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"マチネの終わりに"が好きすぎて読書会をゼロから立ち上げた男が語る!読書会の良いところ3選


こんばんわ。マチネ読書会PJTの代表をおこなっているマチネ林です。

みなさん、『読書会』という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

・みんなで一緒に集まって、その場で一冊の本を読む?
・本を読んで、内容について、朝まで生テレビのようにバチバチの議論を戦わせる?
・本についてすごく詳しい人達ばかりが集まってる(そうじゃない人は居心地がわるい?)


参加したことのない人にとっては、『読書会』って言葉自体が、馴染みがなく、何をするんだろうとよくわからないものだと思います。 かくいう、僕も、はじめて読書会に参加したときには、全然イメージがつきませんでした…。

でも、実際に参加してみると、そんなに身構える必要は全然なく、そして、あまりに楽しかったので、僕が大好きな作品である「マチネの終わりに」の読書会を自分で開くにまで至ってしまいましたw

今回はそんな読書会の魅力を改めてお伝えしたいと思います。



気持ちを共感できる楽しさ

一番の楽しさは、やっぱり"好き"って気持ちを共感できること、共感してもらえること、この気持ちの良さは半端ないです!笑

「僕はここの部分がすごく好きなんですよ」って伝えたときに、「わかります!ここホントにいいんですよねー」なんて言われた日には、もう。 顔がほころび、お互いのうなずきも止まらず、すごくハッピーな気持ちになれます。笑

そして、そのために欠かせない条件として、『読書会』には、同じ作品を好きな仲間が集まっています。周りを見渡すと、同じ"好き"を持った人たちばかりの空間。それだけでもなかなかなうれしい体験だとは思いませんか?

その場では、その作品について、思う存分に語ってもOK。小さなことでも、一見、くだらなそうなことだったとしても、そんな気持ちを受け入れてもらえるという安心感が『読書会』にはあります。 

別の言葉でいうと、本におけるライブ体験と言ってもいいかもしれません。

音楽のライブに比べると、爆音ではないし、身体を動かしたり、左右に手をふったりなんてしないけど。
ジブンの好きって気持ちを表現し、言葉にして伝え、周りの人の気持ちに共感し、共感される、そんな心が喜ぶようなスリリングな気持ちよさがあります。それは、そこにいるみんなと一緒に感情を交わし合う、ライブの楽しさだなと思います。



作品への愛が深まる

読書会は、その本を好きな人が集まるんですが、好きの度合いは人によってそれぞれ。どっぷりとマニア寄りの人もいれば、一度読んだだけっていう人ももちろんいます。

そして、その本のことが好きだと言っても、読み方や感じ方も人によっていろいろです。ストーリーに惹かれている人がいれば、登場人物に共感している人もいて、セリフに心を持っていかれた人も、その作者の作品をずっと追いかけている人、装丁のデザインが好きな人、いろいろな人がいます。

だからこそ、自分以外の人の読み方や好きなポイントを聞くことで、作品の新しい魅力に気づくことができます。そうだったのか!と、作品を読み返したくもなり、読書会の後には、もっと作品のことが好きになっていることに気づかされます。



気のあう仲間に出会える

これまでにも書いたんですが、やっぱり同じ作品を好きって人が集まってるので、自然とジブンと気の合う人に出会えることも多いですね。

一緒に好きな作品について語り合える、そんな人との出会いは、人生のレベルでもすごく大きいです。

僕は、お互いの恋愛バナシを本の登場人物に置き替えて、あーだこーだ言い合える、そんな仲間が読書会を通じてできました。本の内容をとおして話ができるので、一気に深いハナシにまで降りていくことができ、その感じがすごく楽しい。

この人は同性だったんですが、異性との出会いが読書会で起こっても、全然、不思議じゃないとは思います笑



読書会が増えてくる未来

一度、参加してみるまでは、わかりづらいんですが、読書会にはそんな楽しさがあります。参加している人、ひとりひとりが主役になって、コンテンツを基にした空間を一緒に作っていく、そんな楽しさ。

好きな人同士が新しく出会う場であり、同窓会のように再開する場でもあるような。そんなイベントって、やっぱり楽しいですよね。

売る側の視点で考えてみても、広告や宣伝によって、新しい読者に声が届きづらくなってきている今、読書会などで"好き"の気持ちが高まった人達のウソのない言葉こそが、たくさんの人に声が届く情報源になるんじゃないかなって気がします。

ちょっと聞いた話では、中国では、すでに読書会の盛り上がりがすごいことになっているみたいです。



『マチネの終わりに』読書会

という風に、実際にジブンが実感した、読書会の魅力について書いたんですが、その楽しさが忘れられず、『マチネの終わりに』というジブンの大好きな本でも、もっと共感を味わいたいと思い、コルクラボ(※1)のメンバーで、『マチネの終わりに』読書会を開催します。

次回の読書会の日程は、大体10月下旬~11月上旬ころの予定です。(詳細は追ってお伝えします)

また、トライアル企画として、オンライン読書会なるものも挑戦してみたいと思っています。

こちらの開催日は、9月22日(金)の22時-22時30分の予定。
ツイキャスを利用して、全国の人たちといろいろ語り合える場になればいいなと思ってます。


詳細に関しては、ツイッターやnoteで情報を告知していきますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

◆Twitter @matinee_brother
◆note基本情報 https://note.mu/matinee_brother/m/m79c0258c4299



上記に書いた読書会は一つの作品について語り合う読書会のことを指しており、課題図書になる本が毎回変わる読書会や、互いの好きな本を持ち寄る読書会の場合は、少しテイストが異なるかもしれません。ただ、共感しあう場という意味では、共通の部分も多いのかなと思います。

※1
コルクラボとは、漫画家や小説家のエージェント会社「コルク」が主催する、コミュニティを研究するオンラインサロンです。
詳しくはこちら https://lab.corkagency.com/about

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