お抹茶はあなたの武器になる!

むかしむかし

とある暑い夏の日に


わたしは母と

そして祖母と


北鎌倉の駅に降りたちました。


麦わら帽子の向こうには

眩しすぎる陽射しがあって

そして照り返しにも目を細めながら…


当時はまだ電車にエアコンがなくて

首のうしろはすでに汗まみれでした。


喉の渇きを覚えて

駅前にある茶寮に足を踏みいれると…


そこは薄暗く冷んやりとして

静謐な空間が、外の世界との対比をより浮き彫りにしていました。


いまも駅前に暖簾を構える「こまき」

知る人ぞ知る和菓子の名店です。


その非日常の世界に

幼いながら、わたしはワクワクが抑えきれずにいました。


そして、そこで出していただいた

小さくて美しい和菓子の愛らしさに目を丸くしながら


ふわふわの抹茶の香り、広がる苦味の心地よさを味わいながら


ホッとした時間を過ごしたこと

いまも強烈に覚えているんです。


こんにちは。

お抹茶コミュニケーションSUI

冨田尚子です。

画像3


あれから40年の時が流れて

ずっと憧れを抱いていたお抹茶を指導する立場となって、もう4年目になります。


継続してくださる社中のメンバーと

毎期新しい企画を試み、愉しんでいます。


ひとつひとつの知識との出会いに感動してくださる様子に


例えば、これまでただの景色であった文様についても

背景にある意味やストーリーを知識として得てゆく喜びは、とても掛替えのないもの。


何気ないと感じていた季節の風物に

別の場所で出会って、改めて感動したり…


こころのひだが豊かに震える感動を

味わえる喜びって!

大人の女性ならではの愉しみなのです♡


より暮らしが彩られて

目が肥えて

舌が育って

感性が研ぎすまされてゆく…


「あぁ♡わたしが求めていた日常の豊かさって

こういうことなんだぁ!」


心地よい仲間たちと

そのなかで生まれる

細やかな心配りの循環が愛おしくて

「見えないものに満たされるって

こういうことだったーー♡」


そんな風に嬉しそうに語ってくださる

美しい笑顔に出会う度に


わたし自身がじんわり

日々感動しています。


お抹茶をコミュニケーションにして

それぞれの方が求めていたものを手にしてくれていることに


深く深く感謝しています。


これまで国内外18名のテーブル茶道講師が誕生していきます。(2021年4月現在)


お抹茶の仕事を通して、これまで想像すらしなかったご縁が繋がり、


わたし自身も大使夫人が委員長を務めるイベントで、妃殿下に「献茶」と言って、お抹茶を点て召し上がっていただけたり、お言葉を交わした記憶は、わたしの一生の宝ものとなりました。


このコロナ禍のいまも、万全の対策を講じて

小規模ながらこころが開放される企画を計画しています。


お茶のイベントは、わたしひとりの力では決してなし得るものではなくて


こうしてSUIに集って

学びを深めて、継続してくださる仲間たちがいればこそなんです!


《お茶って ひとりではなし得ない》


美しきワンチームに、いつも溢れる感謝の想いを抱いています✨


わたしの記憶に残るお抹茶は北鎌倉からはじまりましたが、そこからまた時は流れて、小4の春。


わたしは兄と地元の茶道倶楽部に入りました。

和のお稽古への憧れもありましたが..

当時は完全なる和菓子目当て、でした♡


裏千家の師匠で

それは
厳しかったこと!
思い出しても冷や汗がでてしまう!笑


そしてお菓子と、お抹茶の

それは美味しかったこと^^


袱紗さばきに四苦八苦しながらも、とても楽しい時間でした。


そんなわたしが、なぜテーブル茶道の学びを加速させたのか。


今日はそんなお話を聞いてくださると嬉しいです。


ずばり!?


海外駐在の予定があったからなんです!
※大どんでん返し人事につき、現在に至る…


海外駐在


一瞬ふわりとした感情に舞い上がりましたが…


いや、待って!!


英語圏でなければ
英語が通じない=言葉が通じない
ということ。


当時、娘は学校生活にそれは満たされていて
変化を全く望んでいなかったこと。


現実味を帯びるほどに…焦りました!


なにから始めよう…

そこで真っ先に思い出したのが


高校交換留学での、ひとつの成功体験でした。


当時のわたしには
『なにが伝えられるのか』
よく分かっていませんでした。


異文化交流を目的として
高校時代にアメリカで過ごしたい!


無限の可能性を感じて
高校交換留学にアプライしました。


中学生の頃からアメリカ留学に憧れ続けて、両親を説得するのに1年、
そして考査からはじまる留学準備をいれると


丸2年の時間を要しました!


懐かしいなー
「フェリスはある朝突然に(1986)」

画像1


いまも名作と思っています♡

ご存知ですか!?


アメリカのハイスクールライフにひたすら憧れ

旅立ったわたしに
待ち受けていたもの…


それは


まさかの


圧倒的挫折感でした!!!!


長くなりますので
続きはまた次回に♡

本日も最後まで
お読みくださいまして
ありがとうございました。

こころからの感謝をこめて。

画像2


■自己紹介動画♡


■HP

https://matcha-sui.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?