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男性のダメなところを教えてくれた、ダメな男

noteを始めて10日目です。
社会人になりたての頃に少しだけ付き合っていた彼がいたのだが、今日はその彼の話を。
20年以上前の話なので、もう時効だろうか。時効であってほしい。

当時勤めていた会社の出入りの業者だった彼。
年上で既婚者だったにも関わらず、なぜか猛烈にアプローチをされ、いわゆる不倫の恋のスタートとなった。
私は、その頃はまだ未熟で「不倫はいけません!」という倫理観を持ち合わせてはいなかった。大人びた彼に憧れていたのだと思う。
今なら言える!「NO!」と。その男も男なら、それに引っかかる私も私である。

付き合い始めて数か月で、彼は転勤になり遠距離生活がスタート。
私は転勤先へ飛行機に乗って会いに行ったこともあったが、北海道から静岡は遠すぎて、2回目に行った時に、地元に好きな人ができたと言って別れた。ような記憶がある。
本当に私に好きな人ができたかどうかは、よく覚えていない。

だが、彼が私に教えてくれたことで、今でも忘れられないことが一つだけある。
それは、これから私が他の男性と出会って付き合ったり結婚したりする中で、20年以上経った現在に至るまで、男性選びの基準になる教えとなったのだ。

不倫している男が言っていたことなので、信じるか信じないかは自由だが、少なくとも私は、多くの場合にこの「仮説」というか「教え」が当てはまると思っている。

【ダメ男の教え】
男性には多かれ少なかれ、下記の3つのうち必ずいずれかの悪いクセがある。
その3つとは、金、酒、女。よく聞くフレーズではあるかな。
1つしか当てはまらない場合もあるが、全部当てはまる場合もあるようだ。
どういうことか詳しく説明する。
① 金グセタイプ
借金をしたり、ギャンブルをしたり、ゲームなどに課金しすぎたり、会社のお金を横領したりである。
② 酒グセタイプ
酒を飲んで暴れる、飲み過ぎて病気になる、アル中など。
③ 女グセタイプ
浮気をする、痴漢をする、ストーカー、下着を盗むなど。

混合というか合併タイプもある
④ 金・女グセタイプ
風俗嬢にはまる、援助交際、愛人を囲う、買春しに海外へ行くなど
⑤ 金・酒グセタイプ
飲み会のお代を奢る、高い酒を飲む、飲み代をツケでためるなど。
⑥ 女・酒・金グセタイプ(全合併型)
ホステスにつぎ込み過ぎるなど

その彼は、「どんなに素敵でいい男に出会ったと思っても、必ず何かは少しでも当てはまる」と言い切った。
その証拠に、自分自身のクセは③の「女」だとも。確かに!
そして、そのクセは、一生治らないと思った方がいいとのこと。
酒も飲まないし真面目に働いてギャンブルもしないが、絶賛不倫中。
確かにおっしゃる通りである。
私も私。感心していないで、そんな不倫男なんて直ぐに別れればいいのに、妙な説得力だったことをはっきり覚えている。

例として私のまわりの男性を見渡してみよう。

・父の場合、「酒」だろう。大腸がんが肝臓に転移し、60代前半で他界した。
毎晩欠かさず晩酌していて、暴れることはなかったが、酔いつぶれてそのまま寝ちゃうことはよくあった。今思えば、母は毎晩酒と肴を用意して、酔いつぶれられてお世話が大変だったと思う。
それ以外は、とてもまじめな人だったので父と娘の関係も良好だった。

・兄の場合、「金」だろうか。ギャンブル好きで、パチンコと競馬が好きらしい。
が、今のところは自分の稼ぎの範囲内でやっているので、独身貴族の趣味の範囲と言える。
だが、もし結婚を考えるような女性ができたら「その日はイベントなので早朝から並びます!」なんて言ってみろ、絶対フラれるぞ~

・元夫の場合、「酒・女」合併タイプ。
真面目な公務員でスポーツマンだったが、お酒も好きで、風俗好きで、浮気もしていた。明るい未来を描けなかったため、5年で離婚。

・現夫の場合、「金」タイプ。
スマホの請求額が高額で、何かに課金しているようだ。お酒は飲めないし、真面目に働く夫なので、今のところスマホ課金は許容範囲であるが、これが借金してまでヤル感じになってくると非常に困る。

・姉の夫(義兄)の場合、「酒」タイプ。
真面目な公務員で育メンでとても優しいが、家でお酒を大量に飲むようだ。きれいな飲み方なので問題なさそうだが、肝臓の数値が異常値らしい。みんなに好かれている義兄、姉は飲み過ぎる義兄に怒っているようである。くれぐれもお身体お大事に!

他にも、あの人は、、、と、思い返すと、確かにどれかに当てはまる。
元夫の兄(元義兄)もそうだ。我々が離婚する際、「風俗はいいが、浮気はダメだ!」と謎の持論で、元夫の浮気を知ってしまった私の肩を持ってくれた。しかし私は知っている、元義兄の趣味は風俗通いであることを。


この「男のクセ」について教えてくれた不倫の彼は、私に何を伝えたかったのかというと、その悪いクセをわかった上で、それが許容できる範囲なのかを見極めるのが大事であるということ。
今後、私に好きな人ができたり、結婚したりする時に、絶対に役に立つから覚えておいてほしいと。
はい!おかげ様ですごく、すでに20年以上役に立ってますよ、この教えだけは。

多少ならお酒も致し方ない、風俗もたまには悪くない、ストレス発散に買い物したっていいし、くらいに許容範囲を広めに、ゆったり大きく構えていれば、家庭内は平和なのかな。とも思う。

以上、ダメな男が教えてくれた、ためになるお話でした。

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