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婚活には3つの坂がある

皆さん、婚活には3つの坂があるってご存じですか? そうです。1つ目がもちろん「上り坂」、2つ目が「下り坂」、そして、そして、もう1つについてはまた後ほど。

3つの坂と言えば、よく耳にするのが結婚式のスピーチ原稿。そこではしばしば人生や結婚生活に例えられますが、婚活であってもあながち外れた話ではありませんよね。婚活の時間もまた私たちにとっては大切な人生の一部だから。

上り坂

ここで言う上り坂とは、私の解釈では、皆さんがモテているときではありません。いまお付き合いしている結婚したいお相手が目のまえにいるとき。

以前、婚活で知り合ったある女性と理想の男性に関する話になったときに、彼女曰く男性に求める「優しさ」はマストであって、好意を持った女性の前では男は優しくて当たり前だと言うのですね。そして男性には、その優しさ以外のプラスアルファの魅力が必要なのだと。

ずいぶん前にべつの記事で「男性には清潔感と誠実さが必要」と書いたのですが、すでに真剣交際のステージにいる男性であれば、おそらくはその清潔感部分はクリアされていると思うんです。

そして私が考える婚活で期待される男性の特長の「誠実さ」についてもう少し詳しくお話させてください。

婚活とは関係ありませんが、私はふだん仕事で勤め先の営業車を借りて外回りをしているのですが、給油は会社指定のカード以外に給油所で発行されるレシートでの精算も認められているんですね。つまり、知らん顔してバレないようにやりさえすれば自家用車に給油したレシートもそれに忍び込ませれば会社の経費で私用で不正の給油ができるわけです。

当たり前すぎるけれど、私はもちろんそんなことはしない。そこには私と勤め先との信頼関係があるから。会社は社員を信用信頼してレシート精算を認めている。ご承知のとおり、誰かとの信頼を築くのには時間がかかるけれど、それを崩すのに時間はおよそ必要ありません。あっという間です。

同じようなことを婚活で知り合ったお相手に対してもきちんと意識してもらえたらと思うんですね。べつに隠し事はするな、ということではありません。都合の悪いことは段階的に伝えていったらいい。ただ、信頼を損なう言動はふだんの生活から控えるべきないのかなと言いたいのです。信頼を損なう言動によって顔付きや人相も変わり、自分自身も損なわれていくものだから。

下り坂

これは字面のとおり、婚活が上手く行っていないとき。婚活をしていると思い描いたとおりに行かないことだってある。良縁と感じたお相手に前のめりな態度を取りすぎて敬遠されたときや、こちらが好意を持っても相手にしてもらえないとき、そもそも出会いまでの一歩さえ踏み出せていないときなど、自分はため息でしか呼吸していないんじゃないかって思うくらい気持ちが落ち込んでしまう時期は誰しもありますよね。

私は趣味で家の近所をランニングしたり、ときたま市民マラソン大会に参加したりするのですが、上り坂を走るときと下り坂を走るときでは使う筋肉も体にかかる負荷も違うんです。

お尻や太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)を上手く使って駆け上がる上り坂に対して、下り坂では膝を支える太ももの前側の筋肉(上筋など)にスピードに比例した衝撃がかかる。

登山でも登るときより下るときのほうがはるかに難易度が増すように、坂道を下るときには足元に注意してはっきりと違う筋肉を意識して走らなくてはならない。

上手く行っていないとき、もう諦めてしまいたいときの時間の過ごし方については過去のいくつかの記事で詳しく触れているので繰り返し同じ話題は控えますが、いったん婚活から離れたって弱気になったっていい。

とにかく、下り坂を走るときは疲れたら立ち止まって深呼吸して息を整えて、時計は無理に見なくたってかまわない。ただ、水分補給だけは忘れずに。走るとき水分を補給しないと足が攣りやすくなるんですよ。

まさか、かな?

結婚式のスピーチで出てくる3つ目の坂は「まさか」ですよね。私自身は婚活で「まさか」は経験していないと思うんですが、極端な例では結婚を約束した相手にじつは別の婚約者がいたとか、彼/彼女は既婚者だったとか、結婚式の間近に一方的に婚約を破棄されたとかがそれにあたるのでしょうか。

もし皆さんのうちの誰かにそのような悲惨な経験をされた方がいらっしゃったのなら、それは大変残念なことだし、お気の毒なことだと思います。こちらが簡単にわかったような口は聞けるものではありません。

落胆や怒りや憤りの気持ちのやりどころをどこに向けたらいいのか、暗澹たる思いに前さえ向けない気分になるかと想像しますが、そんなときは一人で抱え込まないで誰かを頼ってくださいね。少しくらい迷惑をかけたって構わないから、生きていれば後で借りは返せるからとにかくいまは誰かに甘えてくださいね。

と、あれこれ婚活的カタストロフィの「まさか」について語りましたが、私の考える婚活の3つ目の坂は「弥栄(いやさか)」です。

ま・さ・か!笑笑

結婚や子供の誕生のお祝いや商売繁盛の縁起担ぎ、いっそう栄えるという意味をもつ言葉です。すごくシンプルに、皆さんの弥栄を期待しているから。

その3つの目の坂をぜひ眼中に収めてくださいね。そう願っています。

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