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コツ DE 数的判断16 うさぎにも好き嫌いはある

数的判断の世界にようこそ!
勉強たいへんお疲れさまです。

公務員試験の数的判断には、「またこのパターンだ!」と思える作業に何回も出会ったりします。そんな作業パターンをご紹介するシリーズ記事です。

ぜひ、勉強の参考になさってください。


今回も、効果的な分析方法について学びます

それでは、さっそく問題にいきましょう!
毎度ですが、私からのオリジナル挑戦状でございます。


ヒントを1つ。
何が起きるか分かりにくい場合は、まず5択を見てください。(いつも、まず5択を見てほしいです。)様子がつかみやすいと思います。

【例題】
ア、イ、ウの3羽のうさぎがおり、それぞれが巣穴にいる。これらのうさぎは、3種類のえさ A、B、C の中からえさを提示すると、「好きなえさ」を見た場合に巣穴から出てくることが分かっている。どのうさぎも、「きらいなえさ」はないが、「好きなえさ」があり、「好きなえさ」を複数組み合わせて提示しないと出てこないうさぎもいる。以下のことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。

 ● AとB のえさを提示すると、うさぎ ア と ウ の2羽が巣穴から出てくる。
 ● BとC のえさを提示すると、うさぎ ウ の1羽のみが巣穴から出てくる。
 ● CとA のえさを提示すると、うさぎ ア と イ の2羽が巣穴から出てくる。

① 3羽とも、1種類のえさを提示すると巣穴から出てくる。
② 1種類のえさを提示するだけで巣穴から出てくるうさぎは1羽のみである。
③ 2種類のえさを提示しないと巣穴から出てこないうさぎは2羽である。
④ うさぎ ア と イは、1種類のえさを提示するだけで巣穴から出てくる。
⑤ うさぎ イ は、2種類のえさを提示しないと巣穴から出てこない。


さて、いかがでしたか??

まず、ループな感じ。
これに気づいた方は、前回の記事からよく学んでくださった方です!

ただ、今回は、計数ではありません。個々の特性を推理する問題です。そうなりますと、ちがう観点も必要になってきます。

次のポイントを習得するための例題です。
前回の記事とは、少し観点を変えてみましょう。

「起きること」より「起きないこと」

人間は、本来 素直なものです。
それで、「何が起きますか?」と聞かれたら、正直に「起きること」を考えがちです。

しかし、推理する上で、次の点はとても大切です。

「起きないこと」をつぶしていく

ここで、前回の記事に引き続き、もう一度強調いたします。
頭の中で完結しようとして失敗するのはやめましょう!「まずは 表にでもしてみるか」という気分になりましょう。

さて、「起きないこと」という視点で見ることができましたか??

では、登場回数が少ない「うさぎイ」に注目しましょう。これでお分かりいただけるでしょう。

「うさぎイ」は
「えさ A&B」と「えさ B&C」では出てきません

「いや、そう言われているんだから当たり前でしょ・・・」と思いますか?

しかし、きちんとアンテナを張っている人にとっては、ここがどうしても引っかかるのです!

「うさぎイ」は
「えさ A&B」では出てくるのに
「えさ A&B」と「えさ B&C」では出てこない

引っかかりますよ、絶対。

だって、だって、だってなんだもん・・・
おかしいじゃないですか~

不思議なことですよ!
そうですよね??

え、不思議じゃないんですか?
なぜですか?

不思議ですよね?
いや、不思議に思っていただかないと、困ります(笑)
「妙だな・・・」と思っていただけないなら、うさぎになってみた方がいいのではありませんか??

だって、AとC のえさを提示したら出てくるのに、AとB や BとC では出てこないんですよ?

うさぎ イ は、変わってますよね??
なんか、クセがありますよね?

A のえさ も C のえさ も、両方ともきらいなんですか??
いや、そんなことないですよね・・・

本来、A のえさ か C のえさ が好き だからこそ、AとC のえさを提示したら出てくるんですものね??

でも、A のえさ があるだけで、出てきたりはしないんですよ?
また、C のえさ があるだけで、出てきたりはしないんですよ?

しかも、『A も B も C も 全部 提示しないと出てこない』というわけではないらしいですよ?

起きないことが、分かりましたか?
だったら、うさぎ イ を穴から出す方法は
残りの、たった1つの方法のみです


「起きないこと」という視点を持てば、絞れるようになります!

これは、トレーニングですね。
ぜひとも、「ここ引っかかるな~」というところに敏感でありましょう。
そこが切り口になっている可能性が高いです!

それでは、「動く参考書」の解説をどうぞ!

本日は以上です。


問題を解くことができるとしても、短時間で解けるかどうかは、視点のトレーニングしだいです!

がんばって一緒にやっていきませんか??
講座で、ぜひご一緒に!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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