音楽知識0でも読めばepが1兆倍楽しくなるメンバーも知らない楽曲大解説!!
さーーーーーて、大変お待たせいたしました!
epの解説、やっていこうと思います。
我々DISTRESSの楽曲は最終的な各パートのアレンジを除き、そのほとんどを私マッチが制作しておりますので、中にはメンバーですら知らない楽曲の情報があったりなかったり。。。(サンプリング元とかね)
今回はそんな情報や小話を挟みながら、epを1兆倍楽しんでいただけるよう楽曲ごとに曲解説して行きます!
(配信もされているので、聴きながら読む、なんて贅沢な楽しみ方をしてもらってもいいんですよ)
ちなみに基本的に全曲メロディーから作って、インストのデモが完成してから歌詞をつけていくって方法で曲を作ってます。
しかも歌詞の内容というよりは、母音子音のレベルで耳馴染みの良いリズムを形成出来る単語の集まりという方に重きを置きたい人間なので、そういう意味では歌詞もメロディーみたいに作っています。
ん?
まあ簡単に言えばある事柄について自分の意見を歌詞で表現するというよりは、「ここ絶対文末はo,o,u,i で終わりたいなぁ」みたいな感じでその部分に当てはまる単語を考えて、そこからその単語が含まれる響きの良い一文を考えて、出来上がった一文に関連する内容であったり物語を派生させていくって感じです。
要するに歌詞にそんなに思い入れとか無いです。
加えてコードも怪しいくらい音楽知識も皆無な私なので、ほぼニュアンスとかで解説してくんで、そこんとこヨロシク。
1. Kingdom
DISTRESSの新章のスタートにふさわしい象徴的な楽曲ですね。
この曲を作り始めたのは2020年の5月くらいで、ちょうど1回目の自粛期間のタイミングでして、家にずっといてやる事もないし何か新しいことに挑戦したいなって思ってた時期でした。
そこで、それまで作ったことがなかったヒップホップのビートとかアーメンブレイクとか作ってみるうちに、
「あれ、これ一曲できるんじゃね?」
となり、Kingdomの制作にそのまま移っていった感じです。
アーメンブレイクってのはSlipknotのEyelessの頭とかで流れるビートね
あとこの曲の具体的なビジョンが見えて来たのは、ある日インスタの広告で
これに出会って、「あ、こんな感じの曲やりてぇ」って思ったのがデカかったな
まじインスタの広告でたまに死ぬほどイケてるバンド教えてくれるの何?
クソありがとう
あとはサビの開放感あるギターのリフとかはPolarisからヒントを受けました
かっけぇぇぇぇ〜〜〜〜
ちなみに歌詞は強者の都合の良いように物事が進む社会で弱者はどこか他人事のように声をあげることもせず、気づいた頃にはもう手遅れになってしまっている、我々日本人にとても馴染み深い状況を王国に例えて歌っています。
はい、珍しくメッセージ性のある歌詞です。
たまにはこんな歌詞も良いかなぁとか思って書きました。
まぁ皮肉にもこのご時世にぴったりな一曲に仕上がりました。
2. Living now
この曲はポップで自然に体が動いちゃう曲が欲しいなぁと思い作り始めました。
確か制作時にはDon Brocoをめちゃくちゃ聞いていて、彼らのエッセンスがだいぶ感じられるかと思います。
ドラムとか特に。。。
彼らのMV全部凝ってて面白いから、映画好きな人とかオススメよ
あとは完全にEMAROSAの影響がデカいすね
クソ無骨な格好で超絶ポップス歌っちゃうの最高〜
歌詞も曲調に合わせて明るめな、今日も頑張ろうぜ的なことを歌ってます
ちなみにゆうやのお気に入りはこの曲らしいよ
3. Need out
はい来た神曲。
マジで一番好き。先行で配信しようか悩んだくらい好き。
Linkin ParkとかKornとか、あの2000年代の青緑っぽいNu-Metalな感じを出そうとエンジニアと割とこだわってRECしました。
わかる?この青緑な感じ。
大好きなんよ
曲はBoston Manorと愛してやまないBMTHのミックスみたいな、ただの俺得ソングです。
確かこの曲作り始めた頃にStranger Thingsにぶちハマりしてて、劇中で流れる80年代っぽいシンセのサウンドに興味が湧いて、その音を探すところからこの曲は出来ていきました。
あとミックスの時に、なんか頭のギターとヴォーカルだけのところが物足りんなぁってなって、最初街の雑踏の音を重ねたり鳥のさえずりを重ねたり、割と全部いい感じになっちゃうからどれにしようかみんなで悩んでた時に、「保育園の雰囲気.mp4」みたいな名前のファイルをエンジニアのきょーちゃんがみっけてきて、結果あの冒頭の幼女が何か叫ぶ不気味なイントロが完成しました。
きょーちゃん、グッジョブ。
絶対にあの方がいい。
あとラスサビ後のストリングスね。
マジであれはできた時鳥肌たったよね。
説得力が違う。
歌詞の内容的にはざっくりいうと失恋ソングで、それでも人生は進んでいくよみたいな事言ってます。
ちなみに「Need out」なんて言葉はありません。
デモ聞かせた時にハガレン大好きなゆうやが「コーラスのとこニーナって叫びたいから、なんかそれっぽく聞こえるワードにしよ」って言ったのがきっかけで色々考えた結果これになりました。
完全に後付けですけど「もう必要じゃない、、必要じゃないもん、、、うぅ、、、」みたいな強がったニュアンスが込められています。
ハガレンまたネトフリで見れるようにならんかな。
4. New days
これはもう完全に
これ。
確かこれはゆうやが加入する前に作った曲で、めちゃくちゃブリティッシュなジメジメしたロックがやりたくて作りました。
で、彼が加入した時にそれまでにあったほぼ全ての曲にシンセパートを付け足さなくてはいけなくなって、より壮大な作品に進化させたかったので、BMTHのオーケストラとやったライブ映像見まくって勉強しました。
勉強しましたっていうよりパクりました。
ピッタリでした。
これの歌詞は完全に失恋ソングですね。
Need outよりもガッツリ失恋ソングです。
5. 表裏二体
いつまでやってんねんでお馴染み表裏二体。
やらないライブがないでお馴染み表裏二体。
こちら高2の時に、友達何人かとツイッターで部活関連の愚痴を書き込んでいたのが顧問にバレてこっぴどく叱られた出来事から作られた曲です。
思想と行動が完全に乖離している様を「表裏一体」をもじって「表裏二体」と言っています。
ちなみにこの歌詞は当時のボーカルの子が書いたので、詳しいことは彼に聞いてください。おそらくこの認識で合ってるはずです。
ベースから曲が始まるアイデアとか全体的な構成などは当時めちゃくちゃ聞いていたKOMの影響がデカいかと思います。
マジ曲全部キャッチーで大好き。
6. NANANA
御察しの通り、RECで一番楽しかったんはこれ撮ってる時でした。
特にガヤ入れマジで楽しかったなぁ、永遠NANANAのRECやっときたい
ちなみにしゅんちゃんともっちーのお気に入りはこれらしいです。
まぁあんな自由にソロ叩いてて気に入ってなかったら怖すぎるけど。
これも高2の時に作ったライブで絶対盛り上がるキラーチューン
実はゆうやが入ってから「なんかサビだけビミョい」という理由でサビのメロディと歌詞をガッツリ変えて、更にパーティー感がアップしました。
この曲のキャッチーでバカみたいに明るい感じはZebraheadの影響がデカいですね
マッティ抜けたんまだちょっとショックやな。。。
あとはまぁ
これの影響ですわな
サビのバックで流れてるサックスは高校の時の友達の勇に頼んで吹いてもらいました。
あのサックスのおかげで一気に西海岸感満載なサウンドになったので非常に満足です。
ちなみにNANANAの歌詞を記載しなかった理由は、マジで内容がしょうもなさ過ぎて書いててクソ恥ずかしくなってきたからです。
までもノリと勢いで楽しむタイプの曲なのである程度耳コピしてライブで一緒に歌ってくれたら最高です。
そんな聴き込まなくても特に何も言ってないので大丈夫ですよ。ほんと。。。
マジで出来が良すぎるので配信してもよかったんですが、わざわざCDを買ってくれた皆さんにわかりやすく感謝の気持ちを表すために、この曲はCD限定とさせていただきました。
CD買ってくれたみんな、本当にありがとう
まだ持ってない人は是非ライブに来て手に入れて確認してみてくださいね
7. ???
シークレットボーナストラックですね
ガヤ入れの時にきょーちゃんが勝手に撮ってました
DISTRESSのRECはずっとあんな調子です
いかにボケを仕掛けて全員を笑い転がし、翌日の腹筋と表情筋に筋肉痛をもたらせられるか、それだけを考えてエンジニア含め全員毎回本気でRECに挑んでいます。
その結果生まれたのがこの最高すぎるepというわけです。
音源は偶然の産物、あくまでもあの何にも変えられない空間が我々には重要なのです。
もはや我々の生活にはあの最高に楽しい現場が月一以上で必要であることが今回のRECで重々確認できたので、近いうちに開催しようと予定しております。
その際、また何か生み出すことができればまた皆さんにご報告いたしますので、それまで今回のepを全パートコピーできるようになるまで聴きこんでおいてください。
明日の話題は見つかりましたか?
まだ見つかっていないという方は、他の記事も見たほうがいいですね。
最後まで見てくれたあなたが大好きです。
それでは!
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