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音楽とドイツワインな週末 ~ゆううんフェス!にいってきました~

こんばんは。3000円ワインの民、ますたやです(^O^)

日々、心を凪にして勤労にいそしむますたやですが、それもこれも、立派な国民として納税の義務を果たすため。こと酒税に関しては、可能な限りアグレッシブに納めていきたいと考えています。

いかがでしょうか。みなさんも、アグレッシブ納税、してますか。

アグレッシブ納税に必要なのは、なによりも行動力と決断力です。

ワイン、と聞けば現地に飛び、悩むまえにクレジットカードを差し出す。この、シームレスかつスピーディな行動力と決断力、これこそがますたやの日々のアグレッシブ納税を可能にしている原動力であります。

さて、そんなアグレッシブ納税活動の一環として、この週末はドイツワインのイベントに参加してまいりました。

それが、こちら。題して、舌で聴け!耳で味わえ!ゆううんフェス!

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さて、みなさん。

ドイツ、そしてドイツワインに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

ドイツの人口は、欧州のなかではロシアに次ぐ第2位。GDPは2位のイギリスを大きく離し、ヨーロッパ諸国のなかでもぶっちぎりの1位を走っています。

ワイン造りに関しても歴史は古く、そのはじまりは古代ローマの時代までさかのぼることができます。そして、なんといっても世界一のワイン国、フランスのお隣に位置しているドイツ。葡萄畑は土壌が大事ですから、フランスのお隣であるドイツで造られるワインは、さぞかし立派な ”旧世界” のワインとして、確固たる地位を築いているに違いない!・・・と、思いきや。

ドイツワイン。なんというか彼らは、ワイン界のなかではどうにも地味・・・というか、ずいぶん控えめな存在として、扱われていることが多いようなのです。

そもそも、ワインの生産量からして世界第10位。これだけ存在感のある国にも関わらず、かなり控えめな生産量です。

実はドイツの北側は、緯度的に葡萄の栽培限界(北限)に達しています。要するに、葡萄にとっては寒すぎるんですね。もともとビールの消費量が高い国ということもあり、ワインを主飲料として飲む人口も多くなかったのかもしれません。さらに、かつて「甘口高級ワイン」の生産が重視されていたドイツ、”おいしいワイン” を求めると必然的に値段があがり、一般消費者のもとには ”おいしいワイン” が行きわたりにくかった、のかもしれません。

あとね、名前がよくないんじゃないかな。

シュペートブルグンダー、クヴァリテーツヴァイン、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アムトリッヒェ・プリューフヌマー、シュロス・アップフュルング・・・・

覚えられないし、噛みそうだし、とりあえず強そうやな、っていう・・・

葡萄畑をどうにかするまえに、たぶん、名付けのセンスをどうにかしたほうがいい。

ちなみにますたや、シュペートブルグンダーを覚えたとき、このおもしろ単語を使いたくてしょうがなくなったので、近所のワインショップで「もしかしてこれって、シュペートブルグンダ―ですか?(^O^)」って聞いたんですよね。ワインラバールーキーあるあるですよ。覚えた単語を言いたくなるやつ。ソムリエも笑って付き合ってくれたんで、調子に乗って3回くらい重ねたあたりで、「うん、シュペートブルグンダーでは、ない」と、かなり明瞭な声質で言われました。ごめんなさい。

でも、言いたくなりますよねぇ・・・ええい食らえ!必殺!!シュペートブルグンダー!!!!(ほら)


だいぶ話がそれました。(シュペートブルグンダーのせい)

そんなわけで、ワイン界のなかではだいぶ地味・・・ではなくて、控えめな存在感のドイツワイン。でも、わたくしますたや、実はちょっと判官びいきなとこがありまして。ドイツワイン、そういう意味でもけっこう、好きなんですよ。覚えにくいけど。

かつて、「極甘口白ワインの国」として世界中でブイブイ言わせたドイツ。甘ければ甘いほど、格付けが上なのもおもしろいですよね。寒い地域のために葡萄の成熟度があがりにくく、甘いワインが貴重だった、ということのようなのですが、

たぶんドイツ人・・・ 甘いもの、好きなんじゃないかな・・・

ぐいっとビールを飲み、ジューシーなソーセージを食べ、口直しにあまーいトロッケンベーレンアウスレーゼを飲む。

するとまたビールが欲しくなるので、ソーセージを食べて、あまーいトロッケンベーレンアウスレーゼを飲むーー

ビール、ソーセージ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、ビール、ソーセージ、トロッケンベーレンアウスレーゼ・・・やばい、カロリーが輪廻している。ドイツは輪廻の国なのか…!


ちなみに現在、ドイツワインの生産量の6割強ほどは、辛口だと言われています。世界を席巻している、ドライですっきりとしたワインを求める旋風は、かつての甘口大国、ドイツにも吹き荒れているわけです。

でもですね。ドイツワインって、なんだか隠し切れないほんのりとした甘みがあるんですよ。その不器用さが、また愛おしいんですよね。

まじめにトロッケン(辛口)を作っているつもりなのに、知らず知らず自分の好みに寄って甘くなっちゃった、みたいな。隠すからこそにじみ出る本音、みたいなものが感じられる気がするんです。なんていうんだろう、意図しない本心が混ざり込んじゃう感じ。ゴツいコワモテのおじさんが、コンビニ裏でのらねこを撫でているのをうっかり見ちゃったみたいな、そんなギャップ萌えを感じるところも、ドイツワインの愛らしいところだと思っています。


さて、そんなドイツワインのフェスがあるとますたやが知ったのは、今年の春のことでした。おのれの行動力と判断力をフルに使って即納税したのですが、その後緊急事態宣言の発令で一度延期となっています。実は今回も直前に会場の変更があるなど、運営のみなさんはかなり大変だったようなのですが、とにもかくにもカラッと晴れた日曜の午後、無事に!開催されることとなったのでした。拍手!

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▶会場のイベントスペース。このあたり一帯は旧線路沿いの開発地域となっており、とてもおしゃれな雰囲気。街ゆくひともみんなおしゃれ。素敵。

入口ではこんな風に、ワインをグラスで提供してくださいます。もちろん、すべてドイツワイン。え~~、うれしい。思わず頬がほころんじゃう^^

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グラスに注がれたドイツワインを握りしめて会場に入ると、そこには素敵なワインと音楽の空間が広がっていました。

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▶シルヴァーナーと、音楽。

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▶シュペートブルグンダーと、音楽。

さらにはとっても美味しいお料理の提供もあったりして、

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心もお腹も満たされた、素敵な週末となったのでした。

は~、うれしい。本当に、うれしい。こうして外でワインが飲めるようになったことが、本当にしあわせです。ちょっと考えると、泣いてしまう。

どうかこの暖かな春の木漏れ日のような日々が、この先もできるだけ長く、続いてくれますように・・・

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▶ゆううん赤坂さんだけで聴けるという、特別編成のONLISTさん。『Tomorrow/Annie』の歌唱に、どうしようもなく涙がこぼれます。あしたは、来る…


満たされた心で会場をあとにしたますたやは、ぶらぶらと下北沢を散歩し、ビールを飲み、天ぷらを食べ、

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▶たまにはビールも飲みます。うまい。

家についたときにはなぜかジョージアのワインを1本つれて帰ってきていたのでした。おぬし、いつのまに・・・(いつもの手癖)


それではみなさんも週末の納税を楽しみにしつつ、勤労の日々をお送りくださいませ! ここまでお読みくださってありがとうございました♪

また、次の3000円ワインでお会いしましょう!ますたやでした(^○^)

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ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。現在は夫婦そろって、2021年ワインエキスパートの結果待ちです。はやくおいしいワインが飲みたい!

twitter:@3000wine_tami
Instagram:@3000wine_no_tami

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