見出し画像

受験おめでとう。

このブログを読んでるあなたは、
きっと受験直前のあなた。

志望校に合格すると「おめでとうございます。」
と言われることが当たり前で、

合格できないと「残念でしたね。」という言葉が
あたりさわりのない声かけ。

合格できなかったら、
「失敗に価値もあったね。」
だったり、
「失敗から学ぶこともあるよ」
なんて言われたりもする。

今回のブログは、
そんなことを言う気持ちは一切ない。

僕は、合格だろうと、不合格だろうと、
「無事、受験が終わってよかったね。」
という気持ちだ。

無事に終われてよかったね

無事終わると言う言葉。

あなたにはどう聞こえますか。

受験生を毎年見ている僕からすると、心から
素直に『無事に終わってよかったね』である。

「無事に終われない」例も沢山ある。

僕は、自分の心の弱さゆえに、
途中で受験を投げ出す生徒を見てきた。

(ご家庭の事情など)本人では
どうすることもできない状況で、
願っている受験がままならなかった生徒も見てきた。

病気を途中で患って
受験の土俵に立てない生徒も見てきた。

DVを受けて、家を抜け出し
バイトをしながら一人で暮らして
学校に行くことを目標にしている生徒も見てきた。

もうそんな生徒は、
受験どころではなかったのだ。

受験させてもらった。

『受験』なんて、人生の中の
ほんの『一コマ』でしかない。

『受験をさせてもらえた』

経験を持つ人は、
本当に幸せだったことに気づくはず。

そして、気づいてもらわないと困る。

あなたは
『頑張る』ということを学ぶ経験を
させてもらった

あなたは
『頑張れない苦しさ』も学ぶ経験を
させてもらった

あなたは
『真剣に何かに向き合う』経験を
させてもらった

真剣に向き合うことに
人の成長は生まれる。

そこに『合格』も『不合格』もない。

受験直前の緊張

タモリさんが以前こんなことを言っていた。

「緊張するような舞台に立たせてもらっていることを、感謝する」

ように、と。

これはたまに話す『どうすれば緊張しないでいられるか?』という精神力の問いに対する答えだった気がするが、「すべての『挑戦する瞬間』に持つべき精神態度だな」とも僕は思っている。

入試ってすごく、緊張する。10代ならなおさら。

当日、予想通りにはなかなかいかない。

合格を信じて疑わなかったのに、

調子が狂って不合格になることもある。

でも、そんな「緊張するような舞台」に、
受験生は「立たせてもらった」のだ。

学校の友人、健康な自分の身体、
なにより親御さんの大きな支えによって。

まるからの最後の宿題

受験の結果に対する興奮が
自分の中で少し落ち着いたら、
そのことへの感謝を伝えてみよう。

まずは、なにより親御さんに。

こっ恥ずかしいだろうから、

直接的に「いろいろ受験の時支えてくれてありがとう」
なんて言えないかもしれない。

「毎回、色々送迎してくれてありがとうございました」とか、

「毎回、弁当ありがとうございました」とかでもいい。

(あえて敬語を使うと言いやすい。笑)

次に、周りのお世話になった人を
思い浮かべてみて。

思い浮かんだ人は、直接じゃなくてもいいから
LINEでもいいから必ず送ろう。

そして環境。

今いるあなたは当たり前の環境なんて思っては行けない。

日本に生まれたこと
受験できる家庭に生まれたこと
今ここまで辿り着けた全ての出会い

全てに感謝。

最後に自分。

過去の自分に対して何より
向き合って頑張ってこれた自分に感謝しよう。

あなたの、今回この場に立たせてもらったのは
あなたの体が支えてくれていた。

あなたの過去挫けそうになっても負けずに
ここまで戦ってきた。

何より、自分に感謝してみてください。

最後に

『緊張する舞台に立たせてもらった」経験は、
あなたが経験する次のステージ(舞台)で必ず生かすことができる。

今回の『受験』という経験を、どうかあなたの
『次のチャレンジ』につなげてほしい。

受験生へ。

受験できておめでとう。
悔いのないようにラスト締め括ってこい!

無事に終えられることを祈ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?