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M・ナイト・シャマラン「サイン コレクターズ・エディション('02米)」

「シックスセンス」「アンブレイカブル」と、驚愕のオチで映画界を震撼させたM・ナイト・シャマラン監督ですが、監督3作目にあたる(実際には「シックスセンス」以前に2本の監督作があるが、日本未公開で、2本目はお蔵になっていた)この「サイン」は、オチを捻りすぎて普通に戻るという、逆の意味で驚かされました。

前2作ではブルース・ウィリスが主演でしたが、今度はメル・ギブソン。ギブソンは妻を亡くした牧師の役ですが、彼の前に様々な「サイン」が現れます。家の前の畑に出現するミステリーサークル、彼を監視しているかのような謎の影。

シャマランのことだから、いかにも●●●が現れるぞと思わせて、全然違う方向に捻るんだろうな、と思って身構えていると、最後に本当に●●●が現れるので逆に驚きました。

おいシャマラン、そんな素直な展開で良いのかよ、と思っていると、最後の最後が予想外の展開になるのです。

この●●●、●●を食べるために地球に現れたようなんですが、おそらく映画史上最弱。まさかあんなもので倒せるとは。ちょっと想像できなかったです。

「捻りに捻ったオチ」が売り物のシャマランが、3回目に全く捻らないことで観客を驚かせるというのも、捻りに捻って元に戻った感じです。ただ●●●を●●●で殴り●●なんて、やはり普通ではありません。

この後のシャマラン映画は観たり観なかったり、オチを考えるのに悪戦苦闘した映画ばかりですが、どれも一定の面白さを確保しているのがさすがです。幸せな人生を送って欲しいものです。

「サイン コレクターズ・エディション('02米)」
メル・ギブソン / ホアキン・フェニックス / M.ナイト・シャマラン
定価: ¥ 1800

https://jp.mercari.com/item/m15107274063
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