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2023年5月│3000円ワインまとめ

さて、過ごしやすかった5月も終わりゆき、梅雨の足音が聞こえるどころか梅雨入りしちゃった全国のみなさん。今月も #3000円ワイン 、飲んでますか。

5月。率直に申し上げて、忙しかったです。(でしょうね)

なんとなく勘づいてくださっている方もいると思いますが、ますたやって、こう見えてひとりしかいないんですよね………

本当はふたりくらいますたやがいるんじゃないかと思うほど、あっちこっちに顔を出していたますたや。じゃあなにを削っていたかというと、3000円ワインを削っていました。あろうことか!

今月に飲めた3000円ワインは4本。先月うっかり8本飲んでいたので、急に半分になりました。

まあ、夫がメルボルンからハンドキャリーしてきたメルボルンワインを飲んでたので、実はよう考えたら先月とおなじくらい飲んでるんじゃないか説もあるんですが(現地価格は対象外)、そういう細かいことはいいんですよ。忙しかったってことにしといてください。かっこいいから。

というわけで、6月もいろいろと楽しい企画が待っております。心身の健康に気をつけつつ、引き続き駆け抜けてまいりたいと思います!

いや~、それにしてもまじで健康は大事。ほんとに。これはちょっとホントに、もろもろ気を付けます。途中結構息切れしてました。単純に疲れです

わたし、生まれたときからずっと「楽しすぎる」と「疲れすぎる」を行ったり来たりしてるんだけど、みんな一体どうやって生きてるんだろう。「楽しすぎないようにする」とか、どう考えてもできないんだけど…?(休みましょう)


シャトー・スミス・オー・ラフィット/レ・オード・スミス・ロゼ 2021[¥3500]

カベルネ・ソーヴィニヨン70%/メルロー30%

今夜はグラーヴ格付け、シャトー・スミス・オー・ラフィット!の、ロゼワインで乾杯♡(※ノン格付け)格付けのセカンドとか、格付けワイナリーが別の国で造るワインとか、そういう泊の付いたワイン………好きです、わたし。

揚餃子や油淋鶏を買ってきた夜に「こりゃロゼだなぁ」というわけでいただいたのですが、チェリーやショートケーキのようなふわっとした香りからは想像つかない、ひとくちめの、面食らうような酸にびっくり。なるほどそう来たか…!

これはロゼというよりも「上質な白ワイン」。そこはかとなく漂う、エレガントな品格。貴族生まれの少女がこれから大人になっていく、そのあいだに一瞬だけ咲く花――温度があがるにつれ、最初の香りに出ていた果実感が出てきて、ますます綺麗なバランスになっていきます。

ロゼらしいかといわれると、むしろシャープでキリッとした表情のクールさこそが魅力。純粋にワインとしてのクォリティを感じる、高貴なワインでした。そうかこういうロゼもあるのか🌹

ところでいつもワインボトルの撮影を忘れがちなのですが、ロゼを美しく見せるための透明ガラス瓶、飲み切って撮るとただの空き瓶感がすごい…次からは飲む前に撮ります…(フラグ)

ベルマドール/モナストレル クリアンサ[¥3000ちょっと]

スペインワインは美味いをまた確実にしてくれた1本。品種の「モナストレル(ムールヴェードル)」ってブレンド品種の印象が強いけど、単体でもこんな最強ワインになるんだ…?!👀✨

濃い果実味にバニラのような樽香、そしてアルコール度は、まさかの15%シェリーかよ…!😂なのに、酸がきれ〜〜いに伸びるから、まったく15%なんて感じない軽やかさ。

こちらのワイン、大丸さんの直輸入モノ。ちょうど自分のワイナリーの催事期間中に仕事でもないのに顔を出し、いつもの彼女から購入しました🙌ちなみに夫の感想は「おっ!彼女いいワイン紹介してくれるやん!」でした、なに目線だよ😂

遊ぶように仕事して、仕事するように本気で遊ぶ。そんなふざけた生き方ができるのも、わたしの生きる世界が優しいから。ひとに恵まれすぎてて泣ける。みんなたぶん、人間8 回目くらいなんでしょ(わたしは1回目)

ファミーユ・ベルエ/イルレギー・ルージュ・エリ・ミナ 2017[¥3950]

今夜はイルレギーのルージュ、カベルネ・フラン100%で乾杯🥂少し前に飲んだイルレギブランはふっくら系でしたが、こちらは「ザ☆エレガンツ」。シャープな酸と繊細な果実味が、透明感を演出しています。

よくいえばキレイ型、率直にいうとシンプル。ロワール(シノン)のカベルネ・フランとはまた違う、上品系のしあがり。後半はやや角がまろくなってバランスが整っていったので、1日置くともう少し変わるのかも🍷

わたしがほそぼそと働いてる病院の院長から、なんとラギオールのソムリエナイフのプレゼントが。ふつうこれってレストランを卒業するときにシェフソムリエからいただくものでは??普段飲んでるワインより高いわ…!と思いつつありがたく頂戴しました🤲

ワイン、がんばってね!という思いのこもったプレゼント。全然違う職種なのに、わたしの夢を応援してくれる。泣ける。わたしの周りにはほんとに人間8回目くらいのひとしかいない🥺新しい道も、がんばります。

ところで、副院長からのプレゼントも、ソムリエナイフでした。…………いや話し合えや!!!😂(仲良しで愛しい仕事場です♡)

ヘフリン/ミュラー・トゥルガウ 2020[¥3663(税抜)]

ドイツのミュラー・トゥルガウで乾杯🥂香りは控えめで、見た目も穏やか。くちに含むとドイツらしい高い酸が楽しめるけれど、それもどちらかというと「強すぎない」雰囲気。後半のほんのりとした苦味が、グレープフルーツを想起させます。

言ってしまえば、なんだか一見「地味」。なんだけど、それこそが個性であって、愛らしいところ。後半になるにつれてふんわり出てくる蜜感にも、キュンと胸をつかまれます。

和食にあわせるワインとしては、広く相性がよさそうなこの子。これを買ったワイナックスさんでは「インポートするときに、寿司に合うワインを入れてる」という、嘘か真か絶妙に悩ましいコメントをいただきました😂

貝のお寿司って、普段はあまり手が伸びないんだけど、コリコリ感とじゅわっとした後味が抜群に相性よくて、気づけばするする飲んでしまう…!
ふるさと納税でもらったサーモントラウトのマリネとも相性抜群。醤油系の味付けで、完全ハッピーナイトがしあがったのでした🌙

というわけで、5月もたいへんに美味しい月間でした!

いや~、楽しかった。楽しすぎた。待ってろよ、楽しすぎる6月~~~~ッ!!!

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワイン好きが高じて、2023年3月から都内のワイナリーで働きはじめました。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得し、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中。

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