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VRサイクリングZWIFTー導入編

ステイホームのさなか、巣籠もり消費の一環として、エアロバイクとGoogleストリートビューで日本縦断というnote記事を見て心惹かれた。うちにも固定式でタイヤドライブの「クラシックトレーナー」があるので、40年来の愛車Amanda、小金井時代のファストラナーに跨って走り回れるかなと夢想した。技術的に手間がかかりそうだったのでそのままにしていたが、今年はツールの前座をバーチャルにZWIFTでやるという話しを耳にした。あとになって確認すると、日本縦断の元記事にもZWIFTのことが触れられていた。行きつけのショップでもZWIFT云々と掲示や立ち話が聞こえてきた。

たまたまスマホをサイコン化するのにWAHOOのスピード、ケイデンスセンサーを持っていたので、今はなきものにされたアームストロングゆかりで17年前に求めたCycleOps(現Saris)のマグニートにセンサー付きのロードを固定し、外使いでも大丈夫そうなThinkpadでウインドウズ版のZWIFTアプリを立ち上げ、自転車前の台に乗せるとBluetoothですぐセンサーを認識してくれた。今朝ははじめてイベントにも参加した。2000人近い参加者のほとんどが日本人で、バーレーンジャージの新城せんし(選手)も参加していたらしい、弱ペダ映画化記念の1時間ライドだ。自転車走行を記録するGPSアプリのStravaと連携しておいたら、ZWIFTのバーチャルライドもあっさりアクティビティに出てきた。今日は雨中のリアルライドと合わせて100km走行になるよう、夜中に平坦で10km程度のZWIFTワールドのサイクリングルートも回った。

1週間の無料体験+25kmを終え、また1週間後に無料体験できるようだが、体験終了後は日本円だと税抜1500円で月契約できるようなので、US15ドルより得だし入ってしまった。こういうのもニューノーマルなのかもしれないが、梅雨時だし手持ち機器だけの初期投資なしで満足できるVRライドが体験できるとは思わなかった。デジタル広告としてのARからはじまり、VR観光の是非やMR(複合現実)、これらの総称XRのことなど、関心もあって、表参道や池袋など、体験スペースに行ったり、見かけると近寄ったりしていたが、我が家にゴーグル型以上のVRがやってくる日がこんなに早く来るとは。

ルートによる傾斜負荷未対応のクラシックトレーナーだし、通信遅延もあり、パソコン画面のアバターとリアルに走りが反映しているわけではないが、後輪の代わりに取り付けてセンサーいらずでコース傾斜によって負荷が変わる「スマートトレーナー」を買ってしまう日が来るのだろうか。バーチャルツールのネット動画では、負荷対応のクラシックトレーナーもあり、以前から慣れている固定式ローラー台を使ったり、業務用扇風機を前から当てて走行感を高めている様子も見られた。スピードによって風量が変わるスマートファンもあるらしい(WAHOO KICKR HEADWIND)。同じ会社で後輪の負荷を変えるだけでなく、前輪を坂道の傾斜によって上下させる機器もあるようだ(KICKR CLIMB)。スマートトレーナーと3点まとめて少なくとも高級ロードフレーム分くらいにはなりそうだ。

仲間うちでズイズイ言っていたら、環境構築簡単ですか?と聞かれたので、一番簡単なのは、自転車を6000円くらいのローラー台かスピニングスタンド(ミノウラSS-700)で固定し、スマホかノートパソコンにセンサー(スピード、ケイデンス)でBluetooth接続すれば、と答えた。センサーはCateyeのは専用で使えないので、レザインとかワフーとか一体型でANT+通信もできるのが5000円以内で見つかればいいし、Bluetoothのみなら3000円くらいであるようだと補足した。スピニングスタンドよりもちろんアナログでも負荷がかかるローラー台がよいに決まっているが、三本ローラーでZWIFTをやれるほどバランス感覚に自信はない。

梅雨が明けて周辺の用水路やサイクリングロードへ漕ぎ出せるようになったら廃れてしまうか、家内のYoutubeヨガのようにスポーツクラブ要らずにまで定着するか、年内くらいは会員でいてみようか。これも新常態。

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