コツ DE 数的判断18 うさぎのグループ分けはたいへん
数的判断の世界にようこそ！
勉強たいへんお疲れさまです。
公務員試験の数的判断には、「またこのパターンだ！」と思える作業に何回も出会ったりします。そんな作業パターンをご紹介するシリーズ記事です。
ぜひ、勉強の参考になさってください。
今回は･･･
「コツ DE 数的判断17」の復習テストです！
効果的な分析方法を自分にインプットする良い機会になると思います。
子どもなら面倒くさがる方法こそが
最速の解決策だったりする･･･
それでは、さっそく問題です。
毎度ですが、私からのオリジナル挑戦状でございます。
※「コツ DE 数的判断17」の記事での学習がまだの方は、そちらが先です。いったん戻って学んでから、この問題にチャレンジしてください。
それでは、ぜひ、３分で解いてみてください。
もし３分以上かかるとしたら、「時間のかかる解き方をしてしまった･･･」と考えて、この記事の先へ進んでください。
【例題】
ア、イ、ウ、エ、オ の５羽のうさぎがおり、これらの中から１羽から５羽を自由に組み合わせて うさぎのグループを１組だけつくることを考える。以下の希望をすべて聞き入れて実現させるとき、確実にいえるのはどれか。
● うさぎ ア は、うさぎ エ とは同じグループになりたくない。
● うさぎ イ は、うさぎ オ とは同じグループになりたくない。
● うさぎ イ と ウ は同じグループでもよいが、その２羽に うさぎ エ が加わることは望まない。
● うさぎ ウ は、２羽以下のグループには所属したくない。
● うさぎ エ は、２羽のグループには所属したくない。
● うさぎ オ は、３羽以上のグループに所属したい。
① うさぎ ア は、うさぎ イ と同じグループにできない。
② うさぎ イ は、うさぎ ウ と同じグループにできない。
③ うさぎ ウ は、うさぎ エ と同じグループにできない。
④ うさぎ エ は、うさぎ オ と同じグループにできない。
⑤ うさぎ オ は、３羽のグループにしか所属できない。
さて、いかがでしたか？？
数的判断の学習をある程度進めてきた方は、こんな方法を選択したかもしれません。
１つの方法論は、論理
論理とは、「真偽」や「必要条件・十分条件」などで用いる、「→」を使って "起きることをつなげていく" 手法です。
今回これを当てはめると
● うさぎ ア は、うさぎ エ とは同じグループになりたくない。
ならば
ア → エ×
● うさぎ イ と ウ は同じグループでもよいが、その２羽に うさぎ エ が加わることは望まない。
ならば
イ＆ウ → エ×
などと表記できます。
たしかに、
「受講科目で英語を選択した人は数学も選択した」を
「英→数」と書く
ような手法もあるのですが、「３羽以上のグループに所属したい」などの "単純なようで単純でない" 希望をまとめるのにこの手法では、しんどくなってきます。
そこで活躍するのが
忘れた頃にやってくる、アイツです！
全パターン検査
前回の記事で学んだのに、もし忘れていたとしたら、急いで思い出してください！
この問題の最速解は、全パターン検査と思われます
「場合の数」を履修済みの方のために、グループのつくり方が全部で何通りか、答え合わせをしておきましょう。
全部で、31通りです。
「31通り」というのをどう思いますか？
多いと思いますか？ 少ないと思いますか？
31通り 書いて～、と言ったら、子どもはいやがる！
でも、数的判断をやっている人は
「この程度ならマシだ」と感じる
そうなんです、ここの見極めなんです！
結局、理論を考えて突き詰めるにもそれなりの時間がかかります。その時間と、31通りを書き上げる時間を、比べてください。そして、どちらを取るか、自分で決めましょう。
試験当日に問題を見てから考えているようでは間に合いません。いま勉強の時間があるうちに、「どちらが速いか比べた経験」を積んでおく必要があります。
そして、試験問題を見たときには「これは書いた方が速い！」などと、瞬時に判定できるといいですね。
面倒なようで、結局は早道
もう一度、前回のポイントの復習です！
面倒くさいことができないのが子ども
面倒くさいことをさらっとできるのが大人
面倒くさいことを、組織立ててできるのが仕事人
３つ目の、「組織立てて」という部分でしたね。
前回、目に焼き付けていただいたと思いますので、ぜひ全組み合わせを書き上げて、不適なものを除外してみてください。
【うさぎ１羽】
ア
イ
ウ
エ
【うさぎ２羽】
ア＆イ
ア＆ウ
ア＆エ
･･････
さあ、このつづきをやってみましょう！
３分あれば解けると思います。
条件と５択を、再度書きます。
● うさぎ ア は、うさぎ エ とは同じグループになりたくない。
● うさぎ イ は、うさぎ オ とは同じグループになりたくない。
● うさぎ イ と ウ は同じグループでもよいが、その２羽に うさぎ エ が加わることは望まない。
● うさぎ ウ は、２羽以下のグループには所属したくない。
● うさぎ エ は、２羽のグループには所属したくない。
● うさぎ オ は、３羽以上のグループに所属したい。
① うさぎ ア は、うさぎ イ と同じグループにできない。
② うさぎ イ は、うさぎ ウ と同じグループにできない。
③ うさぎ ウ は、うさぎ エ と同じグループにできない。
④ うさぎ エ は、うさぎ オ と同じグループにできない。
⑤ うさぎ オ は、３羽のグループにしか所属できない。
解けましたら、次の動画で確認してください。
思考パターンのトレーニングは、１日で身につくようなものではありません。
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講座で、ぜひご一緒に！
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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