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人生がしんどい時は

人生がしんどい時は、大抵の場合、心身に必要な供給活動を怠っている、もしくは供給できない状態に陥っている。こうした人生の谷間期に陥ってしまう原因は色々だが、それをさらに低調化させてしまう幾つかの日常行動がある。1つづつ見ていきましょう。

1・「日光を浴びてない」

日光を浴びないことによる弊害はいくつかある。最も注目したいのは、ビタミンDの生成量が減少すること。

ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートし、骨の健康を維持する重要な役割を果たししていることはすでに承知のことだと思います。このビタミンDが不足すると、免疫力の低下や、ウツ状態や意欲の低下を引き起こしてしまう。

さらに、日光不足はセロトニンの分泌にも影響を与えることが知られている。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれている気分を安定させる効果がある神経伝達ホルモンの1つ。

セロトニンの不足は、ストレス感の増加や気分の落ち込み、睡眠の質の低下につながりやすいから気をつけたい。

したがって、心理的な健康を維持するためには、適度な日光浴が大切になる。しかし、夏場の紫外線は皮膚がんなどのリスクを高めるため、適切な時間帯や期間を意識しての日光浴が重要になる。

梅雨の時期には、食事からビタミンDを摂取することも大切といえる。例えば、鮭やサンマ、イワシなどの魚類や、干ししいたけやきくらげといったキノコ類にはビタミンDが豊富に含まれているので、食事に含めた方がいい。いまの時代、コンビニ食をうまく利用すれば、これらのものは摂取できる。

2・「寝ていない」


先ほどの日光浴と関連してくるが、「寝ていない」は、6時間未満の睡眠を指します。6時間未満の睡眠状態が続くことによる心理作用には、以下のようなものがある。



1・集中力や注意力が低下し、作業効率が悪くなる。
2・新しい情報を覚える力や既存の情報を思い出す力が弱くなります。
3・適切な判断を下す能力が損なわれ、リスクの高い行動をとりやすくなります。
4・イライラしやすく気分が落ち込みやすくなったりします。
5・ストレスに対する抵抗力が弱まり、精神的な負担が大きくなります。


これらの心理作用が積み重なることで、日常生活や仕事に悪影響を及ぼす可能性は言うまでもなくある。

3・「誰かに本音を話せてない」


本音を話せない事は、ボディーブローのようにジワジワとメンタル力が奪われる厄介なポイント。

話せない状態は、自分の感情や意見を抑えてストレスがたまりやすくなる。また、人間関係の摩擦も起きやすい。他者に対して誤解や不信感が生まれ、対人関係が悪化する可能性は否めず。

こうした状況は、周り回って自分へと反映されて自己肯定感の低下へと繋がる。自分の意見や感情を抑え続けることで、自己肯定感は目減りすることがある。

こんな状態では表面的な会話が増え、深いコミュニケーションが取れなくなりコミュニケーションの質が低下することは想像がつくし、長期間にわたって本音を話せない状態が続くと、不安障害などの精神的健康問題を引き起こす可能性も出てくるので、できるだけ改善策を打ち出したい。

4・「決めたことを実行してない」


決めたことを実行しないと、まず自己信頼の低下は否めない。 これは自分で立てた計画を自分自身が守らないことで、自信や自己信頼感が低下するであろう事は最初から理解できるからだ。

また、計画を実行しないことで、目標達成が遅れたり、達成できなくなったりすれば、さらに輪をかけてストレスの増加へと進むことが予想される。

実行しなければ未完了のタスクは増えるし、その状況を作り出した自分に対しても嫌悪感が出てくるわけだ。こうしたバッドスパイラルにループがかかってしまうと、他人からの信頼を失い、対人関係や仕事に悪影響を及ぼす可能性は大いにある。

自己評価が低くいのだから、やる気やモチベーションどころではなくなる。だから、まずは些細なことだけでも決める。そして決めたタスクを消していこう。消した分が戦って勝利した数になる。

まとめ

つまり、人生がしんどい時は、攻防戦の構えに変えなくてはいけない。しかも持久戦と思っておいた方がいい。シンドさに抗って戦い、紙一重でも有利になれば、こちらの勝ちです。

そのためには、心身の今現在のスペックで十分なので、とにかくポテンシャルを発揮できるように生活を乱さないことが肝要です。

衣食住の乱れは、相手(弱い自分)に有利になってしまいます。できる限り「うまい!」と思えるもので食事を摂り、ラジオ体操と散歩でいいのでとにかく運動をして生身の自分を動かす。そして、本を読み、ぼーっとして、湯船で体と心を緩め、安心してよく眠る必要があるのです。

自分の旗を掲げ、戦いに勝利しましょう。

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