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リモ宅記録簿 Vo,03/1 『リズムは♪基礎のなぁ~』の巻

リモート宅録の記録簿 第03回/1曲目

さ、やっとドラムとベースを入れる段になりました
レコーディングのセオリーとして
やはり楽曲のリズム体であるこの2つからですよね
これが入っていれば他の楽器は迷うことなく
スムースに録音を進める事が出来ます
では先ずドラムのレコーディングからです

ドラム録り

ドラムの録り方は色々ありますが
今回は(いや、ずっとかも)マイク2本だけで録ります
ちゃんとした(?)レコーディングの場合
スネア 1タム 2タム フロア キック
あとオーバートップ2本 ハイハット1本
などなど全部に専用マイクを設置する場合があります
微調整も効きますがその分手間も増えます
今回は男らしく2本だけでビシッと録りますよ!
よしろーの希望はマイク1本録りだったんですが
どーしてもキックが弱くなってしまうので
2本録り!

先ず最初の1本目は
叩く人の頭上にコンデンサーマイクをセッティング
この位置はドラマーが聴いている音ですね
コンデンサーマイクというのは電源が必要なマイクの事で
簡単に言うと
比較的繊細な音が録れるちょっといいマイクです
2万円程度のものから100万円ぐらいするものもあります
今回使用したのは買った時4万円ぐらいの(安)ものです
これでドラム全体の音と部屋鳴りなんかも少し録ります
部屋鳴りってのは叩いたドラムの音が壁や天井に反射して
再び帰ってくる音の事です
石造りの巨大な教会と木と紙でできた日本家屋では
響きが大きく変わりますが
その場所や音の雰囲気を録る事が出来る訳です
コンデンサーマイクはそういったセッティングも可能なのです

そしてもう1本はキック専用にダイナミックマイク
SHURE SM-58で拾います
SHURE SM-58とはプロアマ問わず一番使われている
1万円ぐらいのとてもポピュラーなマイクです
🎤←絵文字でも出て来るくらい
マイクと言えばコレという皆もよく目にするやつです
本当はキック(低音)用のマイクがあればいいのですが
ないのでしょうがないので58ゴッパーを使います

録音方法

録音はPCに取り込む形でやります
昔はテープに録っていたんです
8トラックとか24トラックとか
アナログの時代はもちろん
デジタルになってもデジタル信号をテープに録ってました
なのでそのテープを送ったりしない限り
今回の企画のような遠距離リモート宅録
なーんて当然できっこなかった訳です
今我々は時代と技術の恩恵を授かってリモ宅してるのです

ま そんな古い話は良しとして・・
どんな機材をどんな風にセッティングしているかを
以下の図で示します

宅録の概要図
実際の出力はPCからオーディオインターフェースに戻って
オーディオインターフェースからされます

この様に大変簡単な仕組みであります
マイク(楽器など)で拾った音声を
オーディオインターフェイスへ送り
アナログからデジタル変換して
PCのDAWと言われるソフトで録音しているだけです
DAW(Digital Audio Workstation)は録音もできますが
PCに入っているソフトシンセという音源を使って
1曲を仕上げる事も出来る便利ツールです
僕はLogic Pro Xというのを使ってます
安くて色々互換も良くなんせ音色が豊富なので
とりあえず別途に音源を買い足す必要がない
これは非常にありがたい訳です

実録り

んで 昔取った杵柄ということで僕が叩いて録りました
それがこれ(一部のみ)

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十分でしょ?
マイク2本録りを馬鹿にしちゃいけません
敢えて難を言えばモノラルだってところでしょうか
でも大抵ドラムはセンターですし
今回の楽曲のイメージならこれで十分です
録り音自体はホント問題ありません
ま ドラマーの腕もいいんですけどね(Gahahahaha!)

ベース録り

ベースを弾くのはよしろーです
録音されたドラム音源を聴きながらベースを録ります
打ち込みとはノリが違うので
仮オケのテイクは使わん!
と宣言した翌日にはベース音源を送ってきました
さすがだね

さてよしろーが弾くということで
ベースは京都で宅録しました
正直言いまして
よしろーがどんな状態で録っているのか
僕は全然知りません
録った音源が送られてきて
それを聴いて問題なければOKです
思ったものができれば良いので
こうしなきゃいけないというのはありません
では早速聴いてみましょう!

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ベースだけの演奏を聴くことってないでしょ?
聴き慣れないとこれがいいのか悪いのか
なかなか分かりにくいと思います
なのでドラムとベースを合わせて聴いてみましょう

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イェ~ィ
ひとつの楽器だけではなんだかよく分からなかったものが
こうして合わさるとコンビネーションが生まれ
まるで鼓動が脈打ち温かな血が巡り出す様です
音楽って素晴らしい!

次回予告

土台作りはこれでOKです
ここからどんどん音楽らしくなっていきますよ
次回はバッキングギターを入れて
和音感と楽曲の基本抑揚を植え付けていきましょう
と言いたいところですが
次は歌詞を確認していきましょうか
歌詞はメロディーに引けを取らぬ楽曲の花形
音楽として唯一具体的なイメージを伝えられるパートです
そこんとこを意識して作っていきましょうか
さてさてどーなることか
乞うご期待!