国公立大学出願で問われるデータ活用力
この時期は,共通テストの自己採点結果を集計している各社が,合格可能性の判定やボーダーラインを提示する頃だと思います。
受験指導をされる方は,各社の情報を基に出願校の相談をしていくと思います。
受験生は,提示されたデータを基に出願校を決めていくわけですが,
そのデータをどのように活用していくかが重要になってきます。
今年の共通テストの平均点や各科目の得点率から予想される動向などに
注意しながら出願していかなければなりません。
ここで,出願にあたって最低限押さえておきたい情報を挙げていきたいと思います。
最低限活用したい情報
①出願校の配点割合における自身の得点率
②1次試験と2次試験の配点割合
③ボーダーラインと自身の得点との差
④昨年度の合格者平均と合格最低点
まず,③を確認しましょう。
次に,②を基に④を確認し,2次試験で何点必要かを考えます。
※ただし,昨年度の共通テストの平均点より今年の平均点の方が大幅に下がっているので,昨年度の合格者の点数から少し下がる可能性があることを考慮してください。
2次試験で何点必要で,受験科目に対して自身がどれくらいの得点が見込めるか過去問を参考に考えて出願しましょう。
このように簡単ではありますが,大学受験の出願に関しては,
様々なデータを活用することが大切です。
特に今年は,理系科目を使う学部を避けたりする傾向もあると思います。
逆に国数社3科目アラカルトは人気になるのではないでしょうか。
その結果,ある大学のある学部が穴場になったりなど,,
考えていけばいくほど,なかなか出願校が決まらないかもしれません。
決め手としては,悔いの残らない出願ではないでしょうか。
無謀な出願はさておき,迷いがある場合は後悔のない
出願がベストだと思います。
ここが,1番『データの分析力』が問われる気がします。。。
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