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「テックス・アヴェリー傑作集」

45年くらい前に東京12チャンネル(テレビ東京)で夕方にアメリカの短篇アニメを毎日3本放送する「マンガの国」という番組がありました。バックスバニーなんかがメインで、その「真ん中の話」によくテックス・アヴェリー(最近はアイヴリーと表記されるようです)の変な短編が混ざってました。

アヴェリーは日本では知名度はそれほどありませんが、全篇ものすごいスピード感で気が狂ったギャグを連発し、「カフカを読んだディズニー」の異名を持つギャグアニメの鬼才です。

このディスクには、アヴェリーの代表作が8本入っていて、お得な盤になってます。

「呪いの黒猫」「おかしな赤頭巾」「へんてこなオペラ」「ある殺人」は特にお勧めで、観るとなんじゃこりゃの連続。多分アヴェリーの代表作とも言えるでしょう。

アニメの途中でいきなり実写の人物が出てきたりします。なんというか、今で言うメタ・アニメ(アニメであることを逆手に取ってあり得ないギャグを作るアニメ)の天才作家です。

新品未開封で私は確かめていませんが、ネットの批評を見ると画質はあまり良くないとのこと。しかし日本語の吹き替え版で、アヴェリーの代表作に触れてみたい人にはお勧めできます。


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