構成だなと思いました。
RADAでは実際にこんな感じで三年間勉強するのかと思うと、実力の差が恐ろしいことになりそうです。
私も頑張らなきゃ

ということで、今日はコレぐらいにしようかな。
日本語でこんな文章書いたの初めてなので、疲れました!
すぐ書けるかはわかりませんが(努力します)、次回レポート②お楽しみに!

それではまた🍊


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