9月入学について

9月入学について議論が高まっています。

10年ほど前から9月入学の話はあちこちで聞くようにはなっていましたが、現実的な話として受け取っている方は皆無でした。

ある方が最大の理由は抒情的なもので、桜で卒業・入学を迎えたいというのが最大の理由とおっしゃっていました。

桜は稲作文化を象徴する花ではありますので、やはり特別な花なのでしょう。
「さくら」の「さ」は「田んぼの神様」、「くら」は「いる場所」「家」と言われています。田んぼの神様が桜に降りてきて、田植えの準備の合図を与えるということですよね。

ところが実際、私が育った四国では、卒業式では桜はまだ咲いていない、入学式では桜は散っていることが多く、桜と入学式・卒業式がつながりません。

東北でも桜が咲くのは5月だったりします。

新型コロナ以前に9月入学の議論が起こったのは、大学生に加えて、高校生の留学が増えてきているからでしょう。

もし9月入学に移行するなら、相当に入念な計画と準備が必要となります。
しかし、大学入試改革の変更・変更先送りの混乱は記憶に新しいところです。十分な時間があっても、もはやこの国には満足な教育改革を行う能力は期待できません。


時間があったとしても、まともに9月入学制度に移行できないのであれば、これを機会に強引な9月入学にシステム変更もありではないかと思います。

のんびりやってると利権利権で改革がねじ曲がりそうで、、、


本日 私のクラスのオンラインホームルームで「9月入学」について話し合いをしました。

どちらがよいか手を挙げさせたところ19対12で9月入学派が多数派でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?