卵巣嚢腫の入院話（持って行ったもの・前編）
2022年8月末、卵巣嚢腫で手術＋1週間弱ほど入院していました。
体験談……は（需要ある気もするけど）ネットに転がっているので、今回は、自問自答的……というか、「そんな短期入院のためにいらないグッズとか買いたくないんだよな（そんなこと言っている場合か？）」的に、そこそこ自我と自意識のある女子が短期の入院をする際に持っていったほうが良かったものについて振り返ろうと思います。
いわゆる「一般的な入院」に持って行った方がいいもの、あると便利だよ〜なものは（延長コードとか、暇つぶしグッズとか、カトラリー周りの話とか）、こちらもググれば出てくると思うのでそちらを参照ください。
※個人的にTwitterで聞いていただいても勿論大丈夫です！（後半でちょっと書くかも）
だが、まず初めに……
みんな！！！！！健康診断行こうな！！！！
健康診断というか、婦人科検診受けて！！！
サラリーマンなので毎年会社の健康診断は受けますが、健康診断じゃわからないんですよねえ。ピルを飲んでいると、定期的にエコーチェックはあると思うので、それでもいいと思います。あとは、自治体の子宮頸がん検診で、一緒にエコーしてもらうとか……。
わたしは2年ぶりに今年の3月にエコーを受けて卵巣嚢腫が発覚しました。ただ当時は3センチ台で様子見だったんですが、あれよあれよと大きくなり、6月に手術を検討する6センチを越えたことで、8月に手術になったという次第。
いやもう手術受けることになってからのバッタバタと言ったら……。これだけで記事書けます。ほんと理解のある職場で良かったです。
ちょうど今夏クールでやっているドラマ「石子と羽男」でも、石子ちゃん卵巣嚢腫になっていましたね。それくらい普通にあるんだよなって思いながら見ていました。わたしは手術をしましたが、症状や年齢などで、手術ではなく薬で小さくするという手法もあります。
この記事には全く関係ないですが、今までふ〜〜〜んぐらいで思っていた中村倫也にこのドラマでグラグラ来ています。羽男の台詞回しが好きすぎる。（それは中村倫也ではなく、羽男にグラグラ来ているのでは？）
入院スペック＆スケジュール
都内某所のいわゆる大病院（初診NG系）で、5泊6日の旅程でした。
入院スペック
・感染症の影響で、面会NG。付き添いも入退院時に一人のみ。
・入院中は、病棟からの移動禁止。（フロア内しか動けない……）
2日に1回、コンビニの移動販売がありました。
・術後まで個室を希望。術後から、婦人科病棟の大部屋（四人部屋）に移動しました。
個室は高階層の診療科に関係のない個室に入りました
大部屋と個室との差分は、トイレと洗面台が部屋共用かどうか、カトラリーの有無、テレビと冷蔵庫が無料（かつイヤホンなしでもOK）、Wi-Fiが24時間使えるなど。全身麻酔があるなら術前は個室が安全だと思う。（同じ手術受けるとしたら、安心を取ってまた個室にすると思う）
・術式は腹腔鏡手術。（お臍＋下腹部に、幅１センチ程度の穴を計4箇所開けるもの）負担が少なくて回復早め、と言われている。
入院スケジュール
1日目：11時入院。個室。かなりフリー。シャワーもOK。
2日目：手術日。個室。朝から点滴。当日2件目のオペだった。
13時前に呼ばれて、部屋に戻ってきたのは16時過ぎ。翌朝までベッド上安静。物理的に安静にせざるを得ない。（チューブ祭りである）
3日目：10時に個室→大部屋に移動。広げに広げた荷物を自分でまとめて、歩いて移動できるあたりかなり優等生だった。基本的には（動ける限りにおいて）自由行動。ただ、点滴祭り。お風呂（シャワー）NG。
4日目：お風呂解禁！（感涙）
5日目：朝、点滴終了！静脈カテーテル外してもらう。
6日目：10時に退院。お疲れ様でした〜〜！
持って行ったもの
ようやく本編です。荷物はキャリーケースに入れて持っていきました。
一応ファッションアカウントｶｯｺｶﾘなので、服から。
・服装
行った服で帰ってきました。
服装はゆるっとしたワンピースがおすすめ。着るのに面倒くさくない。1枚で済む（場所を取らない）。お腹周りフリー。
簡易クローゼット的なものは大部屋にも個室にもあって、ハンガーも備え付けられていたのでそれにずっとかけっぱなしにしていました。わたしは制服か？ってぐらい着倒しているポールスミスのワンピースにしました。
・入院着
いわゆるパジャマ。
わたしは持ち込まず、全日程レンタルにしました。タオル（バス・フェイス）とセットで1日500円だったかな。
レンタルだと、ガウンタイプとパジャマタイプどちらも選べるし（ただ、手術日だけはガウンタイプじゃないとNG）、汗かいたら着替え放題なのが良い。素材はパリッと糊の効いた感じのコットン。
結構汗もかくし、お風呂入れない時間もあるし、術前・術後ともに服を汚す可能性はある＆自分で洗濯できないので（ランドリーに降りれない）、1週程度だったらレンタルで良かったなと思っています。
他の患者さんは……まあみなさん結構自前のものをお召しだったかなあという印象。24時間その服を着ることになるので、お気に入りのものがある人は持って行ってもいいと思います。（わたしはパジャマにこだわりがないニンゲン）
・下着
基本ベッドの上にずっといる、けれども、回診もあったりするし（特にガウンは……）、少しはフロアうろうろするし、ずっとノーブラというわけにもいかず。でも普段の旅行と違って、いつものワイヤーブラ＆ショーツというのもな……ノンワイヤーがいいよな……ということで、悩ましい下着問題（わたしだけか？）。
洗濯不可の5泊の旅行に耐えうるには、「おうち用のブラ」は数が足りないので、買い足すことにしました。そこに颯爽と現れる救世主・ユニクロのマメコラボ！！！
しかもショーツもセット、入院終わってからもニコニコ着用できる！最高！
あとは、家でも使っているワコールのGOCOCiを持っていきました。寝てもズレないし、可愛い。
ショーツですが、傷口の位置が絶妙で、術後を踏まえると結構難しい。
ハイウエストのものがおすすめとネットで見かけたのですが、枚数考えると買い足しに踏ん切れず……。結局手持ち＋ユニクロマメコラボで乗り切りました。
ローライズのものがギリギリ傷口に触れない感じ。レギュラー（リブタイプ）のものは、おへそと傷口の間に履き口が来ました。でも気にしなかった。
ショーツは汚す可能性があるので（再）、旅程＋1枚程度予備があるといいと思います。術後は血も出る（ナプキン装着する）ので、サニタリーショーツもあると安心かも。なくてもなんとかなるけどね！
今振り返れば、最悪洗面台やお風呂で洗って干しておけたのでは？と思いますけどね。旅行と違って入院で、なかなかそのメンタルを前提としてプランに組み込むのは難しい。それにわたしは、「結果として」術後の朝から普通に歩けてしまった女なだけなので……。
・靴
転倒防止の観点から、フラットで、グリップが効いて、踵を含めて足を覆う、紐ではない靴が必要です。クロックスはNG。サンダルもNG。スニーカーもNG。む、むずかしい〜〜〜〜！！！
条件に合う靴は何一つ持っていないので、買いました。売店でそれっぽい靴を売っていましたが、入院終わった瞬間にゴミ箱に行くのが火を見るより明らかすぎて妥協できなかった。
ほんと紐じゃないっていうのが最高に難しかったです。要はスリッポンなので、候補はVANS・CONVERSあたりを見に行ったのですが、終わった後も履くかな〜どうかな〜と思いながら新宿を彷徨い（そもそもスリッポン履かないので解像度が低い）、行き着いたのは、オニツカタイガー。MEXICO66にスリッポンがある！！！決まり！！！！
オニツカタイガー、ローテクスニーカーの中では結構手に取る率が高くて、過去何足か持っていました。何より軽くて細身なのがいいんですよね。旅行に最適。
一つ反省するとしたら、踵踏めるタイプのものもあったんだけど、そっちにした方がよかったかもしれない。へろへろで歩くことも覚束ない時＆トイレに行くたびに1日に何回も脱ぎ履きすることを踏まえると、踵が踏めるということの誘惑はなかなか抗い難いものがあります。
最近よく見かける、ポリウレタンっぽい感じの足にフィットする靴も良さそうだけど、新宿行脚では良さそうなものを見つけられなかった。
色は、憧れのキル・ビルモデルにするか悩みました。（が、今回も挫折ッ）
お散歩の時に、今も履いています。九分丈のパンツで履くと上履き感が出てしまうのが悩み。（スカートはとてもいい感じにカジュアルダウンできます）
3000字越えているので、一旦前編としてここまでにします！
後編は、スキンケア周りの話をしようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？