上海の古書店で見つけた中国デザイン 1950-80年代
2008年頃から休みのたびに中国に行くようになり、古書店や古物屋で買った本や雑貨がたまってきたので並べてみることにしました。
■会期:2014年11月21日(金)~11月29日(土)
■会場:ミッテ 東京都文京区本郷3-33-3 本郷ビル4F
■展示概要
中国の古書店やアンティークショップで購入した物の中から、中国のデザインをテーマに1950年代~80年代にかけて中国で作られた書籍や雑貨など300点以上を展示、一部を販売いたします。
横浜の中華街で売られているような華美な中華風デザインではない、中国の生活に身近な、バスの路線図、飴の包み紙、観光用地図、広告図案やタイポグラフィが掲載されている図案集、また印刷物だけでなく当時の服やカバンなどを展示。
実際に手にとって鑑賞いただき写真を撮影することも出来ます。
漢字という共通の文字を使い、歴史的に中国の文化の影響を受けている日本の美意識と、どこか似ているけれどもちょっと違う中国の美意識を、展示物から感じることができるかと思います。
■展示内容
図案集、レタリング集(約70冊、50年代~80年代)
飴の包み紙(約100種類、主に80年代)
観光用の地図(約70種類、60年代~80年代)
定期券サイズのカレンダー(約50種類)
商品のタグが貼りこまれたスクラップブック
70年代の洋服、おもちゃの写真が貼りこまれたスクラップブックブック
洋服のデザインスケッチの原画(サンプル生地の貼りこみあり)
商品パッケージ、ラベルの原画
ハードカバーのノート(約20冊、50年代~70年代)
旅行カバン(約20個)
スタンドカラーの中国服(手縫い、異素材など約10枚)
体操着(男性物、女性物)
上海の風景が描かれた70年代の木炭デッサン
人物が描かれた70年代の鉛筆デッサン
民族衣装を着た人形 年代や大きさも様々な約20体
写真雑誌「中国撮影」(1965年~1981年まで揃い 約60冊)
その他:商品のラベル、映画館のチケット、配給チケット、食堂の食券、洋服のタグ、時刻表、電話帳、電車・バスの路線図、カメラの露出チャート、切手、子供向け工作図案、レターセット、子供向け雑誌、旅行雑誌
↑ 美化しようという意識が全くない女性の表情や、自転車に乗る姿が様々な角度から描かれていたりと、当時の中国の日常が垣間見える図案集(1954年)
↑ 1970年代から80年代頃の飴の包み紙
包み紙だけのまとめ動画も作ってみました(音が出ます)↓
↑ 商品ラベルのスクラップ帖
↑ 多民族国家だけどみんなで仲良くやろうぜ的な絵本(1978年)
↑ 子供が描いた絵の画集
↑ カレンダー(1978~1981年頃)
↑ 上海にある文廟の古本市で買ったデッサンの束
↑ 様々な衣装の人形
↑ 表紙のデザインがいい感じの文革期の画集(1976年)
↑ タイポグラフィを集めた図案集
↑ 物販コーナーでは広告の版下原稿なども販売しました
■来場者の方のつぶやき
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