憧れの、ラングルチーズのシャンパーニュがけ（ただしシャンパーニュではない）〈スペイン／カヴァ〉
さてこのたび、ワイン検定の第1回を開講させていただき、見事受講生のみなさんに合格していただきました🌸（おめでとうございます！）
▶ ますたや家では第１回となる、ワイン検定開催の記事はこちら。
検定日はきっと緊張することも、そしてしゃべり倒して疲れるだろうことも、ある程度予測していたますたや家。
そんな夜に、なにを準備しておくか。
泡でしょ。
ということで、こんな記念すべき夜に選んだ3000円ワインは、シャンパーニュ！……と言いたいところをぐっとこらえ、おいしいCAVAにお越しいただきました！泣いてなんかない！
カバ グラン レセルバ マス・デ・モニストロル 2012 ［ 3630円 ］
＜ワインdata＞
国：スペイン 種類：泡 品種：チャレッロ／マカベオ／パレリャーダ／シャルドネ ヴィンテージ：2012 生産者：マス・デ・モニストロル インポーター：株式会社 稲葉
＜バランス＞
酸味★★★☆☆ 糖度：★★☆☆☆ 香り：★★★★☆
さてこちらのワイン。生産者はマス・デ・モニストロルですが、我が家では通称「MM（エムエム）」と呼ばれております。もうＭＭで覚えちゃって、とっさに出てこない。以降、MMで行きます。
以前、こちらのＭＭのリーズナブルラインをいただいたことがあります。おいしいんですよね～、コスパがいいんですよ。わりとカヴァ全体に言えることですが、気楽に飲める値段なのにちゃんとしてるといいますか。
そのとき以来、ＭＭのことは信用しています。シンプルに好きです。好きカヴァ。
それでいて1000円台前半というのが最高で、食事に合うコスパカヴァ！
今回は「ちょっと頑張った日」の夜にいただくということで、以前いただいたMMよりもちょっと格上の、グランレゼルバをいただいてきました。
「グランレゼルバ」の規定のひとつは、熟成期間が30か月以上あることです。さらにこちらのMMグランレゼルバは、38か月の熟成を経ているそう。
いわゆる「シャンパーニュ」のノンヴィンテージの最低熟成期間が15か月、ヴィンテージつきでも36か月ですので、あのシャンパーニュ（の規定）よりも長く熟成してる泡なんだ…！と思うと、なんていうか、ちょっとお高級な気持ちになるじゃないですか🥰 気分って大事…！！
そもそもこのＭＭは2012ヴィンテージなので、結果10年の熟成を経ています。熟成のシャンパーニュなんてほら、めったに飲めないから。カヴァあたりで手を打っておきたいわけですよ、庶民としては。
しかもですね、さすがスペイン。なんたって樹齢が長い。こちらのワインにはシャルドネが使われているのですが、なんと樹齢90年ですってよ奥さん…！長老様じゃん…！
樹齢が高いと実がすくなくなるので、その分ひとつぶひとつぶの凝縮度があがると言われています。
わたしこの、長い樹齢のワイン大好きなんですよね～！よく「ヴィエイユ・ヴィーニュ（V.V.）」と呼ばれますが、ぎゅっと凝縮してて、輪郭がまろやかなワインが多いイメージがあります。全然「枯れた」感じじゃないんですよね、むしろもっとむっちりした感じ。
樹齢20年でも「V.V.」を付けちゃうことがあるそうなので、それから考えても樹齢90年はなかなかの長老です。
MMのVV、ますます楽しみになってきました。
ということで、まずは外観から行ってみましょう。
うーーーむ、ゴールド。これは「黄金色がかった」と言いたい色合いです。美しい。
しかも、若いぴっちぴちライトゴールドではなく、ちょっとシックな、マット系ゴールドとでも言いましょうか。そんな風格を感じます。ほらやっぱ、10年熟成のMMのVVだからさ。
グラスに鼻をちかづけると、まず白い花みたいな華やかな香りがふわあっと広がります。おいしそう。期待している果物のフルーティさももちろん感じますが、意外と爽やかな感じもあって、華やかなわりに、なんていうかとっつきやすい印象です。
お味もまさにそんな感じ。最初は厚みのある花とフルーツみたいな感じがあって、ジューシーさが広がります。でも後味は案外ドライで、わりと親近感を感じるまとまり。ほうほう！
塩味をけっこう感じたので、食事に断然あわせやすかったです。これはうれしい。ふんわりとした甘やかさも感じましたが、あくまでドライなのでグラスが軽やかに進んでいきます。困ったな。
熟成とV.V.による「厚み」は、どちらかというと「華のような香り」に集約されていて、飲み口はジュージーかつミネラリー、ドライな仕上がりのおいしいカヴァ！って感じでした。うん、おいしかった。
これね、温度があがるにつれてどんどんおいしくなっていったんですよ。V.V.の真価が、クレッシェンド的にあらわれてくるわけです。
ああ～、飲み終わり頃がいちばんおいしいなんてズルい…！また飲みたくなるじゃないか、ズルいぞMMのVV…！！
そうか今わたし、No.26051を飲んでるんだ…！（特に意味はないけど）
ところで今回この泡を飲むときに、実はひとつやってみたかったことがあったんです。
それが、「ラングルチーズのシャンパーニュがけ」。
ラングルはシャンパーニュ地方で造られるチーズで、上部が凹んだ独特の形をしています。そこにシャンパーニュをそそいで熟成させるのが、地元流！（らしい！）
ということで、たまたまうちにラングルが丸っとありまして、やってみようじゃないか！と相成りました。
せっかくこんなお高級な気持ちになってますし、徹底的にやってやろうじゃないか！と。
その動画が、こちらです。
おおぉ～、これがシャンパーニュ流……！
ま、注いだのは、カヴァなんですけど・・・・・・
ということで、とてもお高級な気持ちで夜を過ごし、大満足で眠りについたのでした。ぐっすり眠って、翌日すっきり！
3000円台で手に入るお高級な気分。頑張った夜には、ちょっと贅沢してもいいじゃない？😋🍷
それでは、ここまでお読みいただいてありがとうございました♪ また次の #ワ活 か、 #3000円ワイン でお会いしましょう！3000円ワインの民、ますたやでした(^○^) は～～今日は休肝日！お高級な思い出とともに、あしたのワインについて瞑想します！
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■ ますたやとは：
関東在住の30代、3000円ワインの民（たみ）。ワインは週に約5本（休肝日2日）。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。夫はワイン検定講師もつとめています。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ～！
twitter：@3000wine_tami
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