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5か月前に産まれた娘が、出ていった話。

昨年の秋に、有精卵を温めてヒヨコを孵しました。

それはそれは感動的な孵化で私にとっても子どもたちにとっても忘れられない出来事だったわけですが、、、

うさぎ用のゲージで飼っているとどんどん大きくなり、天井に頭がついちゃったり、水飲みシーンで水しぶきをまき散らしたり、コケコッコーと元気な声で鳴くようになってきたので、当初の予定通り我々が通っている、森の中にある親子で通う幼稚園のニワトリ小屋にお引越しをすることになりました。

合流初日は、先住の雌鶏を威嚇し、つつき、とさかから血が滲んでしまいました。
『うちの娘が申し訳ありませんでした』と、菓子折りを持って謝罪に行かなくてはいけないほどの、暴れっぷりで、興奮して手が付けられませんでした。
胸のあたりの羽を大きく膨らませ、身体を大きく見せていました。
羽をバタつかせ、全身で怒っているアピールをしていました。

さすがに初日から、先住鶏と一緒にするのは危険と思い、スタッフが小屋の中で仕切りを作ってくれて、家庭内別居状態の同居生活がスタートしました。

登園すると、まず、うちのヒヨッ娘(もう完全に成鶏だけど)にきざみ小松菜を差し入れし、先輩たちとうまくやっているか確認する日々。

数日で、どうやら、かなり馴染んでくれたみたいです。

園舎に入ろうとニワトリ小屋を離れると、けたたましい声でコケコッコーと叫ぶところを見ると、私と息子に一緒に遊んでほしいのか、この小屋は嫌だ、家に連れて帰ってほしい!と言っているのかは、確認する術がありません。

一方、我が家では、リビングにウサギ用のゲージを置いていたため、そのゲージとヒヨッ娘がいなくなると、ヒヨッ娘ロスに陥りました。
帰宅しても非常に静かで、寂しいのです。
独特の鶏糞臭の残り香が、余計に寂しさを増長させ、
「ヒヨッ娘、今頃、寒くないかな~」
「姉さんたちとケンカしてないかな~」と、夕食の話題でさえずっとヒヨッ娘のことでした。

先日より春休みが始まって、幼稚園もお休みになりましたが、本日大好物のきざみ小松菜を持って、面会に行きました。

そこには我々が心配するまでもなく、随分穏やかに過ごす鶏たちの姿がありました。
家庭内別居用のコンパネもずれており、姉さんたちのスペースにも自由に行き来できるようになっていました。

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そこで、気が付いてしまったのです。
うちで生まれたヒヨッ娘って、、、もしかして、もしかすると、オスかもw

あれ?小さい時に蹴爪がないからメスだね~と詳しい人に言われて以来、ずっとメスだと思っていたのですが、、、
種類が違うので、単純な比較はできないのだけれど、そういえば威嚇してる時の迫力とか、コケコッコーにカラスのカァカァ~という鳴き声を掛け合わせたような叫び声。

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とさかは小さいけど、目つきは鋭いし、線が細くて大きい。コケコッコーって怒るし、やっぱり、オスかな~蹴爪がないから、メスかなー。

他のメスたちは、もっとふっくらしていて小さいようで、卵を産むか産まないかで最終判断するしかないようです。

オスであれメスであれ、うちのひよっ娘が、やっぱり一番かわいいです。

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