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そして、再び

2014年3月末、私は、台湾の誠品生活で客家擂茶に出会い、その美味しさ、奥深さに心動かされました。
何かで起業することを決意していた私は、台湾滞在中に、現地から、大阪産業創造館開催の、「創業チャレンジゼミ」に申し込みをしました。
申込書には、かなりの文字数を記入しなければならず、締切日も間近だったため、台湾の宿泊先で苦労して作成したことを、今、昨日のことのように思い出します。

さて、帰国後早々、
「創業チャレンジゼミ」 の合格通知を受けとりました。ゼミは4月から始まり、2か月で5回参加しました。はじめはゼミに参加するだけで起業できると思っていましたが、世の中そんなに甘くはありませんでした。
1回目のゼミの後に個別面談があるのですが、
「そんなに簡単ではない」と強く言われました。かなりショックを受けましたが、なんとか喰らいついてでも起業して、日本全国に客家擂茶を広めたいと思い、2回目の授業に臨みました。1回目の授業より人数は減っていました。
結局、5回のゼミを受けても、実際に起業しようという人は参加者の半分にも満たなかったようです。私は、ゼミとゼミの間に何度も面談に通い、最終課題の起業アイデアを起業プランにブラッシュアップしてのプレゼンまで辿りつきました。面談の回数も、参加者の中で1番多かったと思います。
先生方には本当にお世話になりました。

「創業チャレンジゼミ」を卒業したのは、
客家擂茶と出会ってから3か月後のことでした。
2014年6月、私は、客家擂茶のビジネスプランを手に、再び、台湾行きの飛行機に乗り込みました。
行き先は、九份にある、吾穀茶糧SIID CHAさんのカフェでした。


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