超重戦車マウス(Maus)はどのような戦車だったのか【ガルパン/ガールズ&パンツァー】
■超重戦車マウスはどのような戦車だったのか
超重戦車マウス(Maus)は、第二次世界大戦中にドイツで設計された非常に大型の戦車です。以下はその特徴です。
重さとサイズ:
マウスの重さは約188トンで、史上最大級の戦車です。これにより、非常に分厚い装甲を備えることが可能になりましたが、その大きさと重量のため、移動速度は非常に遅く、機動性に欠けていました。
装甲:
前面装甲は約200mm(20cm)、側面装甲も厚く、従来の対戦車兵器では貫通が困難でした。このため、敵の攻撃に対して非常に高い防御力を持っていました。
※20cmの厚みのあるもの比較:マットレス、ベッド
火力:
主砲には128mm KwK 44 L/55という強力な対戦車砲が搭載されており、重装甲の敵戦車に対しても効果的でした。また、75mmの副砲も搭載していました。
エンジンと機動性:
その重量のため、エンジンの出力が不足しており、最大速度は時速20km程度と非常に遅かったです。橋を渡ることが難しく、川などを越える場合は渡河装置が必要でした。
※自転車の速度が公道で20~30km程度なので自転車以下の速度です😣
運用状況:
超重戦車マウスは、戦場に投入されることなく、終戦時点で2両のプロトタイプのみが製造されました。ドイツの敗北により量産は中止されましたが、製造された車両の一部はソ連軍に捕獲されました。
※実戦に参加した試作2号車も、機関の不調のため乗員によって爆破、放棄されている😣
マウスは、その巨大さや重装甲から戦場での有効性に疑問が残り、戦術的には成功しなかったものの、技術的な挑戦として注目されている戦車です。
■超重戦車マウス(Maus)のマウスという名前の意味はどこからきてる
超重戦車マウス(Maus)の「マウス」という名前は、ドイツ語で「ネズミ」🐭を意味します。この名前は、巨大で重厚な戦車に対して非常に小さく繊細な「ネズミ」という単語を使うことで、皮肉やユーモアの意味を込めたものだと考えられています。
戦車の設計者であるフェルディナント・ポルシェ博士が命名したとされており、彼の意図もこのユーモラスな対比を表していた可能性があります。Mausはその巨大さに反して、名前は小さな生き物を表しており、特にナチスドイツのプロパガンダや技術開発において、こうしたユーモアはしばしば見られました。
ちなみに戦後、ソ連が鹵獲した1号車と2号車を組み合わせて走行可能なマウスを再現、現在もクビンカ戦車博物館で展示されている。
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