数学が解ける人の思考回路
※この記事は約1000字の文章です。
みなさん、勉強お疲れ様です。
本日は「数学が解ける人の思考回路」についてお話します。
大前提として...
数学にかかわらず、ほかの理系科目や文系科目にも通用するお話ですが、なにより大事なのは「基礎の徹底」です。大学入試の問題は、基礎的な問題の組み合わせでほとんど成り立っています。いわゆる難問と言われる問題もこの例にもれません(一部例外中の例外がないわけではないですが、それは除外します)。
2つの段階
じゃあ実際にどのようなかたちで、問題が解けない!となってしまうのでしょうか。個人的にはふたつの段階があると思っています。
①基礎(単純な計算や公式の活用)がおろそかである。
②基礎はできているが、その組み合わせに対応できない。
①については後々のnoteでお話する予定です。今回はより大枠な話である②について、これができる人とできない人の考えていることの違いを僕なりに書いてみようと思います。
道に迷った!どうやっていけばいい?
みなさんは、街中で道を聞かれたとき、どういう風に道筋を説明しますか?
「2本目の信号を左に曲がって、突き当たりを右に...」とか、「このまままっすぐ行くと右側に公園があるのでそこを右に曲がって、その後は…」というように具体的な手順を説明しませんか?
「南南西の方向の、ここから800mのところにありますよ」なんて説明はしないと思います。
前者が基礎を徹底した説明、後者がそうではない説明だということはわかると思います。後者で十分な説明と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、道に迷っている相手に対する説明としては不十分でしょう。
数学も同じ
さて、話を戻します。
数学も同様です。まずAを求めて、それを使ってBを求めて、またそれを使ってCを出して、そして最終的に問われているDという答えを出す。頭の中でいきなりAからDを求めることは(不可能ではないかもしれませんが)難しいです。これは数学ができる、できないではなく得意な人がすることだと思っています。だから、無理にAからDを導こうとしてできなくて、挫折してしまう人が結構いるんじゃないかと思います。
A,B,C,Dを求める作業はたいてい基礎的な計算です。その組み合わせで、最終的な答えにたどり着こうとする、という考え方で問題に取り組んでみると、今までたどり着けなかったところまで到達できているのではないでしょうか?
こういった考え方をすることで、自分が基礎的な部分でどこが苦手か、というのが分かりやすく把握できるというメリットもあります。次回はそのことについてお話しようかと思っています。
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