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【"変化"して生き残る】2023明治安田生命J1リーグ第15節 セレッソ大阪 vs 横浜FC マッチプレビュー
こんばんは。Masyuです。
ミッドウィークのFC東京戦では勝利にこそ届かなかったものの、今まで燻っていた控え選手たちの状態の良さが伝わってくる良い試合でした。
チーム内競争力の高まりも予感させる試合でしたが、3試合ぶりのホームで勝利を掴み取れるでしょうか。
〈注意〉
本ページの内容(特に戦術)は全て筆者の主観によるものです。その正確性についてはご了承ください。
◆対戦相手:今季の横浜FC
順位:16位
勝ち点:12(14試合3勝3分8敗)
12得点31失点
直近3戦の成績:
J1⑬ vs柏(A) ○1-0
J1⑭ vs川崎(H) ○2-1
LC vs広島(H) ○1-0
4月までリーグ戦10試合3分7敗の勝ち点3で最下位に沈んでおり、「今年はウチは降格はしないよ(=横浜FCで降格の一枠は決まり)」と他サポに揶揄されていましたが、5月に入りリーグ戦3勝1敗とV字回復。
5月で積み上げた勝ち点だけで見れば神戸やマリノス、セレッソ、札幌のような中上位陣と同じだけの成績を残しています。
リーグの順位もガンバ大阪、湘南ベルマーレを躱し、残留圏の16位まで浮上してきました。
■何が変わった?
横浜FCは何を変えて劇的な改善を実現したのでしょうか。
スタッツで見ていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685072706037-TSY3FesdGM.png?width=800)
青文字が大きく現象している値
この中でも特出している変化が
ボール支配率→53.4%(リーグ6位)から41.4%(リーグ18位)に
クリア数→20.6(リーグ12位)から28.5(リーグ1位)に
スプリント数→126.3(リーグ12位)から140.25(リーグ3位タイ)に
あたりかと思います。
極端に保持型のチームから非保持でより鋭さを発揮するチームに変わったことがわかりますし、カウンターのスピードで仕留めていくスタイルを志向していることがわかります。
それにしてもスタイルを全くの別物にしてすぐ結果が出てくるからスゴいですね。戦術を人に当てはめていくことも大事ですが、人に合わせて戦術を選ぶ大切さも実感できます。
◆予想スタメン
![](https://assets.st-note.com/img/1685083078890-OZ87mVezHL.png?width=800)
■セレッソ大阪
注目はルヴァンで活躍した面々がどこまで絡んでくるかというところ。
鈴木・喜田・松田・カピシャーバ・阪田・上門などが挙げられる中で特にカピシャーバの先発起用を望む声が多そうではあります。
カピシャーバについては圧倒的な攻撃性能と献身的な守備意識が魅力な選手ですが、守備については人に行く意識が非常に強く、スペースを消しながらプレスに行ったり、スペースを消すことで相手の選択肢を減らす、といった部分はまだまだ理解が浅いように見えます。
よって、現状維持のメンバーと予想しますが、数週間前とは違い、どのポジションも安泰なところはなくなり、スタメンを確認するのが楽しみです。
■横浜FC
前節は大黒柱のユーリ・ララとエースの小川が出場停止で欠場していました。それでも川崎に勝つんだからスゴい…。
その2名が先発に復帰し、残りは前節と同じメンバーと予想しました。
◆「山根永遠」という男
高校生時代はサンフレッチェ広島ユースに在籍し、3年次にはプレミアリーグWESTで12得点を決めて得点王に輝くもトップ昇格は叶わず、舩木らとともにセレッソ大阪に2017年に加入しました。
★2017ルーキー組(6人)
セレッソ大阪U-18組:森下怜哉(現・愛媛FC) 舩木翔 斧澤隼輝(現・FCティアモ枚方)
ユース組:山根永遠(現・横浜FC)
高校組:茂木秀(現・FC岐阜) 大山武蔵(現・カターレ富山)
大学組:山内寛史(現・FC岐阜)
U-23チームが2016年に設立されたことも大きく影響し、最終的に2021年までセレッソに籍を置いたものの3年間のレンタル移籍もあり、トップチームでの出場はおろか、ベンチ入りすらないまま退団に至ってしまいました。
とはいえ、当時のセレッソサポーター(特にU-23を応援していらした方)の山根永遠に対する印象は恐らく悪いものではないはずで、彼の明るいキャラクターと胸がスカッとするようなゴールの数々に期待を抱いていたはずです。
永遠太鼓叩きだしたwwwwww
— 三代目仮面ライダーヨシゼイド|৺ ৺| (@c_r_z_y_o_s_h_i) December 2, 2018
みんなでウィアセレする中、安藤くんはやはり悔しさを感じる……
来年やり返そう!!!#cerezo pic.twitter.com/dWgb2Lgsw4
(筆者の山根永遠のイメージはこれ。)
現在、彼は2017年に「プレミアリーグWEST得点王」という肩書からイメージしていたようなストライカーではなく、サイドを走り倒し、粘り強く守備をするダイナモとしてプロの世界で生き残っています。
トップチームを出場0で去った若者が6年の時と様々な出会いを経て、敵としてかつてのホーム、長居に帰ってきます。
いい試合をして、試合後には「このクラブをプロの入り口として選んでよかった。」と少しでも思ってもらえたらいいなと思いますし、サポーターとしてそのような応援ができれば嬉しく思います。
そして、セレッソの皆さんへ
— 山根永遠 (@towayamane) December 28, 2020
本当にラストチャンスだと思って
覚悟を持って水戸に行きます。
僕を待ってくれてる人たちのためにも
結果で応えたいと思います。
これからも応援お願いします。 pic.twitter.com/ByZSCuwkdS
セレッソ大阪の関係者の方々
サポーターの皆さんへ。
本当に5年間
ありがとうございました。
コメントにもありましたが
サンフレでプロになれなくて
拾ってもらえたおかげで
僕は今プレーできています。
チームからは離れますが
これからも応援してくれたら
嬉しく思います。
レンタル移籍ばかりで
チームに貢献できなかったのが
唯一の後悔です。
群馬行っても頑張ります。
本当にお世話になりました。
#セレッソ大阪
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