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「止まない雨はない」

「止まない雨はない」、って、よく言いますよね
 確かにその通りだな、って、思います。
 そのとおりなんだけど…、って話です。

永遠に降り続く雨なんてない

「大丈夫だよ、今は辛いかもしれないけど、止まない雨はないんだから。きっと、いつか、いいことがあるよ。」

 何かに落ち込んでいる時、辛い時、こう言って、励ましてくれる事がよくあります。

 確かに、その通りだよなぁ、と思います。

例えば、出掛けようと、外に出たとします。シトシトと、冷たい雨が降っています。
 きっと、多くの人は、
「ああ、やだなぁ、雨降ってるなぁ。。」
 と、少し嫌な気持ちになることでしょう。少し落ち込むかもしれません。(もしかしたら、雨が好きだって人もいるかも知れませんが…。)

 出掛けようとして、雨が降っていたからと言って、

「あぁ、雨が降っている…。この雨が永遠に止まなかったらどうしよう…。自分は永遠にこの冷たい雨にうたれ続けなければならないのだろうか…。」

と、思う人はいないでしょう。それほど深く、落ち込んだりはしないはずです。

例え、何か辛いことがあったとしても、雨が永遠に降り続く事がないのと同じ様に、永遠にその辛いことが続くわけではない。
永遠に続くと思うなんて、そんな事で深く落ち込むなんて、きっと愚かしいことだよ、と、そういう事だと思います。


とは、言うものの

そう、とは、言うものの、なのです。 
この雨がいつかは止むことなんて、重々承知しているのです。

重々承知した上で、今、この雨が、辛いのです。

今、この雨にうたれることが耐え難いのです。
今、この雨が冷たすぎで、この雨は永遠に降り続くんではないか、なんて、あり得ないことも考えてしまうのです。

それに、いつか止む雨だとしても、何度も何度も、冷たい雨にうたれていると、きっと、身体も心も、冷えきってしまいます。繰り返し、繰り返し、雨に打たれることで、身体も心も壊れてしまいそうになるのです。

しかし、雨は避けることができません。
どんな人にも、冷たい雨は、降り注ぎます。
僕の様に、パニック障害やメンタル疾患を患っている人は、そうでない人よりも、冷たい雨に打たれる機会が、少し、多いかもしれませんね。

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雨を防ぐ何かを…

雨よ降るな、と願っても、てるてる坊主をぶら下げても、結局、雨は降ってきます。
雨を降らせない事ができないなら、降り注ぐ雨から身を守る何かを用意するしかないですよね。

傘を指すか、雨合羽を着るか…。

ある人にとっては、傘の代わりになるものが、薬だったり、あるいは、好きな香りとか、もしくは、音楽やゲームだったりするのかも知れません

家族や恋人が、一緒に雨宿りをしてくれる、頼もしい存在だ、という人もいるかもしれませんね。

そういう自分も、なかなか、良い傘を見つけられずにいます。ただ、冷たい雨に打たれることしかできない、そんな時もあります。

自分にとって、雨をしのげる何かを見つけられると良いんですけど。


最後に

結局、何だかんだ言っても、

「止まない雨はないんだ。」

そう、信じられることが、いちばん、自分を助けることになるのかもなぁ、と思います。

僕は、強い不安に襲われたりした時は、Twitterにその時の気持ちを投稿したりします。
誰かしら反応してくれて、リプをくれたりします。
リプに返事をしていると、少し気が紛れたりします。

不安な気持ちになった時に、文字を打つという行為は、気を紛らわせるのには良いかもしれません。

後は、雨上がりを信じて待つことしかできませんが。

皆さんは、どんな傘を持ってるでしょうか。
どうやって、どんな気持ちで冷たい雨を乗り切っているのでしょう?

機会があれば、教えてもらいたいな、と、思います。

それでは、また。

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