ワイン醸造はじめました。(ただし畑はスマートフォンに限る)
みなさん、こんばんわ。3000円ワインの民、ますたやです。
いよいよソムリエ・ワインエキスパート呼称の試験が、来週にせまってきましたね。今年受験されるみなさんにおかれましては、追い込みの時期をお過ごしかと思います。
なにを隠そうわたくしますたやも、目下ワインエキスパート二次試験に向けてお勉強中。二次はテイスティング試験なので、いったん「おいしいワイン」を封印し、「スタンダードなワイン」を飲んで、せっせと舌を鍛える日々・・・
これはこれで、もちろんおいしい。おいしい、んですが、大好きな3000円ワインの飲めぬ毎日を、日々悶々とすごしております…
さて、そんななか、ますたの立ち耳に向けて、こんなニュースが飛び込んできました。
ワイン醸造のシミュレーションゲーム、HUNDRED DAYS、満を持して日本語版リリース!!
その名も『醸造物語』!
・・・え、なんかパクr・・・ ? いや、影響を受けたんだ。きっとそうだ。
▶ 疑惑の神ゲー
どうやらこのゲーム、その名の通り、葡萄を育ててワインが醸造できるみたいなんです。
どういうこと?
ということで、早速ダウンロードして、ワイン醸造をはじめてみることにしました。
ちなみにこちら650円の買い切りで、その後の課金はないようです。ほっ
主人公はとある女性。毎日会社で自分をすり減らしていた彼女のもとに、一通の手紙が届きます。
そこには、ある場所でワインの醸造をやってみないか、という、切実な願いがつづられていたのでした――
やってきました。ここが彼女の農園、『ますたやWINERY』です。
ほう、畑がある。気のいいおじさんが挨拶をしてくれますが、果たしてわたしなんかに、ワイン造りなんてできるんでしょうか。
ゲームの内容としては比較的シンプル。中心にある「作業スペース」に「カード」で指示される区画を並べて行くだけ。みなさんご存知ですかね、”ブロックス” の要領です。
この作業スペースが埋まってしまうと、次の作業をはじめることができません。つまり、お金を稼いで「作業スペース」を広げていくことが、ひとつの大きな目標になります。作業スペースが広くなれば、当然できあがるワインの本数も増えます。そうすると入って来るお金も増えますよね。そんな風に、だんだん事業を拡大していくのです。
ワイナリーですから、敷地内には醸造所もあります。かっこいい。ここで醸造をしていくのですが、これも基本的には、「カード」で指示される区画を、「作業スペース」へとあてはめていく作業です。ふむふむ。あとは、指定の日にちが自動的に進んで、ミッションクリアとなれば、次のステージのカード指示があらわれる、というわけ。
・・・ちょっとわかりにくいので、この辺は飛ばしてください。確かに、そもそもちょっと、わかりにくさはありそうです。ゲームの実際の ”やり方” 自体はシンプルなのですが、そういう意味では「やりながら慣れて行く」タイプのゲームですね。といっても、取り返しのつかない失敗もそう起きなさそうなので(ワインの質が今年は落ちる、とかはあります)、ある程度失敗もしつつ、修正していく系のシミュレーションゲームな感じです。
追記(10/15):どうやら「借金」をして、指定ターン数以内に返済できない場合、問答無用でゲームオーバーになるらしいです。おお怖、なんだその社会の厳しさ…!ご利用は、計画的に。
追記(10/16):シャルドネの種とシャルドネ作付け用の畑を買ったのに、延々とバルベーラしか醸造されないのなんで??と思っていたら、畑の購入時点で「バルベーラ」を選択していた模様。ますたやWINERY、ただいまバルベーラ特化型ワイナリーとなっております。(ニッチ)
追記(10/17):畑に植えた葡萄の種類は、のちにトラクターで変更できる様子。ようやくバルベーラ特化型のワイナリーから、ネッビオーロやシャルドネを生産しております。試験が終わったら、マロラクティック発酵をするんだ…!
ちなみにこの主人公、ワイン造りはおろか、葡萄栽培もまっさらはじめてです。だからこうして、いろんな人が手助けに来てくれるんですが・・・
「なぜこんなに厳しいんですか? 私の高校時代の数学の先生でさえ、あなたよりも親切でしたよ」
こんな感じで、必ずしも相性の合うひとばかりではない様子。イタリアンブラックジョークを交えつつ交わされる会話のなかで、複雑な人間模様が描かれていきます。前途多難。
そうこうしているうちに、ついにますたやWINERYのファーストビンテージができあがります!!おお、いつのまに!
その名も・・・ますたやバルベーラ 2021 2021!
あーーーー惜しい!ダブル年号!おしい!
そう来たか、ビンテージはワイン名に入れなくても、プログラム上で設定されてるのか!ふ~~ 初心者やりがちミスぅ!っていうか、初見殺しィ!
ちょっとテンションが高いのは、ワインができてうれしいからです。自分の畑の葡萄を収穫し、自分で作った、はじめてのワイン…!
できあがったワインは、こうして消費者から買い付けのオーダーが入ります。
自分が作ったワインを買ってもらえるのって、やっぱりうれしいですね。大手のスーパーさんや飲食店からの大ロット買い付けももちろんうれしいけれど、個人で1本買ってくださる、その心意気もすごくうれしい。
一方で、まだ初年度なのでおいしくできていないことも、醸造家ますたやは重々承知なのです。お願いです、どうかこのワインだけで評価を決めないでください…!来年はきっと、もっとおいしくなりますから…!
そんな風に祈りつつ、売り上げグラフを見守る日々が続きます。
ストーリが進むと、
ほかにもさまざまな個性豊かなキャラクターに出会っていきます。
みんなどことなく日本語が怪しいですが、それはまあ、ご愛敬。
アヒルも来ます。自然豊か。
新聞に取り上げられたり、ポッドキャストに出演してみたり、黒い陰謀がちらついたり・・・
とんとん拍子に進むわけではないワイナリー経営。それでも、真摯に葡萄に向き合い、管理の質をあげ、そして翌年のワインのできを楽しみにする。そんな地味な日々が、今まさにはじまりを告げたのでした。
試験前なのに。(現実逃避)
というわけで、こちら醸造物語。日本語訳がちょっと愛らしいところ、慣れないイタリアンジョークが連発されるところ、チュートリアルが分かりにくいところ、ステータスが多くて混乱しやすいところ・・・などなど、まあまあ洋ゲーあるある満載なゲームではありますが、
ちょっとした醸造家気分を味わえる、ニッチなゲームとしておすすめです。
・・・いったい、誰ねらいでリリースされたゲームなんだ。
アタシか?
それでは、現実逃避にnoteをのぞいておられるソムリエ、ワインエキスパート受験者のみなさん(わたしと一緒です、握手)、のこりのあと数日も、がんばっていきましょう!
試験が終わったら、たくさん3000円ワイン飲むんだ…!
日記はここで終わっている――
とならないよう、わたしも最後までがんばります。ますたやでした♪
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ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。現在は夫婦そろって、2021年ワインエキスパートの二次試験に向けて勉強中です。はやくおいしいワインが飲みたい!
twitter:@3000wine_tami
Instagram:@3000wine_no_tami
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