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一階に住みたいんですが、何か?

今日はお部屋探しについてです。
インターネットなどで物件を探すとき、このようなフィルター項目を見たことはないでしょうか。

・二階以上

これは一階物件の人気のなさを如実に表した項目です。
お部屋探しをするときに「二階以外」「三階と五階を除く」「最上階以外」なんて項目はついぞ見たことがありません。見たことがないということはそれを希望している方がいない(もしくは極端に少ない)ということの証左でもあります。すべての階が平等に人気がある訳ではないのです。
ですが、一階の住居はそんなに忌み嫌うほどのデメリットがあるでしょうか?
せめて、それぞれの物件次第だから見てみよう、くらいは態度を軟化させてもいいと思います。問答無用で一括排除はあまりにももったいない。
そんな一階物件について書いていきたいと思います。

まず一階がここまで嫌われてしまうのはなぜでしょうか?
多くが防犯という点を上げると思います。
例えば空き巣に入るにしても、自分の背丈よりも高い位置にある二階以上のマンション号室に侵入しようとするのは素人目に見てもかなり大変そうです。ところが一階であれば腰ほどの手すりをひょいと乗り越えれば侵入できてしまいます。ベランダで事が済む下着泥棒なども、上層階よりは手すり越しに手を伸ばせば済んでしまう一階の方が被害が多そうな気がします。

次にプライバシーが守られるのかという点でしょうか。
一階であれば部屋の開口部ガラス面に道路が面していれば通行人から丸見えです。もちろんカーテンはすると思いますが、それでも人目を常に気にしているというのは疲れてしまいます。歩いていて部屋の中が丸見えなアパート・マンションを見たことがある人もいるかと思います。外が暗いと室内の灯りで自分が思っている以上に外から見えているなんてことも。

しかし、一階には一階の良いところがあります。
まず第一に出入りが楽な点です。階段やエレベータを使っての移動は、実はかなりのストレスを伴います。タワーマンションの高層階に住んでいる人もとにかく出入りが面倒で引っ越す人もいるほどです。ところがどうでしょう、一階に住んでいればアパートでもマンションでも入室がシームレスです。
わたしも(高層階ではないですが)一階に下りるのが面倒すぎて、ちょっとした買い物は我慢してしまいます。なにかのついでにしようと思わせます。入室の面倒さから一階にしか住まないと決めている友人もいます。

あと階下への騒音を気にしないで済むという点もメリットです。
自分が他人に迷惑を掛けられるのは絶対許せないが、掛ける分には一切気にしないなんて方は案外少ないです。階下を気にして過ごすのは大きなストレスでしょう。特に小さなお子様と暮らしている方は、騒音トラブルを避けるために一階を選ぶのは良くある話です。ご両親も安寧に過ごせるでしょう。

そしてなにより嬉しいのが、同じ建物でも家賃が安いことが多いです。
同じ建物同じ間取りでも、一階というだけで安価に住めるのであればデメリットをかき消す動機としては充分です。

なによりデメリット部分が許せない、という方も一度物件を見てみてはいかがでしょうか?
まずプライバシーなどに関しては垣根を植えたり塀を高くしたり窓ガラスが反射性の高いものになっていたりと対策をしているところもたくさんありますし、防犯面も敷地の際に部屋がなかったりベランダを乗り越えるには人目が気になりすぎる立地だったりシャッターを備えていたり、乾燥機能付きドラム式洗濯機を使っていればそもそも外に洗濯物を干さなかったりします。すべてがすべて危険というわけでもありません。
一階であれば専用庭が付属する物件も探せばあります。向かいが開けていれば日当たりも良好ですし、逆に日光を入れたくない人は北向きだろうが路地だろうが関係ないのです。(参考:【東西南北】部屋は何向きがおすすめか
騒音なども気になるという話を聞きます。
しかしこれは「高層階ほど遠くの音が聞こえてうるさい」という話も聞くので、物件による部分がだいぶん大きいと思います。

何事もまずは「物件を見てから」です。
一階というだけで切って捨ててしまうにはあまりにももったいない魅力ある物件がまだまだ眠っています。
お部屋探しをしている方は、一階もぜひ考慮してみて下さい。

それでは!


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