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【読書録】ゆっくり、いそげ(影山知明)

こんにちは。文系脳の数学教員です。

今日の読書録は『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』です。2015年3月に大和書房から刊行されています。

知人に薦められて読んだ一冊です。

 JR中央線・乗降客数最下位の西国分寺駅。そこで全国1位のカフェをつくった著者が挑戦する 「理想と現実」を両立させる経済の形。
(大和書房HPより)
著者のプロフィール
影山知明(かげやま・ともあき)
  1973年西国分寺生まれ。東京大学法学部卒業後、マッキンゼー&カンパニーを経て、ベンチャーキャピタルの創業に参画。その後、株式会社フェスティナレンテとして独立。2008年、西国分寺の生家の地に集合住宅兼店舗のマージュ西国分寺を建設、その1階に「クルミドコーヒー」をオープンさせた。同店は、2013年に「食べログ」(カフェ部門)で全国1位となる。ミュージックセキュリティーズ株式会社取締役等も務める。
(大和書房HPより)

 経済。コミュニティ。仕事。時間。

 著者の影山さんはカフェ経営を通して、物事の本質を突き詰めて考え、その知見を1つ1つ丁寧に書き綴っています。様々なエピソードから、人と人との結びつきを人一倍大切にしている方であるという印象を受けました。

 本書のメッセージとしては、「よい経済の循環を生むためには、目先の利益を追いかけるのではなく、時間や手間暇をかけ、ギブ(テイクではなく)を突き詰めて考えていくことが大切である」といったところでしょうか。

この本を読んで、ハッとさせられることが何度かありました。

働くということは、どういうことなのか。

忙しくて周りが見えなくなっているときにこそ、立ち止まって考えてみた方がよいのかもしれません。


時間と手間をかけ、

丁寧に、丁寧に、

心を込めて仕事をしていこうと思います。

#ゆっくりいそげ #クルミドコーヒー #大和書房
#影山知明 #読書録


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