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「マタニティを飛躍の機会に」〜マタニティリープのオンラインイベントレポート〜

こんにちは。マタニティリープ主宰の渡辺有貴です。今回は「マタニティを飛躍の機会に」をキャッチフレーズに行ったオンラインイベントのレポートです。(男女合わせて20名近くの方に参加いただいて、インタラクティブに対話もできた深くいい時間でした。)
とても個人的だけれど、妊娠・出産・子育てで起きうる経験について話がされました。お話しされた内容を大切にしたいと思うので、尊重しつつ、共有させていただきます。

マタニティリープとは?
Maternity = 母であること(母性)、妊娠出産の
Leap = 飛躍、跳躍、跳ぶ
を足して創った造語です。
Maternity Leave(産休)をもじって、
「妊娠出産を飛躍の機会として、混沌とした現実や困難から、新しい自分を生み出して行くこと」
「マタニティを飛躍の機会に」を意図しています。

マタニティリープとは女性だけのもの?
マタニティというと「女性」、そして「妊婦さん」というイメージがあります。マタニティリープでは、特に30代、40代の仕事もしながら、妊娠・出産・育児をする、それに向かっている女性を応援したいと思っています。また、 その旦那さんや家族も含めて、マタニティリープは起きると考えます。
 赤ちゃんが生まれるということは、家族の磁場が変わります。家族全員(親の親、親、子供の少なくとも3世代)が影響を受けるので、マタニティリープは女性に限らず起きるものです。また、マタニティ期(妊娠出産する可能性のある期間)は家庭だけではなく仕事でも責任や役割を担うので、女性の場合、娘、妻、嫁、母、マネジャーといったたくさんの役割や側面を統合して行く期間でもあります。(男性の場合は息子、夫、婿、父、マネジャーといった仕事の役割など)その統合の過程で、起きうることを契機にリープ(飛躍)していこうという考え方です。

マタニティリープは妊娠中に起きる?
ちょっと英語から紐解いてみると、マタニティ(maternity)という言葉には母性であったり、母親であることという意味合いがあります。英語では物理的に妊娠しているという意味を持つpregnancyという言葉もあります。
• Before pregnancy : 妊娠前、妊活中
• During pregnancy:妊娠中
• After pregnancy:赤ちゃんが生まれて、子供が大きくなって
どのタイミングでもマタニティリープについて語ることができます。子供を持つことや家族・仕事についての夢や理想を語ったり、今困難に感じていることについて本音を話したり、子供が大きくなった時にこれまで起きてきたリープについて語ることで、そのリープを受け止めることができ、力とすることができます。ですので、マタニティリープは妊娠出産過程にある女性に限られるものではありません。

マタニティリープとはポジティブなものだけから生まれるものではない
個人のマタニティリープの物語を話している中で、なかなか普段は話されない出来事についても話が出ました。例えば別居。家族の磁場が変わり、家族という世界が変化する中で、かなり多くの人がパートナーとの別居を経験しています。特に閉じられた家族、同じメンバーで同じことが繰り返されていると、時に家庭は圧力鍋のような状態になります。その圧が耐えられずに物理的に距離をおく、別居したり、実家に戻ったりすることがあります。時にそれが離婚ということになることもあります。また、妊娠出産のように語られることはない流産や死産、子供との死別もあります。ポジティブとは思えないこうした経験もその人の人生にとって大きな意味をもたらし、リープにつながる。そんなこともイベントでは語られました。

「マタニティリープ」を多くの人の力にしたい
「マタニティリープ」というコンセプトをより多くの人に知ってもらいたいと思っています。「マタニティブルー」や「産後うつ」という言葉が世の中で広く認知されていますが、それと同じぐらい認知してもらいたいと思っています。妊娠出産、そして子育てをすることがとても尊いことであり、同時にこれまでの家族や人生のパターンがガラガラと壊れて生まれ変わる時期だからこそ、安心してその混沌を経験して力とすることができる。「マタニティリープ」という言葉やコンセプトを知ってもらえると、日常の大変さや居心地の悪さの中にも、「もしかしてこれってマタニティリープ?」と俯瞰して、大丈夫だと思えるスペースが生まれると思うのです。このスペースこそがマタニティ期にある全ての人にあるといいなぁというのが私の夢です。

マタニティリープではこれからもこうしたコンセプトに興味があったり、ご自身のマタニティリープを創り出していきたいと思う方に向けて、オンラインでのイベントを開催していきます。noteでも告知していきますので、ご興味ある方は「スキ」をおねがいします。




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