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それからはチャイのことばかり考えて暮らした

チャイ作りの名人である。
料理が上手なわけでは決してなくむしろ嘔吐物的食物しか作っていない私だが、チャイだけは別だ。自家製のチャイを振る舞うと友人からこんな美味しいチャイは初めて飲んだと必ず言われるし、貴方のチャイを飲みたいとねだられることも多い。インドのチャイは夏によく飲むそうだけど、寒い時にスパイスがたっぷり溶け込んだチャイを飲むのも格別である。
チャイはたっぷりスパイスをつかうこと、あせらずゆっくり煮ることが肝だ。今回はそんな世界一最高のチャイで冬を乗り切る方法を書いてみた。わりと細かく(けれども雑に)書いてみたので興味のある方はぜひぜひ作って欲しい。


[材料]

材料は紅茶(ティーバッグ)、ココナッツミルク、牛乳、チャイ(粉末)、クローブ、カルダモン、スターアニス、シナモンスティック、砂糖。
今回はココナッツミルクとチャイ、スターアニスを新たに追加して作ってみた。
あと忘れてしまったけど本当は胡椒も入れたほうがいい。その方が味がしまって、おいしくなる。

[作り方]
1 鍋に牛乳を入れて、紅茶を煮込む

火をつけた鍋に牛乳を最初に入れ、そこに紅茶を入れていく。パックの紅茶でも必ず袋を切って、粉末のものを煮込んでいこう。その方が絶対に風味がいい。牛乳はどうせ煮込んでる間にどんどん蒸発して、継ぎ足してくんだけどはじめは少し控えめにして、色が茶色になっていくのを待とう。焦げ付くのをふせぐため弱火から中火でかき混ぜながら煮出していく。ちなみに三人分と今回は多めに作ったので、ティーバッグは4つほどいれた。

2 ある程度煮立ったら牛乳を継ぎ足しつつ、スパイス、砂糖各種を入れる。

適当に撮ったら襲いかかってくるチャイになった。
とりあえず元になるチャイの味を作っていく。
この時点からどうせ煮込まれて、味も濃くなっていくのであんまり甘くないなと思っても気にしなくてもいい。味が甘すぎると後から調整がきかないのでそれだけ注意しよう。
シナモンスティックは必ず手でバラバラにしていれる。本当は他のスパイスも砕いた方がいいんだろうけどめんどうだからとりあえずこれだけ。そのかわり粉末よりも風味がいい気がするので、全部スパイスはまるごとのものを買っている。スパイス系が好きな人はじゃんじゃんいれていいし、好きなようにやっていい。時々飲んで確認しながら、これを濃くしたら美味しそうだなみたいなところまで作ってみる。今回は牛乳の味が強かったのでカルディのチャイも継ぎ足してみた。

3 中火〜強火で煮る

ここから中火から強火で煮ていく。ちょっとびっくりするくらい牛乳がどんどんなくなっていくので注意しよう。多分沸騰させるとダメなんだろうけど沸騰させた方が美味しい気がする。げんに今回アホだから吹きこぼして人生の縮図みたいな現場になったけど実際美味しかった。
当たり前だけど煮るほど味は濃くなっていく。こまめに味見をしつつ、このくらいだなというところで火を止めよう。濃すぎたなと思ったら牛乳をいれて薄めたり、もうちょっとスパイシーにしたいならカルダモンとかクローブをさらにいれてみるといい。私は今回は冒険してココナッツミルクを味付けに入れてみた。
塩胡椒を入れる場合は味を整える意味で最後の最後に入れるといいと思う。

4 漉して完成

自分の好みの味になった時点で火を止めて、スパイスが大量に混入したチャイを漉していく。これで完成だ。相変わらずめちゃめちゃ美味しかった。世界一のチャイ職人の朝は早い。

チャイ作りで大切なことは食材をケチらないこととそして時間をかけることだ。ゆっくりかき混ぜてスパイスの香りにうっとりしながら、好きな音楽でもかけて、最高の冬を過ごしていこう。


最近夢遊病が悪化して、睡眠中アマゾンで買ったらしい本がたくさん届きます。身に覚えがありませんが、履歴を見ると確かに購入している。破産しそうです。助けてください。