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婚活なんてもうムリ、と感じたときに試してみること

ミスチルの11thアルバム『シフクノオト』の収録曲「掌」に「探すから見つからなくて/欲しがるから手に入んなくて」という歌詞があるのですが、この記事を読んでくださっている皆さんのいまのお気持ちは、まさにこの歌詞のような感じではないかと想像します。

私(筆者)自身、40歳を過ぎて結婚するまでの足掛け約10年間のらりくらり婚活をしていたので心中お察しします。八方塞がりみたいな感情におちいり、この先を楽観視できない。どよーんとした気持ち。まわりと比較しても良いことなんて何もないのに、恋人のいる人、結婚している人をうらやむ自分にさらに自己嫌悪する毎日。落ち込む自分。

そんなときは皆さん、つきなみだけど婚活からいったん離れましょう。距離を置くというのではなく、視線をべつのほうに移すというか気分転換するというか、日常生活にほんの少しの変化を加えてみる。劇的な変化でなくていいんです。ちょっとした心がけ。

毎朝挨拶していなかった人に「おはようございます」と言ってみるとか、目のまえに落ちているゴミを拾ってみるとか、自動車に乗って通り過ぎていただけの場所を歩いてみるとか、30秒間空を見上げてみるとか、ほんの少しだけ意識を変えて、いっぽうで婚活からは離れる。

上手くいっていない原因はありそうでないし、なさそうであるのが人の出会いやタイミングというもの。

漫画『スラムダンク』に登場する安西先生が試合中の三井寿に向けて「諦めたらそこで終わりですよ」と語りかける有名なシーンがありますが、こと婚活に関してはいったん諦めたっていい。出会いは向こうからもしくは予測不能のところからある日突然やって来るものです。少しくらい諦めたって(また弱気になったって)まったく終わりではありません。

それから、たとえばまわりにいるモテそうな誰かをよく観察し、その人の良いところをマネてみるのはどうでしょう。

私のまわりの話で言えば、職場の上司と後輩はとてもモテます(たぶん)。二人とも恋愛結婚で、タイプ自体はまったく異なります。

男性上司のほうは私が「面倒臭い」という言葉を発するとそんな言葉使うなと注意されます。人に言うだけでなくご自身もそういうネガティブ言葉は使わないし人の悪口も言わない。遊び心はちゃんと持ってる人格者で、仕事はもちろん出来る人なんですね。

私はときどき、普段の生活のなかでその上司ならこういう場合どう判断するのだろうと目のまえの問題を上司のケースに置き換えて考えてみることがあります。ある自分なりの判断をした場合でも、上司はそうは判断しないな、と少しでも客観的になれるように試すんですね。そういった思考を婚活に応用してみるというお話です。

また後輩の彼も容姿がとても男前だから単純にそれだけでモテるのだけど、冷静に観察してみるととても聞き上手です。まず第一に、余計なことは言わない。いつもニコニコしながら相手の話を感心した風に耳を傾け、こちらがリアクション欲しい話題を振れば「えっマジすか!」としっかり反応。もう無敵です。

そんなふうに無理のない範囲でまわりにいる誰の良い面をマネて自分にちょっと取り入れてみる。いまはご自身の未来に多少は悲観しているかもしれないけれど、本記事「婚活なんてもうムリ、と感じたときに試してみること」のタイトルをタップされているわけですからね。きっと潮目は変わります。あなたご自身から発せられる雰囲気、オーラみたいなものもきっとリニューアルされるはずですよ。

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