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コツ DE 数的判断2 できることなら、直接尋ねたい

数的判断の世界にようこそ!
勉強たいへんお疲れさまです。

公務員試験の数的判断には、「またこのパターンだ!」と思える作業に何回も出会ったりします。そんな作業パターンをご紹介するシリーズ記事です。

ぜひ、勉強の参考になさってください。


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住んでいる場所 と 旅行に行った場所

判断推理の問題に登場する人たちは、いろいろなことを考えて実行します。一風変わったルールでゲームをしたり、スポーツ大会に参加したり、階段を上ったり降りたりします。ヒマそうな人もいます。

問題集をよく解いてこられたなら、おなじみだと思います。

では、次の問題を考えてみてください。今日のポイントは「消去法」です。ぜひ解いてみてください。

【例題】
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪の各都市に住むA〜Eの5人が、それぞれ旅行に出かけた。行き先は前述の5都市であり、全員が別の都市に出かけた。また、それぞれは、自分が住んでいる都市とは異なる都市へ旅行に出かけた。A〜Eの5人が次のように言っており、これらの発言がすべて正しいとき、確実にいえるのはどれか。

 A 「私は旅行で名古屋に行った」
 B 「私は東京に住んでおり、旅行では、名古屋、大阪には行かなかった」
 C 「私は旅行で東京や大阪には行っていない」
 D 「私は札幌に住んでおり、旅行で大阪には行かなかった」
 E 「私は仙台に住んでおり、旅行では札幌に行かなかった」

① 札幌に住んでいる人は、旅行で名古屋に行った。
② 仙台に住んでいる人は、旅行で大阪に行った。
③ 東京に住んでいる人は、旅行で仙台に行った。
④ 名古屋に住んでいる人は、旅行で札幌に行った。
⑤ 大阪に住んでいる人は、旅行で東京に行った。

いかがだったでしょうか?

頭の中で考えて、あっちかな、こっちかな・・・

いや!
頭の中だけで考えても、たいてい、いいことはありません・・・

杉下右京さんじゃあるまいし・・・

Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんに、直接会えるのなら、どこに住んでいて、どこへ旅行に行ったのか、直接 尋ねればいいですね!

しかし・・・

判断推理となると、そうはいきません。

直接 尋ねられない時のポイントを、これから考えていきましょう。

堅実な人は、表にまとめる

もう一度繰り返しますが、頭の中だけで考えても、あまり いいことはありません・・・

人間ダモノ・・・

ここは堅実にいきましょう。
表でまとめるのが、基本的な手順です。
絶対に、表にしましょう!

そして、表は2つ!

住んでいる都市と、旅行に行った都市です。
こんな感じになりますね!

表1 表を2つにして、混乱を避ける!

たしかに、1つの表にまとめる方法もあります。解けなくはないです。
しかし、過信や油断は禁物・・・

今回は、表を1つにすると、気づくべき所に気づかないという、大きなリスクがあります。

ぜひ、ものは試しに、1つの表にまとめて解くことを、一度やってみてください。

さて、上の「表1」ですが、まだまだ弱いですね。
次の2つを実現させましょう。

  • 「札幌、仙台、東京、名古屋、大阪の各都市に住むA〜Eの5人」

  • 「全員が別の都市に出かけた」

つまり、1つの都市につき1人にしか ○ がつかない、ということです。
それで、次の「表2」までは、確実に進まなければいけません!

表2 すごい、イメージがとても進んだ!

東京に住んでいるのがBというだけで、A、C、D、Eの東京暮らしは即否定です!
札幌、仙台も同じく、縦列が × だらけになります。
また、1人につき1つの都市にしか ○ がつきませんので、横列も × だらけになります。

大阪に行ったのは、Eですね!

そこで、この経験から分かったことは、次のことです。

プロは × をつけたがる

判断推理に「プロ」がいるのかどうかは知りませんが・・・

言えることは、○ をつけたがって失敗する人が多い、ということです。

「ボタンを押せば答えが出る」ことを期待しがちな "スマホ世代" の人には、克服するのが難しいかもしれません。

表には × をいっぱい書き込み、「 ○ にするしかない場所」を探しましょう

消去法、これにつきます!

絶対に、分かりやすいですし、確実です。
人間ダモノ・・・

そして、詰めるべき部分が残っています。

各人は、「自分が住んでいる都市とは異なる都市へ旅行に出かけた」

まあ、そうでしょうね・・・
だって、旅行ですからね。

そこで、この問題で × をつけられるかどうか、運命が変わるポイントはこちらです!

表3 ここに × をつけられるかどうかが、運命の分かれ道・・・

プロは究極の × をつける

判断推理に「プロ」がいるのかどうかは知りませんが・・・
(本日2回目)

究極の × は、やっぱり必要です。
ここが、頭を使う唯一の部分と言ってもいいかもしれません。

「表2」が書けたら、なんだかうれしくなります。
完成が近づいてきたからです。

しかし、「表2」までは、自動操縦です・・・
頭も使いません・・・
できて当然です・・・
「表2」では問題が解けないんです・・・
(厳しい & 残念・・・)

この問題のキーは、「表3」の × です

つまり、住んでいる都市は、旅行先から外すべきなのです。
いや、よく考えれば、1番はじめに × を書かなければいけないレベルなのが「表3」の × です。

Eの旅行先が大阪なら、Dの旅行先は東京に確定ですね。

その後は、BとCのどちらが札幌でどちらが仙台か、確定しないパターンです。

表4 最終形

正解は、②の「仙台に住んでいる人は、旅行で大阪に行った」です。

東京に住んでいるBと、名古屋に住んでいるCは、旅行先が確定しないため、③と④は「確実」ではありません。


いかがだったでしょうか?

プロは、どこで差をつけているか、体験していただけたでしょうか。
ぜひ、プロを目指して一緒にがんばりましょう!

判断推理に「プロ」がいるのかどうかは知りませんが・・・
(本日3回目)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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